手塚治虫不遇時代の問題作

真の天才は稀にしか現れません。手塚治虫19281989)は、誰もが認める天才の一人です。

私も昔から手塚治虫には強い関心を持っており、手塚が取り上げられたテレビ番組があれば必ず見、関連の本を見つければ、手に取ることが多いです。

手塚で不思議なのは、紛れもない天才でありながら、天才にありがちな歪なところが見つからず、彼がみんなに好かれていたらしいことです。

その手塚治虫について書かれた『別冊NHK 100de名著 わたしたちの手塚治虫』をAmazonの電子書籍版で読みました。

NHKEテレの『100de名著』の書籍版ですが、番組は2016年に制作され、11月12日にNHKEテレで放送されたそうです。

予期せぬ英国の至宝との出会い

見るつもりもなくある映画を見ました。『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』です。

この作品はご存知ですか? 私は知りませんでした。日本で公開されたのは2015年ですから、6年前になります。作品の撮影が行われたのは10年ほど前の2011年から2012年頃にかけてと思われます。

この作品に接したのはAmazonです。時間が空いたのでAmazonのPrime Videoのコーナーを訪れ、偶然出会った形です。

私はAmazonの有料会員であるため、追加料金なしで見ることができました。

この作品のことは知りませんでしたが、英国のロンドンにあるナショナル・ギャラリーのことはよく知っています。世界的に有名な美術館ですが、所蔵作品数は多くなく、2,300点以上と聞きます。

昨年、東京・上野にある国立西洋美術館『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』が催されました。

30年来の愛読書を書いた人の話

この水曜日(17日)の日経新聞最終面で、ある人物の名前が目に入りました。私にとっては忘れられない人物です。

ウジェーヌ・フロマンタン1820~ 1876)という名前です。この人を知る人は、多くないのでないかと私は考えるのですが、あなたはご存知ですか。

私がこの人を知ったのは、今から29年前の1992年はじめ頃です。なぜその年であるのがわかるかといえば、その人物が著した本が手元にあり、私の癖で、購入した日付を書き残しているからです。

日付は【1992.2.26】とあります。

本の奥付を確認しますと、「1992年2月20日発行」とありますので、発行された直後に買い求めたのがわかります。

AIにある限界

この更新も、音声入力によって行なっています。使うのは Google の日本語入力と、それを利用したアプリの Edivoice です。これも AI を使った技術のひとつつでしょう。

AI といえば、先週末(23日)の日経新聞・書評欄で、AI について書かれた本が紹介されていました。マーカス・デュ・ソートイ1965~)という人が書いた『レンブラントの身震い』という本です。

日経の書評欄でその本について書いたのは、ゲーム作家の山本貴光氏(1971~)です。

陰翳礼賛の勧め

今を生きるほとんどの人は、陰翳が持つ本当の美しさを知らずにいます。

夜になって暗くなれば、部屋の蛍光灯をつけ、昼と変わらないような明るさを求めます。

私だって暗いのは苦手です。昨秋、台風15号の影響で停電が3日と半日続いたとき、夜の来るのを怖く感じました。

その一方で、いつでも明るくできる環境を確保したうえで、あえて光量を落とし、陰翳の美しさを味わってみたいと思うことがあります。

個人的な話になりますが、私は入浴の時間が一般的な人より早いです。他の用事がない限り、風呂に入るのは夕方です。その時間はまだ外が明るいです。しかし、陽の沈むのがだんだん速くなっており、来月末頃に最も速い日没(東京が午後4時28分)となります。

暗くなってから入浴する多くの人は、電気をつけずに風呂に入ることはないでしょうが、今書いたように、外にまだ光がある時間に入る私は、外光だけで入浴します。自然光を愉しみたい気分があるからです。

自画像に加筆して心楽しい秋

10月になり、関東も秋本来の陽気となりました。秋になれば「〇〇の秋」が何でもござれです。

私には「芸術の秋」「美術の秋」が訪れました。芸術や美術というほど大層な物ではありませんが、ここへ来て、絵画制作が順調すぎるほど順調に感じます。

今日の朝も、自分の顔を描く自画像に加筆しました。描き始めて4回目の筆入れで、加筆としては3回目になります。前回の加筆で、何か“開眼”したように感じ、ハイな気分のまま本コーナーの更新をしています。

ハイな気分はセザンヌ

これを書き始めた今の時刻は午前8時53分。まだ9時前ですが、ひと仕事を終えた気分です。

朝の時間に、1時間ほど絵を描きました。これが予想外にうまくいった感じを持ち、気分がとても良いです。手を加え過ぎると今ある感じが崩れてしまいそうで、今日はこれ以上手を入れないでおきます。

使っている絵具は油絵具で、今回は木枠に張ったカンヴァスではなく、手元にあったボールドキャンバスに絵具をつけています。日本の画材メーカー、ホルベイン工業の製品で、大きさはF3(27.3×22.0センチ)です。

昔のヨーロッパの画家がカンヴァスに描くようになる前は、板に描いています。私が今使っているホルベイン製支持体は、厚紙に目の細かいカンヴァスを張り付けたものです。

木枠に張ったカンヴァスと違い、筆で色をつけていてもカンヴァスがしならず、板にでも描いている気分が味わえます。

女性の頭に寄り添う子供たちの生まれ方

1週間前の投稿では、髪形について書きました。

きっかけは、想像で女性の肖像を描こうとする場合、髪形がどうもうまく描けないことでした。

私が描こうとしている女性は、長い髪を後ろで結んでいます。しかし、その結び方を見たこともありませんで、どんな風にそんな髪形を作っているかは、男性の私には謎のようなものです。

お団子ヘア

ヘンな話ですが、私は今、女性の髪形に興味を持っています。

先週、用事があって役所へ行きました。受付のあるロビーの椅子に座っているとき、前に座っている、おそらく20代後半から30代の女性の髪形を後ろから何気なく観察しました。

長い髪で、後ろで結んでいるだけですが、それとなく観察すると、ひと手間かけた髪形のように感じました。

今は、男性でも髪形に気を付ける人は美容院を利用するようです。その点、私自身はズボラで、高校を卒業してからは、理髪店へも行っていません。伸びてきたら、適当に自分でカットしているだけです。

そんな私ですから、ヘアスタイリングの知識もテクニックも持ち合わせてはいません。

描きたい欲求高まる

関東でもまだ猛暑が続いていますが、それでも9月に入ったこともあるのでしょうか。絵を描きたい欲求が高まっています。

私が絵を描くのに使う画材は油絵具です。扱いが難しく、私は長い年月接してきましたが、未だに使いこなせていません。

わからないときは、私が最も敬愛する17世紀のオランダの画家、レンブラントの画集を見ます。レンブラントの中期以降、晩年になるほど画材の扱いが魅力的になり、細部の絵具の重なり具合を見ていると、時間が経つのを忘れるほどです。

レンブラントの絵画技法に焦点を当てた1冊は、購入してから30年経ちましたが、本棚にいつも置き、気になるとすぐに開いて見ます。

その中の一枚に、マルガレータ・デ・ヘールを描いた肖像画があります。描かれたのは1661年とありますから、レンブラントが亡くなる8年前、55歳の時の作品です。