うらめしー なんだ?てめえは

本コーナーで何度か、人生相談を話題として取り上げました。

今回も相談をある人といいますか、元、人だった人(?)から受けたりするという話を少ししてみます。

「へっつい」というものがあります、というか、かつてありました。今もあって、使っている家があるかもしれません。

「へっつい」を漢字で書くと「竈」と書くのだそうですね。私はこの漢字を書いたことがありません。読み方を知らずにこの漢字を何と読むのかと訊かれたら困ってしまうかもしれません。

ただ、上で書いたように、「へっつい」を漢字で書くと「竈」ということですから、「へっつい」と答えて置けば間違いなさそうです。

「竈」の別の読み方は「かまど」です。こちらが一般的な読み方であり、人に説明するのにもわかりやすいでしょう。つまり、「へっつい」というのは「かまど」のことです。

YouTubeをやめてポワロとマープル

「テレビ見ない自慢」ではありませんが、私は最近「YouTube見ない自慢」したい状態にあります。

それ以前はほぼ毎日何本か見ていました。今はそれが本当に減りました。見ない日はまったく見ません。また、見るとしても、本コーナーの更新で、関連動画を紹介するために見るぐらいです。

一度見ない習慣ができると、見ることが稀になります

その代わりとして、AmazonのPrime Videoで見られる動画を見て過ごす時間が増えました。私はAmazonの有料会員であるプライム会員であるため、該当する動画を追加料金なしで、好きなだけ見ることができます。

私はAmazon Fire TVを使っているため、テレビ受像機の画面でPrime Videoの動画を楽しんでいます。

横尾忠則と怪異現象

本日最初に更新した中にも横尾忠則1936~)が登場しました。そして、本日ふたつの更新にも横尾が登場します。

横尾は何かとエピソードの多い人です。

横尾の『老いと創造 朦朧人生相談』を、Amazonが提供するオーディオブックのAudible版で聴きました。横尾に寄せられた数々の人生相談に横尾が答えたものです。

そのひとつに、これまでの人生で心揺さぶられた本は何かという質問がありました。

横尾は自分を飾ることをしません。世間体は考えず、ありのままを正直に語っています。

横尾によれば、子供の頃から読書にほとんど関心がなかったそうです。そのため、中学に上がるまでは、絵を描いたり、近くの川で魚捕りをするか、何もしないでボヤッと過ごすことが多かったそうです。

ポワロシリーズをPrime Videoで

これは私に限ったことかもしれません。私は、ネットの動画共有サイトYouTubeに上がっている動画が面白くなく感じるようになりました。

それ以前は、それなりに面白く感じ、それなりに見ることをしていました。それが最近は、私にとっての面白い動画が少なくなったように感じています。

YouTubeが注目を集めるようになったことで、動画を配信する人の裾野が広がりました。あとから始める人は、動画を配信することで収入を得ようと考えるため、リサーチをするでしょう。

また、動画を表示するサムネールも、どのように作れば再生してもらえるか、知識を得るでしょう。

その結果、お勧めに並ぶ動画のサムネは、どれも「私のを見て!」「僕のを見て!」といっているようで、にぎやかな商店街に意図せずに迷い込んだような感覚になります。

どの動画も「見て!」「見て!」「見て!」といっているようで、鬱陶しくなり、すぐに閉じてしまうこともあります。

女の素性をいい当てる”すけこまし”

昨日(21日)の本コーナーで、1983年に出版され、その後、絶版状態になっていた村上春樹1949~)の初めての短編小説集『中国行きのスロウ・ボート』が今年復刻され、それをAmazonの電子書籍版で読んだことを書きました。

短編集には短編作品が七作品収録されています。その中で今回私が取り上げたいのは、6作目の『土の中の彼女の小さな犬』です。本作は、1982年文芸雑誌『すばる』1970~)11月号に掲載されました。

村上は1979年に作家デビューしていますので、3年後の作品になります。この年には3作目の長編小説となる『羊をめぐる冒険』を発表しています。

村上は専業作家として生きていくと覚悟し、ジャズ喫茶を人に手渡し、住まいも千葉の習志野に移っています。

「僕」が主人公の一人称で書かれています。

復刻された村上春樹最初の短編集

少し前に、村上春樹1949~)が小説家デビューしてすぐの頃に書いた短編作品を一冊にまとめた短編集『中国行きのスロウ・ボート』を読みました。

まだこれについて本コーナーで書いていないので書いておきます。

本短編集が出版されたのは1983年です。しかし、収録された七編の作品の発表時期を確認すると、デビューした翌年の1980年から1982年にかけてです。

ということで、デビュー作の『風の歌を聴け』1979)に続く長編小説『1973年のピンボール』1980)と『羊をめぐる冒険』(1982)とほぼ同じ頃に書かれた作品を集めた短編集ということになります。

