ソニーのシネマカメラからは疑問符が消えない

私が使っているミラーレス一眼カメラ(ミラーレス)のα7 IIソニー製です。すでに古いモデルですが、私はとても気に入っています。

今はこれに、フィルムの一眼レフカメラのヤシカ・コンタックス RTSおよびRTS IIで使っていた、カール・ツァイスのプラナー50mm F1.4を、マウントアダプタを介して使うことがほとんどです。

プラナー50mmをつけて、マニュアルフォーカスで写真を撮ると、フィルムの時代に戻ったような感覚で、とても楽しいです。

ソニーα7 IIとカール・ツァイス プラナー50mm F1.4

α7 IIが、コンタックスRTSおよびRTS IIと同じような感覚なのも楽しさを増してくれます。

こんな風に、スチルの撮影でソニー製のカメラを使うのは問題ないのですが、ソニーがシネマカメラを謳っているカメラには疑問が消えません。

そのことについては、過去に本コーナーで何度も取り上げています。

新たなEQを導入

少し間が空きましたが、また、自分の声を収録して確認することをしました。

声の収録に使用したのは、ZOOMのフィールドレコーダー、F2と付属のラベリアマイク(ピンマイク)です。マイクの位置は、胸の中央付近にしました。

ZOOM F2と付属のラベリアマイク

声を収録するのなら、この組み合わせが最も手軽で気に入っています。F2は32bit floatで録音できるのが何といっても強みです。

ほかの人は、24bitの録音で何も問題がないかもしれません。私はもう、32bit float以外で自分の声を収録しようとは思いません。

動画撮影に色再現の探求

昨日から、あることに興味を持って、自分なりにいろいろと探求しています。それは、動画の撮影における色の表現です。

本コーナーで前回書いた中で「色の三原色」についても書きました。

色の三原色は、専門的には「減法混合」というらしいです。ともあれ、これにおける三色は次の色です。

PCのプリンタは、主にこの三色のインクと、黒のインクが使われています。

絵具を使って色を作る時も、この三色に、絵具の場合は白を加えることで、多くの色を作れます。

色の三原色のほかにもうひとつ、「光の三原色」があります。これも専門的には「加法混合」ということがわかります。この場合の三色は次の色になります。

テレビで見るYouTube

今週火曜日(10月31日)の本コーナーで、ユーザーをブロックするネットの動画共有サイトYouTubeへの不満を書きました。

私は動画好きということもあり、YouTubeは毎日利用しています。そのYouTubeへはアクセスできるのですが、10月31日朝から、動画を再生させようとすると、次のような画面が表示されて、動画の再生をブロックされるようになりました。

広告ブロッカーはYouTubeの利用規約違反とする画像

M3で録った自分の声

なおも、自分の声の収録と、録った声の適正化を自分なりに「研究」しています。

いろいろ試したことで、自分の声を収録するのであれば、ZOOMM3 MicTrakを適切に使うのが最も良い結果になりそうなことがわかりました。

このM3というのは、デュアルADコンバータ―回路を持つ32bit floatで録音できるレコーダーに、M/S方式のマイクが合体したものです。

M/Sマイクがついているため、M3ひとつで、しようと思えば、高度な録音ができてしまいます。

メーカーはこれを、動画の撮影に使うことを前提に開発したように思います。マイクがついたレコーダーには、専用のショックマウントがつき、マウントをカメラのアクセサリシューに固定できるような構造になっているからです。

ZOOM M3 MicTrak

私も気が向けばソニーのミラーレス一眼カメラα 7 IIで動画を撮ることをします。しかし、撮影対象は身の周りのものが中心で、32bit floatで録音に凝るまでもないようなものばかりです。

プチ改修

それまで普通に使えていたものが、あるとき突然不具合を起こすことがあります。

私の場合は、PCが今年の7月末に調子が悪くなったことがあります。私が使うPCは、パーツを自分で組んだ自作PCです。

市販のPCであれば、具合が悪くなったときは、専門の業者に修理を依頼することになりましょうか? 自作PCも同様な修理が依頼できるかもしれませんが、私は自分で何とかしてきました。

