95歳の美術史家

ここ最近、高齢であるのに、現役で元気に活動されている人を知り、驚かされることが続きます。

横尾忠則1936~)が87歳になられるのに、とてもその年齢に見えないことに驚かされました。続けて、宇野亞喜良1934~)は90歳で今なお、若々しい感覚で仕事をされていることを知り、これまた驚きました。

そして今度は、美術史家の高階秀爾氏(1932~)です。高階氏は95歳になられますが、顔つきは現役時代そのままの鋭さです。

高階秀爾 – 「アートの歴史は未来を語る」

日曜日の午前9時からNHK Eテレで放送される美術番組に「日曜美術館」があります。私はこの番組を半世紀近く見ているはずです。高階氏は、美術全般について語れる専門家として、同番組には欠かせない存在です。

NHKが同番組のほかに美術を取り上げる番組を作ると、高階氏は監修として関わることが多くありました。番組は書籍にもまとめられ、そこにも、高階氏が登場され、それぞれの作品について解説されています。

この日曜日(9日)、「日曜美術館」は高階氏を取りあげた「美を見つめ、美を届ける(2)名画を見る眼 高階秀爾」を放送しました。私は録画して見ました。

宇野亞喜良商店の少女の魅力

2日にNHK Eテレで放送された「日曜美術館」を録画し、昨日見ました。

私は昔から同番組を見る習慣がありました。それがいつからか、疎遠になりました。理由は、昔に比べて内容が浅くなったように感じたことなどです。

昔の同番組は、美術の専門家をゲストに招くようなスタイルでした。それが、2000年代に入ってしばらくした頃からでしたか、タレントが多く出演するようになりました。それだけ、バラエティ色が強まっています。

そんな感じで、最近は同番組を見ないだけでなく、放送内容をチェックするのも疎かな状態でした。

新年度になり、同番組の制作スタイルに少し変化があったようです。新聞のテレビ欄を見て、見てみたいような放送をしているのに気がつきました。

2日は「変容するイラストレーション 宇野亞喜良」。一世を風靡したイラストレーターでグラフィックデザイナーの宇野亞喜良1934~)を特集しています。

横尾忠則に学ぶ何でも受け入れる生き方

昨日(2日)の午前7時から、NHK BSで「横尾忠則 87歳の現在地」が放送されました。これは、今年の3月にNHK BSプレミアム4Kで放送された番組です。

少し前にそれがNHK BSで再放送されることを知り、早くから録画の予約をしていました。

私は横尾忠則1936~)の作品そのものがそれほど好きというわけではありません。

彼は西洋絵画の歴史や技法を学ぶことをせず、本能的に絵具を使い、コラージュを織り交ぜて、自己流の作品を作りあげています。

どんな時代もマスメディアは、珍しい人が登場するとそれを盛り立て、時代の寵児に祭りあげます。若き日の横尾もマスメディアによってその地を得て、それが今に続いています。

彼は途中で、商業美術から画家宣言をしたりしていますが、彼がやっていることは、それ以前と以後で変わったことはありません。彼流の思いつきで筆を動かし、それを「作品」としていることです。

桂文楽のプロフェッショナル魂

ここ最近、私はAmazonが提供するAudible(オーディブル)を使い、オーディオブックを耳で楽しむことを熱心にしています。

今月一日からその利用を始めています。今月いっぱい、通常は月額1500円かかるところ、無料で利用できる権利を得たことによってです。

この話題について前回は、井上ひさし19342010)の講演会について書きました。

それを聴いたあと、私がどのようなものを聴いているか、聴いた順に簡単に書いておきます。

井上の講演を面白く聴けたため、次に松本清張19091992)の講演を聴きました。清張が1987年10月31日、高松市四国新聞社ホールで行った講演の模様を収めたものです。

その日は、「菊池寛生誕百周年記念講演会」で三人の講演者が講演をし、清張がしんがりを務めることを、講演の最初で述べています。

菊池寛を記念する講演のため、演題は「菊池寛の文学」でした。

オーディオブックにはエッセイが好相性

切りのいい今月一日から、Amazonのあるサービスの利用を始めました。それはAudible(オーディブル)というものです。

知っている人や利用している人には説明の必要がないでしょう。

これは、文字で書かれた本を、プロが朗読したオーディオブックで楽しめるサービスです。出版されたすべての本がオーディオブックになっているわけではありませんが、自分が読みたい本がオーディオブックになっていれば、自分の眼で活字を追わずに、作品世界を愉しむことができます。

先月の終わり頃、本サービスを愉しむには月額1500円かかるところ、2カ月無料で利用できる旨の連絡がメールで入りました。

おそらくは本サービスが始まった頃だったと思いますが、利用したことがあり、その後も何度か、無料で聴けるタイミングに利用しています。

はじめに利用した時は、小説家や文化人の講演会を収録した音声ファイルを続けて楽しみました。

今回これを利用しようと思ったのは、小説家の村上春樹1949~)の長編小説を先月までに、最新作以外を読み終えたものの、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』1985)だけは、上下巻の上巻の途中まで読んで、中断した状態にあったことです。

等身大の大人を感じさせる清張作品

海外で、日本のように、純文学とそれ以外の大衆小説とに分けられているか知りません。

日本ではそれが分けられ、それぞれを書く小説家自身も、自分は純文学の作家だ、自分は大衆に向けた小説を書く作家だと考えているふしがあります。

また、それぞれを読む読者も、そのような気持ちで作品に接しているのではないでしょうか。

このように分けられた場合、大衆小説よりも純文学のほうが「高尚」に考えられています。しかし、個々の作品を比較すれば、必ずしもそうでないことが少なくないのではありませんか?

