2003/06/20 「流れに掉さす」とは?

「流れに棹(さお)さす」_今ではほとんど使われないいい方ではあります。が、これの正確な意味はご存知でしょうか?

今日の日経新聞一面には、このほど文化庁が行った「国語に関する世論調査」に関する記事が載っています。気になるのは、逆の意味で使っている人が半数以上いた、と書いていることです。

この調査は、全国の16歳以上の男女3000人を対象に実施されたもので、その内の2200人(73%)が調査に応じ、昨年の11月、12月に個別の面接が行われたとのことです。

冒頭にも書きました「流れに掉さす」ですが、私も恥ずかしながら逆の意味だと思っていました。「流れに棹をさすんだから、せっかくの流れを止めてしまうことかなぁ、、、」などとぼんやり考えていました。

2003/06/19 牛腸茂雄展

昨日は梅雨空の下、展覧会を一つ見てきました。

今回私が見た展覧会は、現在、東京・北の丸公園東京国立近代美術館で開催中の「地平線の夢・昭和10年代の幻想絵画」(2003年6月3日~7月21日)であり、同時開催中の「牛腸茂雄展」です。これに当館の所蔵作品を展示した「近代日本の美術」も合わせて630円で見覧できます。美術団体の団体展の見覧料がだいたい700円前後ですから、とてもお得であると思います。

それにしても、昨日は梅雨空という天気のせいもあったのか、館内はとても空いており、展示室によっては観覧する私と監視員の女性二人しかいない状況でした。そうなりますと、作品を鑑賞する私が監視員の女性に“鑑賞”されているようで、妙に落ち着かない気分になってしまいます。

ともかくも、私は何の予備知識もないままに目的の展覧会を見たわけですが、展示室には奇妙に一致した内容の作品ばかりが展示されています。会場内に置かれた見本のカタログをパラパラとめくって納得しましたが、いずれもが有名な画家・サルバドール・ダリの影響を受けた一種幻想性を感じさせる作品群です。

2004/04/23 フェルメール作『画家のアトリエ』のある企画展

昨日は、夏到来を思わせるような暑い陽気の中、東京・上野にあります東京都美術館へ足を運んできました。現在、同美術館で開催中の企画展「フェルメール『画家のアトリエ』栄光のオランダ・フランドル絵画展」(2004年4月15日~7月4日)を見るためです。

それにしても、秋は「芸術の秋」あるいは「美術の秋」ともいわれるほど展覧会が目白押しですが、春の今頃というのも「美術の春」といってもいいほど、企画展や美術団体展が数多く開かれます。これは、寒い冬が終わり、人々が活動的になる季節に合わせてのことでしょうか。

今回の企画展での目玉は何といってもフェルメール“WebMuseum: Vermeer, Jan”)の超有名な作品『画家のアトリエ』の展示でしょう。

SNOWFALL(ヘンリー・マンシーニ)

リクエストカード(260)

種村さん、メリー・クリスマス! て、まだちょっと早いかf(^_^) でも、ま、一足早い「クリスマス特集」宛てにリクエストを“プレゼント”(?)しておきますので、もしよかったら番組でかけてください。▼私が選んだのはクリスマスの音楽ではありません。が、曲名そのままに、雪が降り続く情景を曲にしたようで、クリスマス・シーズンにも似合いそうです。関東地方に住んでいますと、ホワイト・クリスマスとは縁がありません。たしか、種村さんは、お仕事の関係で、岩手の方にもお住まいになったことがあったのでしたよね? 岩手では雪のクリスマスというのも珍しくないのでしょうね。▼岩手で私が連想するのは宮沢賢治です。賢治は自分が生まれ育った岩手を愛し、作品に登場させる理想郷に、岩手をエスペラント風にした、「イーハトーヴ」と名づけたりしていますね。▼イメージする「イーハトーヴ」。冬は厳しい冷え込みとなり、夜ともなれば、森には真っ白な雪があとからあとから降ってきます。暖かい部屋の窓から降る雪を眺めるうち、窓ガラスがくもり、指で「メリー・クリスマス!」と書いてみる_なんちて(^m^)

