甦った音声編集ソフト

ある時期から使えなくなり、もう使うことができないと一度は諦めていたものが、再び使えるようになるのは嬉しいことです。私も過去に、何度かそういう経験をしました。

本日、そんな嬉しいことが私に起きました。それを私にもたらしてくれたのは、音声編集ソフトです。

私は主に、ZOOMのレコーダーで収録した音を編集するのにそのソフトを使っています。私が通常使うのは、iZotopeのRX10 Standardです。

本ソフトの最新バージョンは11ですが、私は10で不自由していないので、今のところはバージョンアップする予定はありません。

本日の豆躊躇
iZotopeのソフトは全般的に高い価格に設定されています。私が使うRX10をRX11に40%引きでアップグレードできるキャンペーンが、2025年6月10日に始まりましたが、40%引かれても、アップグレードするだけで税込み2万340円です。仕事で使う人ならいいでしょうが、私のように趣味で遣う場合は、おいそれとはアップグレードする気になりません。仮にアップグレードしても、私は限られた機能しか使わないため、アップグレードしても恩恵を感じにくいです。そして、すぐにまた新しいバージョンになり、そこでまた新たなアップグレ-ド料金がかかるので、きりがなく感じます。 

こんなふうに、音声ファイルを編集するときはRX10 Standardを使えばいいわけですが、私には気になっていることがありました。それは、以前は使えながら、あるときを境に使えなくなってしまったソフトのことです。

M3 MicTrakがアンビエント録音には最適

本日二度目の更新になります。

前回の更新で、急に降り出した雨の音を収録したことを書きました。その録音に使ったのは、ZOOMのマイクトラックレコーダー、M3 MicTrakです。

ZOOM M3 MicTrak

メーカーとしては、ミラーレス一眼カメラや、より本格的なシネマカメラで動画を撮る人が、より良い音で音声の録音ができるようにということで本レコーダーが開発されたのかもしれません。

私は今は、ミラーレス一眼カメラを使うような本格的な動画撮影への関心が薄れています。ですから、動画撮影で使うためにM3 MicTrakを購入したわけではありません。

本レコーダーの私の購入目的は、これを単体で使い、身の周りの環境音(アンビエント)の録音には最適であろうと考えたことです。

本レコーダーにはマイクがついています。ついているのは、M/S方式のマイクです。

幸運に恵まれて録れた音

このところ、身の周りの音を収録することに関心を持っていることは、2日前の本コーナーで取り上げたばかりです。その投稿では、収録のために私の使うレコーダーが、ZOOM社製であることも書きました。

今朝も庭に出て、環境音(アンビエント)の収録をしました。今回使ったレコーダーは、フィールドレコーダーのF2です。

おとといの投稿では、オーディオテクニカ” AT9912”という小型のマイクを使ったことも書いています。

本日の録音は、そのマイクをF2につけて録音したら、どんな具合に録音ができるか確かめるのも狙いでした。

ZOOM F2にオーディオテクニカの小型マイクAT9912

庭で録るので、特別変わった音が録れるわけではありません。基本的には鳥の鳴き声が録れることがほとんどです。

8bitは256で24bitが1600万以上 32bit floatは40億以上

最近の私の関心は、身の周りの音を録音することです。

私は、写真や動画、そして音も、対象は身の周りのものが中心です。だから、写真や動画を撮るときも、音を収録するときも、家の庭に出るだけで済ますことがほとんどです。

さまざまなところへ出かけてそれらを楽しめば、それらが持つ可能性を今の数十倍、数百倍、数千倍実感できるでしょう。その可能性の追及は機会を得たときに試しましょう。

音を録るときに私が利用するのが、ZOOMのレコーダーであることは、この話題を本コーナーで取り上げるたびに書いています。

私は同社のレコーダーを3台所有しています。購入順に書き出すと、次のようになります。

ZOOM F2と付属のラベリアマイク

常識を持って使う限り32bit float録音は音割れしない

本日、ネットの動画共有サイトYouTubeで次の動画を見ました。

【ラジオ感覚でどうぞ】32bit floatにすれば”本当に”音割れしないの??