私は電子書籍版でだけ本を読むようになりました。私が使う電子書籍端末にある本は読んでしまったので、新たな一冊を入手しました。読みたい本が決まっていないときは、読み慣れた松本清張19091992)の作品で、まだ読んでいない本を探し、それを読むことが多いです。

表題作を含む短編集『共犯者』を見つけ、それに決めて読み始めたところです。全部で十の短編小説が収録されており、その中には、別の短編集で読んだ作品もあります。

その三番目の『愛と空白の共謀』を読み終えたあとに本コーナーの更新を始めました。

村上と竹内の共通点

世の中は大型連休に入りました。私は休日とは関係なく過ごしていますので、それが大型だといわれても、何も変化がありません。

そんな私ではありますが、今の時期、各地で高校野球春季大会が開かれており、この時期は例年、その観戦に出かけるのが習慣となっています。

昨日(28日)も高い気温の中、球場のスタンドで観戦してきました。

球場への行き返りの電車の中や、球場で試合開始を待つ時間なども利用し、村上春樹1949~)の長編小説を読み終えたので、それについて書いておきます。

昨日で読み終えたのは村上の『騎士団長殺し』2017)です。これで、昨年8月、定価の半分程度のポイントがつくタイミングに購入した村上の作品をほぼ読み終えました。

残すところは、上巻の半分まで読んだところで停止したままの『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』1985)だけです。

駒音高く4一飛

私は昔から、日曜日の午前中に放送される「NHK杯テレビ将棋トーナメント」を見る習慣を持ちます。それでありながら、2012年までは将棋のルールがわからないまま見ていました。

こんな私ですから、今も、番組を見てはいても、将棋の本当の面白さというのはまったくわかっていません。

そんな私ではありますが、今月14日の対局はとても面白く見せてもらいました。その対局を見たのは14日ではなく昨日(22日)です。

今月の本コーナーは、村上春樹1949~)の長編小説『1Q84』を読み進めながら何度も取り上げることをしました。

ヤナーチェク 「シンフォニエッタ」 ジョージ・セル Janáček “Sinfonietta”

NHK杯が放送される時間も、村上の小説を読むことに使ったため、生放送で見ずに、録画したのだと思います。

2010/05/10 岡村隆史はハガキ職人との付き合い方も真摯

本日も、本コーナーは思いつきの独り語り「気まぐれトーク」の形式にて更新をしています。なお、トークは8日土曜日の夜に行っていますが、それを文字にして更新する作業は、9日と10日の2日間かかっています。その理由につきましては、書き起こしの文章で確認なさってください。

本日分の内容につきましては、音声ファイルでご確認下さい。で、そうされない場合は、下にトークを要約して書き起こしていますので、それをお読みになって、トークのだいたいの流れをご想像下さい。

なお、音声ファイルはmp3方式にて紹介しています。再生箇所は前後に自由に移動させることができる、と思いますので、下の書き起こしで見当をつけ、聴いてみたい部分だけを“つまみ聴き”するようなこともできます。ご自由にお楽しみ下さい(^ー^)ノ

インディの鞭の気まぐれトーク-2010.5.8

トークを要約した書き起こし

今回も夜にトークを始めている。今年のゴールデンウィーク(GW)も終わったが、その連休が始まる直前まで、関東など広い地域は季節はずれの寒さとなっていた。それが、連休に合わせてくれたかのように、連休期間中は連日晴れて気温が上がった。

20年近く乗り続ける車

現代は製品の開発・販売サイクルが非常に速いです。私も趣味とするデジタルカメラはそれが顕著です。

私はフィルムの一眼レフカメラを使っていましたが、それが全盛の当時は、一眼レフカメラを一度購入したら、一生涯使うような感覚でした。

実際問題、私が購入したのはヤシカのコンタックスRTSおよびRTS IIですが、RTS IIは未だに手元にあります。

ヤシカ・コンタックスRTSⅡボディ

また、そのカメラの交換レンズは、ヤシカ・コンタックス(ヤシコン)ブランドのカーツ・ツァイスでしたが、そのときに購入したプラナー50ミリ F1.4は、マウントアダプタを介して、ソニーのミラーレス一眼カメラのα7 IIで使う現役レンズです。

ソニーα7 IIにヤシコン製カール・ツァイス50ミリ F1.4

カメラがデジタル技術で作られるようになって以降は、非常に短いサイクルで後継機が発売されるようになりました。