7月末の不具合の原因は、PCの頭脳ともいえるCPUの熱を冷ますCPUクーラーについているファンの回転に問題がありました。

リスニング環境が異なれば・・・

結果的に、私は自分の声を収録して、声の聴こえ方を確認することを集中的にしています。

これをしたことにより、声の扱いを変えることで、音が違って聴こえるのがわかります。これは当たり前といえば当たり前です。そのために、音の処理を変えているのですから。

それとは別に、同じ音源であっても、音を聴くリスニング環境の違いのほうが、音の加工以上に違って聴こえることが確認できました。

音を圧縮する同名のコンプレッサーの実機をプラグインにしたShadow Hills Mastaring compressorがあり、私もわからないながら、素人的に試すことをしています。

このプラグインの使用方法でもいろいろと教えてもらっている人がいます。教えてもらうといっても、その人のYouTubeチャンネルにある動画を勝手に見させてもらっているだけですが。

その人は和田貴史氏という作曲家です。和田氏の動画に次のようなものがあり、本サイトで紹介しています。

原音を活かす方向へ

ここしばらく、自分の声を録音し、それをどの程度「修正」すべきか、いろいろと試してきました。

前回は、ZOOMM3 MicTrakで録音した自分の声を、iZotopeの音声編集ソフトRX10 Standardを使い、次の三つの処理と、ひとつのプラグインを適用しました。

M3は32bit floatで録音し、私の声が大きくないため、録ったままではGainが低すぎます。そのため、まずはGainを上げるため、前回はLoudness Controlで音量を復元しています。

使ったプリセットはPodcast Deliveryです。

次は、RX 10 Standardが最も売りとする機能であるRepair Assistantで、各種のノイズを除去しています。

これに含まれる機能を個々に見ていくと、たとえば、日本語の「サ行」を発したときの歯擦音を低減や除去する”De-ess”を単独で立ち上げると、デフォルトでは、2500Hzの帯域で-12dBを上回ったときに圧縮する機能であることがわかります。

声が低音に聴こえた原因は意外なところに

このところ、私は自分の声を録っては、その聴こえ方に関心を向けてきました。

素材に使っているのは自分の声ですから、自分が一番理解しているといえましょう。もっとも、録音した自分の声を自分で聴くと、自分の声のように聴こえないという話を聞きます。

私もその昔、家でオープンリール式のテープレコーダーを購入した時、自分の声を録音して聴くことをしましたが、自分の声には聴こえなかった思い出があります。

その後、PCを使うようになり、自分の声を録音して聴く機会が増え、録音した自分の声を繰り返し聴くことをしたため、今は違和感なく聴くことができます。

ただ、どこまでいっても、自分の声は一度録音したものを聴くのには変わりなく、他人が聴く自分の声とは違った聴こえ方をしている、のかもしれません。

それは別にして、録音した自分の声を聴くと、どうしても低音が強く出過ぎているように感じます。そのため、音声ファイルを編集する段階で、イコライザー(EQ)でそれを改善しようとしたりしました。

その低音の問題が、思わぬことで改善できました。

マイクで声を録音する時に低音を軽減するには?

本コーナーでこれを取り上げるのは何度目になりましょうか。レコーダーに録音した自分の声についての話です。

前回それについて取り上げたことで、この話はもう終わったと自分でも考えていました。しかし、自分で作成した自分の声を聴くと、低音が強く出過ぎているように感じます。

海外の男性が、コンデンサーマイクについて話す動画を、ネットの動画共有サイトのYouTubeで見ました。たとえば、次のような動画です。

Roswell Mini K87 Review | Booth Junkie

おそらくは米国人男性で、体格も私よりも大きい人でしょう。ですから、この男性の方が私よりも低音の声になっても良さそうですが、動画の音声を聴くと、低音はそれほど強調されず、聞き取りやすい声に聴こえます。