答えを先延ばしする生き方は好きになれない

今、村上春樹1949~)のエッセイ集『職業としての小説家』2015)を読んでいるのではなく、耳で聴いています。

私は本エッセイをAmazonの電子書籍版で読み、本コーナーで取り上げたことがあったと思います。

それを今、Amazonが提供するオーディオブックのAudibleで聴いているというわけです。本サービスは月額1500円です。それを、月額99円で利用できる権利を得て利用しているのです。

小説は文字で読むほうが頭に入るように感じ、村上のエッセイを愉しんでいます。

村上が書くエッセイは、小説と違い、彼の素直な気持ちがそのまま表現されているように感じ、読みやすく、聴きやすいです。

ただ、今回は、それを朗読する人の癖が加わっているからか、自慢話が多いように感じることが少なくありません。

村上は、小説という世界は、ほかの表現分野の人に比べ、寛容であるとしています。すでに小説家になっている人も、新しい人が小説を書くといえば、拒むようなことはせず、どうぞどうぞと喜んで招き入れると書きます。

魔犬に翻弄される人々

今年になってすぐ、Amazonの電子書籍端末を購入して使い始めたことを本コーナーで何回かにわたって書きました。

Amazon Kindle 第12世代

その端末を使い、アーサー・コナン・ドイル18591930)のシャーロック・ホームズシリーズ18871927)を読んでいます。本シリーズをドイルは、1887年から1927年まで、途中の空白期間を含め、40年にわたって書いています。

全部で60編になりますが、短編が56編で、長編は4編のみです。

私が今本シリーズを読むのに利用しているのがAmazonのKindle Unlimitedというサービスです。本サービスを使うと、該当する書籍であれば、追加料金なしで何冊でも読むことができます。

通常は月額980円かかるところ、4月はじめまで無料で利用できる権利を得、それを利用しているところです。

私はホームズ物の長編をすべて読むつもりで、発表順に3編を読み終え、昨日から4編目の『恐怖の谷』1914)に入りました。百年以上前に書かれた作品ですが、とても読みやすく、楽しめます。

スカーレットは緋色

年が明けて間もない3日の夕方、AmazonのPrime Videoで、アーサー・コナン・ドイル18591930)のシャーロック・ホームズシリーズ18871927)を原作とした映画『シャーロックホームズ死の真珠』を見ました。

内容は、ホームズシリーズの短編のひとつ『六つのナポレオン』1904)を基とするものでした。

ドイルが残したホームズシリーズは、大半が短編小説で、その数は56もあります。いずれも雑誌に連載されたものです。ホームズ物には長編小説があります。発表順に次の四編です。

私がホームズ物に接するようになったのは2023年2月です。当時、NHK BSで、原作のテレビドラマが始まりました。それ以前に、私はホームズ物の原作とドラマを見たことがありませんでした。

ドラマを一度見て面白さにハマり、ドラマは録画してすべて見ました。また、それと並行して、ドイルの原作にも接しています。

疑心暗鬼な悪人に付き合わされる清張『連環』

私は読書に、Amaonの電子書籍端末Kindleを使います。これであれば、読み終えた本が溜まり、邪魔になることがなく、助かっています。

昨日も、それである作品を読んでいました。いよいよクライマックスに近づいたとき、Kindleの画面がいきなり真っ白になりました。そこで、スイッチを押したところ、Kindleで使用するフォントの更新が始まったとのことでした。

Kindleを使っていないときも、ときどき、画面に明かりがついては消えることが起きているのが確認できることがあります。そのときは、端末や端末を動かすプログラムなどの更新を自動でしているのでしょう。

昨日は、それがたまたま、それで作品を読んでいる最中に起きたというわけらしいです。2、3分程度で更新が終わるということでしたが、なかなか作品が表示されないので、別のKindle端末で続きを読みました。

以前使って、今は使っていないKindle端末が2台あります。そのひとつで続きを読みました。

昨日読み終えたのは、松本清張19091992)の長編小説『連環』1962)です。

清張の『点と線』1958)がベストセラーとなったことで、清張のもとには執筆の依頼が殺到したのでしょう。本作が出版された1962年前後に、清張は非常に多くの作品を発表しています。

