緩い球でも打ち取れる

甲子園球場で行われてきた夏の高校野球は本日が決勝戦です。

今年は、東東京代表の関東第一と京都国際が優勝を目指して争います。どちらが勝っても初優勝だそうですね。

試合の行方を占う上で注目するのは、何といっても互いの投手の出来がどうなるかです。

本日の豆結果
決勝戦は9回を終わって0対0のまま、延長のタイブレークに入りました。その結果、先攻めの京都国際が2対1で勝ち、初優勝しています。京都国際でリリーフした西村投手は、1点差に迫られ、なお2アウト満塁を三振で切り抜けています。彼の精神力の強さには驚くよりほかありません。

昔に比べ、今は高校生であっても速い球を投げる投手が増えています。昔であれば、140キロを超える球速の投手は限られていました。それが今は、珍しくなくなりました。

このように、対戦する投手の球速が上がったことで、強い野球部ほど、速い球に対応する練習に時間を割いたりしているでしょう。

そのことが、思わぬ結果を生んでいるとする記事が、昨日のYahoo!ニュースにありました。それが次の記事です。

本記事の見出しにもある大阪桐蔭は、今の高校野球を代表する強豪校です。大会に出場すれば、必ず優勝候補に挙げられます。大阪桐蔭は今年の大会にも出場していました。

一死満塁でスクイズバントがフライ これでも得点できる?

野球というゲームは、基本的にはシンプルです。

達人同士が真剣に対談するとこうなる

打者がフライを打ち上げ、相手の守備についている選手がそれを捕球したらアウトがカウントされます。

それでは、1アウト満塁の場面で、攻撃側がスクイズをしかけ、その打球がフライとなり、一塁手がそれを捕球したとします。そのあと、守備側がどんな動きをするか予想できますか?

そのフライが、スクイズに失敗したフライでなく、強振した打球が外野に打ち上がった飛球であれば、それを捕球したあと、三塁ランナーがタッチアップし、ホームを狙います。

ですから、守りの側の外野手は、捕球したあと、相手の三塁走者がホームに戻ってくる前に、遠投で捕手に球を送球します。

今回のケースは、満塁で相手の攻撃側がスクイズを仕掛け、その打球が小フライになりました。

攻める側としては、相手の守備が内野のゴロを処理する間に三塁ランナーがホームを駆け抜けるか、滑り込むことを考えるため、味方の打者がバントした瞬間に三塁を離れ、ホームベースに接近します。

ところが、あいにくなことに、バントした打球が小フライとなり、前進守備していた一塁手のグラブに収まってしまいます。冒頭で書いたように、相手の守備がフライを捕球したら、その時点で攻撃側は1アウトです。

「問題」はそのあとです。

万感の笑顔

昨日(11日)でパリ五輪が終了したようですね。

以前の本コーナーで書いたように、私はテレビの五輪中継はまったくといっていいほど見ませんでした。まったく見なかったと書かないのは、マラソンの中継は見たからです。

男子マラソンが大会の最終日に行われるのかと思っていたら、男子は最終日の前日で、女子マラソンが最終日に行われました。

どちらも上位入賞は厳しいのではと思っていました。ところが、男女とも6位に入賞したのには驚きました。

そんな五輪ですが、女子やり投げで北口榛花さん(1998~)が金メダルに輝いていますね。テレビの中継もニュースも見ないので、今朝の新聞でそれを知りました。

【北口榛花!感無量のウイニングスロー】女子やり投 決勝【パリオリンピック】8月11日(日) 午後5時30分 自転車競技 トラック

脚をつった選手にはどう対応すべきか

前回の本コーナーは、夏の高校野球地方大会で起きたあるプレーについて書きました。

それとは別に、夏の大会で起きることへの対応について、私が感じることを書きます。

気温が高い中でプレーすることで、試合中に脚をつるなどして、試合が中断することが起きます。昨今はその頻度が高くなっていると感じます。

脚をつったり、ふくらはぎに違和感を感じると、審判が一旦ゲームを止め、故障した選手に、ふくらはぎを伸ばすような運動をさせたりします。また、ベンチにいる選手が、スポーツドリンクなどを持って選手に駆け寄り、当の選手がそれで水分補給したりします。

それでも違和感が残る場合は、ベンチに引き上げ、治療にあたったり、回復する時間を持ちます。

駆け引きのプレー 市船 木総戦

夏の甲子園大会(全国高等学校野球選手権大会)出場をかけた高校野球地方大会は大詰めです。昨日で、49代表のうちの48代表が決定し、残すは、本日行われる愛媛大会のみです。