プロ用撮影機材などを扱うシステムファイブで動画を配信されている「やまもん」氏の動画です。本動画では、「音割れしない」とされている32bit floatについて、ラジオ感覚でおしゃべりされています。

私は、32bit float技術が採用されたZOOMのレコーダーを3種類所有し、用途に応じて使い分けています。

ハンディレコーダーのH1 XLRは、私が昔に購入し、使わない状態にあったコンデンサーマイクのMXL V67を使いたいというのが購入理由でした。

ZOOMのハンディレコーダー H1 XLR

使うといっても私の場合は限られた用途で、V67に向かって私が話した声を収録するだけです。そのテキストとして、本コーナーを更新するたび、冒頭部分を音訳し、それをH1 XLRで録音します。

外界の何でもない音

毎年春になると興味を持つものがあります。外界の音です。

季節に拘わらず、いつでも外界はさまざまな音で溢れています。しかし、とりわけ春になると聴こえてくる音に興味を持つのは、冬から春になり、外の世界で生きている鳥たちの声が聴こえてくるからです。

私は毎朝、自宅周辺を30分程度自転車で走ります。春になると、私の耳に、鳥たちが囀(さえず)る声が聴こえてきます。半月ほど前には、ウグイスの声を聴きました。

私の家の庭からは、まだウグイスの声があまり聴こえてきません。それが毎日聴こえるようになると、今年も春になったなと感じたりできます。

昔からそれらの音は聴いていました。外界の音を手軽に録音できるデジタルのレコーダーを購入してからは、それらの音を収録したくなります。

Davinciのマルチマージが便利

動画編集ソフトのDavinci Resolve Studioを使い、疑似夜景を作るため、Fusionページで作業をしました。

私はこのところ動画をスチル撮影の合間に撮ることはしても、撮った動画を編集することはなかったので、Davinicに触れる機会があまりありませんでした。

その間にも、Davinicがアップデートされたことを知ると、そのたびに、適用してはいました。

ただ、Davinicに触れる機会が減ったので、アップデートで新たに実装された機能はほとんど知りませんでした。

久しぶりに使い、魅力的な機能が多数追加されていることがわかりました。

Fusionページにも、Davinci Resolve 18.5にアップデートされたとき、非常に有効な新機能が追加されました。

動画の編集をしない人や、Davinciで動画の編集をする人も、凝ったことをしなければ、Fusionページを使うことは少ないかもしれません。

映像表現における疑似夜景

昨日、ネットの動画共有サイトYouTubeで次の動画を見ました。

映画編集、どのアプリが最速か? #Premiere, #davinciresolve #fcpx, それぞれの利点を解説、ただし、主に音とグレーディングの視点から解説します

長年、映像制作に携わる桜風涼(はるかぜ・すずし)氏の最新動画です。本動画を見ますと、今、桜風氏は、3本の映画の編集作業を同時進行でされているそうです。

今は、プロの世界でも、映像の編集にはデジタルの動画編集ソフトを使うようになっています。桜風氏が、映像の編集をするにあたり、三つの編集ソフトを使ったそうで、その中でどれが使いやすいかといったような話をされています。

私はアマチュアで、遊び感覚で動画の撮影や編集の真似ごとをしています。

桜風氏の動画の後半に、興味深い話があります。

技術を活かすのは発想

私は次々にいろいろなものに関心を持っては、しばらくの間、新たな関心に集中する傾向を持ちます。

今私が関心を持つのは映像関連です。きっかけは、動画編集ソフトのDaVinci Resolve Studioのバージョン19に搭載された新機能を紹介する動画をネットの動画共有サイトYouTubeで見たことです。

DaVinci Resolve 19 新機能|Resolve FX

それ以前の私は、動画への関心が薄れていました。

YouTubeで毎日のように動画を配信する人であれば、動画編集ソフトに毎日のように接するでしょう。今の私は動画を編集する必要がないため、Davinciがアップデートされ、画期的な機能が搭載されたにも拘わらず、まったく知らない状態にありました。

そんなわけで、遅ればせながら、動画で紹介された機能の出来を自分でも確認しました。

驚きました。とてもおもしろそうな機能だったからです。デジタルのカメラで撮影したビデオルックな映像に、新機能の「フィルムルック・クリエーター」を適用するだけで、フィルムっぽい映像になるのですから。これには本当に驚きました。

フィルムっぽい動画にして遊ぶ

数年前は、ミラーレス一眼カメラを使って撮影できる動画に興味を持っていました。

世の中にはこの分野に興味を持つ人がアマチュアにもいます。アマチュアが趣味として動画を撮るのですから、ほとんどが自己満足にならざるを得ません。

私もご多分に漏れず、自分を満足させるために、動画を撮っては、それをムービーフィルムで撮影した映像に似せる加工を愉しんだりしました。

その用途の撮影をするのであれば、通常のファイル形式ではなく、RAWやLogで撮ると良いことを知りました。私はRAWで撮れるカメラを持っていなかったので、当時使っていたソニーα7 IIのS-Log2で動画を撮りました。

撮影が終わった動画は、動画編集ソフトのDaVinci Resolve Studioのカラー編集で、全体の明るさや色味を調整する必要があります。それらの作業は、カラーコレクション(カラコレ)とカラーグレーディング(カラグレ)と呼ばれます。