時間よ止まれ(矢沢永吉)

リクエストカード(259)

山本さん、こんにちは。「今年の1曲」で募集宛てでお願いします。もう、そのように一年を振り返るような時期になったのですね。▼1日は【24時間】。1年365日として計算しますと、1年で【8760時間】∑(o’д’o)! もあります。数字にしてみると、とても長くて、有意義なことにたくさん使えそうな気がします。しかし、過ぎてしまえばとても短くて、今年も残り1カ月弱です。▼そんな流れゆく「時間よ止まれ」と思うのはどんな時でしょう。想像するといろいろな局面でありそうですね。たとえば、何か危険な場面に遭遇したら、そんな風に念じてしまうかもしれません。また、自分が幸せに感じている時であれば、その時間が止まって幸せが永遠に続いて欲しい、と願うこともあるでしょう。▼今年一年を振り返って私はこの曲を選んでみました。今年の春、私は“時間を止めるられる機械”を手に入れたからです。一瞬を止めて切り取ることができるカメラです(^m^) 先日もその“機械”を持って公園へ行き、見頃となっている紅葉の一瞬を収めてきました。新しい年。幸せの「時間よ止まれ」と願いたくなるようなことがひつとでもあるといいなぁ。

番組で私のカードが紹介された部分の音声ファイル
(※私のカードを読んでくださっているのは山本由布子さんです)

ON THE BOUND(フィオナ・アップル)

リクエストカード(258)

種村さん、こんにちは。今回は「演奏時間の長い曲」宛てへのリクエストです。▼今年も「冬至」が近づき、日の暮れるのが早くなりました。私は毎日の日の出と日の入りの時刻に注目していますが、ここ数日、東京の日の入りは【午後4時28分】で静止しています。昼が長い「夏至」の頃、東京の日の出は【午前4時27分】(だったかな?)まで早くなりました。「冬至」と「夏至」の頃は、合わせ鏡のように、日の出と日の入りの時刻が重なります。日の出は今日(3日)現在【6時34分】で、こちらはあと30分ほど「冬至」を過ぎたあとも朝日が昇ってくるのが遅くなるでしょう。▼今回のテーマに、私はフィオナ・アップル2枚目のアルバムの1曲目に収録されている曲を選んでみました。これを私が買い求めたのは、ちょうど10年前の1999年12月3日。その頃のことを思い返してみますと、2000年を目の前に、「ミレニアム」といったいい方が世の中を飛び交っていたように記憶しています。10年前、どんなことをして過ごしていましたか? 曲のイントロを聴くと、私もその頃をふっと思い出すような気がします。音楽はタイムカプセル

WALTZ FOR DEBBY(ビル・エヴァンス)

リクエストカード(257)

山本さん、こんにちは。ジャズの曜日にも挑戦です。今回は「冬のJAZZ」ですね。何もわからないσ(^_^)私ですけれど、もしよかったらお願いです。▼「冬のJAZZ」。今回私が選んだ曲がこのテーマにふさわしいのかどうかわかりませんが(←おいおい。いい加減だなぁ)、まあ、手持ちのジャズのアルバムを聴いていて、「もしかしてコレ、似合っているんじゃないのぉ(;´Д`)?」と感じましたので、一応リクエストしておきます。▼曲の背景やプレイヤーなど専門的なことなどは山本さんの方でフォローお願いしますm(_ _)m ▼以下は、私がこの曲を聴いてイメージした情景を勝手気ままに綴っておきます。▼東京の表参道では、11年ぶり(だったかな?)で冬のイルミネーションが復活したそうですね。私は体験したことがありませんが、そんなイルミネーションで飾られた街中を歩くとき、こんな曲を聴いたら愉しくなりそうです。冬の夜は寒くて、吐く息は白い。その白い息の向こうに様々な色の点滅。当時3歳だった姪っ子のために作った曲だそうで、家族で光の洪水の中をある姿もイメージされたりするような曲です。