この地方大会のうち、27日にあった千葉大会決勝で、あるプレーがあり、ネット界隈では賑わいました。

決勝戦は2年ぶりの出場を目指す市立船橋(市船〔地元では「いちふな」といわれています〕)と、出場すれば6年ぶりとなる木更津総合(木総)との間で争われました。

試合は、両チーム投手が踏ん張ったことで、9回を終わった時点の安打数は、市船が5本、木総が4本で、得点は1対1の同点でした。

9回で決着しない場合は、10回からタイブレークに入ります。高校野球に詳しくない人のために、高校野球のタイブレークについて簡単に書いておきます。

曇りのち野球日和

昨日と今日で、温度が違うように感じます。

本コーナーは昼下がりに更新していますが、昨日の同じ時間帯、関東南部は晴れ間の広がる時間があり、陽射しの下では汗ばむ陽気になりました。

昨日のその時間帯、私は屋外で過ごしていました。

今の時期、全国では高校野球の秋の大会が行われているところが多くあります。当地方でもそれが行われています。私は昔から、春・夏・秋の地方大会が始まると、球場へ足を運んで見る習慣を持ちます。

昨日もその習慣で、球場のスタンドで試合を観戦しました。

昨日の朝は雲が広がり、球場に着いたときは、雨がポツポツ降るような空模様でした。気温も低めで、上着を着ていてちょうどよい陽気でした。

試合中も、投手がランナーとして塁に出ると、肩を冷やさないよう、ウィンドブレーカーを羽織っていました。

大会前の予想から振り返るセンバツ

昨日(3月31日)閉幕したセンバツ大会(選抜高等学校野球大会)の出場校は、昨夏の大会が終了後、3年生が抜けた新チームによって争われる秋の大会の結果から選抜されます。

関東・東京ブロックには出場枠が6校当てられていますが、毎回、6校目にどこが選抜されるか注目されます。

関東・東京ブロック秋の大会は、春の大会と違い、東京は東京だけで争い、関東大会には出場しません。東京大会で優勝した1校が、センバツ大会出場をほぼ決定します。

関東大会には、関東6県と山梨を加えた7県の各大会で優勝した学校と準優勝の学校2校ずつが参加します。関東大会は各県が持ち回りで会場となり、会場となる県は、県大会3位の学校まで参加できます。

昨秋の大会は栃木県が会場でした。

2024センバツはジンクスどおりの結末

昨日、センバツ大会(選抜高等学校野球大会)の決勝戦があり、群馬の健大高崎が初優勝しています。試合前、「ジンクス」のとおりであれば、健大高崎が優勝するのだろうと私は考えていました。

そのジンクスによれば、西暦の最後の数字が4の年の大会は初優勝が多いということです。以下に、該当する開催年の結果を1950年代から順に並べます。

センバツ大会はスタンドに空席が目立つ 原因は?

高校野球のセンバツ大会(選抜高等学校野球大会)は本日(3月31日)決勝が行われます。

勝敗の行方が気になりますが、それとは別に、今大会の模様をテレビ放送で観戦していて気になったことがあります。それは、観客席に空席が目立ったことです。

それを取り上げた記事がYahoo!ニュースにもあります。

私は昔から高校野球の地方大会が始まると、地方球場へ足を運んで観戦する習慣を持ちます。甲子園球場へは一度も行ったことはありません。

新コロ騒動が始まると、学校関係者以外が観戦できないことが3年半ほどありました。それが解かれたのは2022年春の大会からではなかったかと記憶します。

おととしの春からまた観戦ができるようになりましたが、それ以前と比較して、観客席に空席が目立つことを感じました。

2024センバツの1シーンに胸熱く

高校野球は地方大会も全国大会も、一発勝負です。どんなに競った試合をしても、負けたら次の試合はありません。それもあって、戦っている選手の必死さがテレビ受像機の画面から伝わってきます。

今年のセンバツ大会(選抜高等学校野球大会)も、あとは準決勝と決勝の3試合を残すのみとなりました。

昨日(28日)行われた準々決勝第3試合の最終盤、選手の必死さが伝わる場面がありました。私はそれを録画してあったため、試合後に再生させて見ました。

それを見ると、生放送のときには気がつかなかった細部が発見できます。その場面を繰り返して見ているうち、ベンチから仲間に懸命に声援を送る様子などもあり、胸が熱くなりました。

第3試合は、千葉の中央学院と青森の青森山田の対戦でした。

安打数では青森山田が上回ったものの、チャンスを再三作りながら、あと一本が出ず、9回裏1アウトで、中央学院が青森山田に5対2とリードしています。