舟越は、彫刻家・舟越保武(1912~2002)の次男として生まれ、父と同じ彫刻家の道を歩みました。
舟越は、今年の3月29日、肺がんで亡くなりました。享年は72です。
私がはじめて舟越を知ったのは1989年4月2日です。日付まで正確にわかるのには理由があります。
その年、NHK総合は毎週日曜日の午後11時25分から45分までの20分間で、「一点中継 つくる」という美術番組を放送していました。毎回、ひとりの作家の創作の様子を伝える番組です。
私は当時から、興味を持った番組は録画する習慣がありました。しかも、深夜の放送ですから、早寝する私は録画してしか見ることができません。
当時のことですから、私はVHS方式のビデオデッキでビデオテープに録画し、あとで見ました。
ですから、舟越を初めて知った日は、4月2日に録画した番組を見た3日以降となります。