本短編集はその後文庫本でも出版され、先に出た単行本はそのうちに絶版の状態になったそうです。それが今年、オリジナルの形で復刻されました。

私はAmazonの電子書籍版で読みました。

桂文楽のプロフェッショナル魂

ここ最近、私はAmazonが提供するAudible(オーディブル)を使い、オーディオブックを耳で楽しむことを熱心にしています。

今月一日からその利用を始めています。今月いっぱい、通常は月額1500円かかるところ、無料で利用できる権利を得たことによってです。

この話題について前回は、井上ひさし19342010)の講演会について書きました。

それを聴いたあと、私がどのようなものを聴いているか、聴いた順に簡単に書いておきます。

井上の講演を面白く聴けたため、次に松本清張19091992)の講演を聴きました。清張が1987年10月31日、高松市四国新聞社ホールで行った講演の模様を収めたものです。

その日は、「菊池寛生誕百周年記念講演会」で三人の講演者が講演をし、清張がしんがりを務めることを、講演の最初で述べています。

菊池寛を記念する講演のため、演題は「菊池寛の文学」でした。

井上ひさしの講演をオーディオブックで堪能

5月に替わるタイミングで、AmazonのサービスであるAudible(オーディブル)を使い始めたことは本コーナーで書いたばかりです。

その投稿で、村上春樹1949~)のオーディオブックを最初に利用したように書きましたが、実はその前に、松本清張19091992)の作品を耳で楽しみました。

私が選んだのは『日本の黒い霧(上)』(1960)です。これはノンフィクションで、昔、清張の文学全集の一冊として読んでいます。

今年の3月中旬、NHKの「未解決事件」のシリーズで、戦後間もない昭和24年7月に起きた「下山事件」が取り上げられました。私はうっかりして、この放送があることに気づかず、見過ごしてしまいました。

【TBSスパークル】1949年7月5日 下山事件起こる(昭和24年)

オーディオブックにはエッセイが好相性

切りのいい今月一日から、Amazonのあるサービスの利用を始めました。それはAudible(オーディブル)というものです。

知っている人や利用している人には説明の必要がないでしょう。

これは、文字で書かれた本を、プロが朗読したオーディオブックで楽しめるサービスです。出版されたすべての本がオーディオブックになっているわけではありませんが、自分が読みたい本がオーディオブックになっていれば、自分の眼で活字を追わずに、作品世界を愉しむことができます。

先月の終わり頃、本サービスを愉しむには月額1500円かかるところ、2カ月無料で利用できる旨の連絡がメールで入りました。

おそらくは本サービスが始まった頃だったと思いますが、利用したことがあり、その後も何度か、無料で聴けるタイミングに利用しています。

はじめに利用した時は、小説家や文化人の講演会を収録した音声ファイルを続けて楽しみました。

今回これを利用しようと思ったのは、小説家の村上春樹1949~)の長編小説を先月までに、最新作以外を読み終えたものの、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』1985)だけは、上下巻の上巻の途中まで読んで、中断した状態にあったことです。

等身大の大人を感じさせる清張作品

海外で、日本のように、純文学とそれ以外の大衆小説とに分けられているか知りません。

日本ではそれが分けられ、それぞれを書く小説家自身も、自分は純文学の作家だ、自分は大衆に向けた小説を書く作家だと考えているふしがあります。

また、それぞれを読む読者も、そのような気持ちで作品に接しているのではないでしょうか。

このように分けられた場合、大衆小説よりも純文学のほうが「高尚」に考えられています。しかし、個々の作品を比較すれば、必ずしもそうでないことが少なくないのではありませんか?

私は電子書籍版でだけ本を読むようになりました。私が使う電子書籍端末にある本は読んでしまったので、新たな一冊を入手しました。読みたい本が決まっていないときは、読み慣れた松本清張19091992)の作品で、まだ読んでいない本を探し、それを読むことが多いです。

表題作を含む短編集『共犯者』を見つけ、それに決めて読み始めたところです。全部で十の短編小説が収録されており、その中には、別の短編集で読んだ作品もあります。

その三番目の『愛と空白の共謀』を読み終えたあとに本コーナーの更新を始めました。