番組で私のカードが紹介された部分の音声ファイル
(※私のカードを読んでくださっているのは山本由布子さんです)

J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番 BWV1007 前奏曲(今井信子〔ヴィオラ〕)

リクエストカード(256)

種村さん、こんにちは。冬の門口に立った季節に「冬のクラシック特集」宛てにリクエストしますので、もしよかったら番組で紹介してください。▼手持ちのアルバムから、今井信子さんのヴィオラ演奏によるJ.S.バッハの曲(無伴奏チェロ組曲)を選んでみました。ヴィオラというのは、ヴァイオリンを一回り大きくしたような弦楽器ですね。大きくて厚みも増えることでか、音色の厚みも増しているような気がします。もっとも、これは素人のσ(^_^)私の勝手な印象ですが。▼バッハのこの曲は、冬をイメージして作られたものではないでしょう。それでも、気温が下がって空気がピーンと張り詰めるこれからの季節に似合いそうな気がして、今回のテーマにリクエストしてみました。葉を落とした木々を眺めながら歩くとき、こんな曲を自分の頭の中で響かせたら素敵かもしれません。▼先日(11月29日)の朝日新聞で報じられていましたが、12月から国内の航空各社は、客室に持ち込める荷物のサイズを統一し、それにより、ヴァイオリンやヴィオラなども持ち込めなくなりそう(?)とのことです。

番組で私のカードが紹介された部分の音声ファイル
(※私のカードを読んでくださっているのは種村祐美子さんです)

いい湯だな(デューク・エイセス or ザ・ドリフターズ)

リクエストカード(255)

山本さん、こんにちは。今回は「ウィンターソング特集」宛てということでお願いします。▼で、どんな曲がいいかなぁ、とあれこれ考えました。が、なかなか「これ!」という曲が浮かびません。それが、夜、お風呂に入っているときに今回のリクエスト曲を思いつきました。嘘のような、本当の話です。風呂で温まって血の巡りが良くなったせい? ▼たしか、山本さんは番組の中で「温泉が大好きです」といっていましたね? であれば、今回のテーマに打ってつけではありませんか。温泉は冬に限ったものではないですけれど、とりわけ冬に似合うような気がします。今は紅葉で赤や黄に染まる山も、もう少しすれば真っ白に雪化粧するでしょう。そんな雪景色を見ながら湯に浸かる、というのもなかなかオツですね。私はそんな経験はありませんがf(^_^) ▼今回のリクエスト曲(いい湯だな)を私はドリフターズの歌として思い出しましたが、元々はデューク・エイセスの持ち歌だそうですね。ふたつのグループでは歌詞も多少違い、登場する温泉地も、デューク版が「草津伊香保万座水上」、ドリフ版は「登別・草津・白浜別府」と共通するのは草津だけ。どちらのグループの歌でも構いません。欲張って両方かけますと、“温泉巡り”が2倍愉しめそうですけれど(^◇^;)


【番組リクエストフォームから送った追加メッセージ】:今回のリクエスト曲は、放送日が迫った昨夜になって、風呂に入って体を洗っているときに突如思いつきました。それで、このアイデアを忘れないよう、体を洗うのもそここに風呂場を飛び出した、というのは冗談ですがf(^_^)、リクエスト・カードを書きました。▼また、そのアイデアが思いついたのと同時に、リクエストの募集テーマも思いつきました。これもお風呂関連で(?)、「寒い季節に身も心もじんわり温かくなるような音楽」というのはどうでしょう? 12月分の募集テーマは既に決まっているようですので、新年の寒い時期によかったらテーマの候補のひとつにしていただけたらと思います。また、このテーマはほかの曜日でも使い回しができそうです。以上、よろしくお願いします。

番組で私のカードが紹介された部分の音声ファイル
(※私のカードを読んでくださっているのは山本由布子さんです)