斜め読みを勧められたものの

今は新聞を読む人が減っています。

私は普段電車に乗らないのでわかりませんが、今は、電車の中で新聞を広げている人はおそらく皆無でしょう。昔は、朝の通勤時間や、帰りの時間に、サラリーマンが電車の中で新聞を読む姿が当たり前にありました。

私はスマートフォンを使ったことがないので、電車に乗ったときや、ちょっとした空き時間にスマホを取り出して画面を見るようなことはありません。

たまに電車に乗ったときに、周りの人をそれとなく観察すると、たいていの人がスマホの画面を見ています。彼ら彼女らは、一体それで何を見ているのでしょう。

一度は、サラリーマン風の人が、スマホの画面でゲームを楽しんでいるところに出くわしました。

そういえば、少し前の本コーナーで、昔の米国映画『ローラ殺人事件』1944)を取り上げました。

Laura (1944) | Favorite Movie Review

その中で、事件を捜査する警部補の男は、ポケットから何やら小さな小箱を取り出し、それをカチャカチャさせていました。

スプリングスティーンはお馬鹿YouTuberレベル

ブルース・スプリングスティーン1949~)と聞いて私が思い浮かぶのは村上春樹1949~)です。

村上の作品は、これまで、長編と短編集、エッセイ集に紀行文、対談まで、Amazonの電子書籍版で40冊読みました。

村上の作品に接していて独特だと感じるのは、どの作品を読んでも、主人公が村上自身の分身のように感じられることです。

それだからか、主人公を間違っていると書くことができません。いつも、主人公は正しいことをしていると肯定的に書きます。

村上作品で弱いところがあるとすれば、自分というものを完全に離れた主人公による世界を描けないということです。

ともあれ、そのような傾向が強いため、村上は主人公に、村上j自身の趣味嗜好を反映させます。

どんな話の展開であっても、主人公の、それはすなわち村上自身の、自慢話が登場します。

そんな自慢話のひとつに音楽の趣味嗜好があります。

妻を殺した夫自身の『疑惑』

芥川龍之介18921927)の短編作品に『疑惑』があります。読んだことはありますか? 私はそんな作品があることも知りませんでした。

私はAmazonの電子書籍版で読書をしています。村上春樹1949~)の『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』1985)上下巻を読み終え、時間を持て余すようになりました。

そこで、まだ途中までしか読んでいない芥川の全集から、目についた作品を読むようなことをしています。そのひとつとして『疑惑』を読みました。

一人称で書かれた作品で、主人公の「私」は実践倫理学者です。その「私」が十年ほど前に出会った話を回想します。

物語の舞台は岐阜の大垣です。

購入から2年2カ月後に読み終えた村上春樹作品

村上春樹1949~)が初めて書き下ろしたという長編小説『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』1985)を読み終えました。

本コーナーでは、村上の作品を読むたびに取り上げています。私はすべてAmazonの電子書籍版で読みました。デジタルで管理されているため、これまで、村上の作品を何冊読んだかが記録されています。

長編と短編集、エッセイ集、対談などを全部で40冊読みました。

今回取り上げる『世界の終わりと_』を購入した日付もしっかりと残っています。2022年8月2日に上下巻を購入しています。

村上春樹『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』Amazon電子書籍管理画像

うらめしー なんだ?てめえは

本コーナーで何度か、人生相談を話題として取り上げました。

今回も相談をある人といいますか、元、人だった人(?)から受けたりするという話を少ししてみます。

「へっつい」というものがあります、というか、かつてありました。今もあって、使っている家があるかもしれません。

「へっつい」を漢字で書くと「竈」と書くのだそうですね。私はこの漢字を書いたことがありません。読み方を知らずにこの漢字を何と読むのかと訊かれたら困ってしまうかもしれません。

ただ、上で書いたように、「へっつい」を漢字で書くと「竈」ということですから、「へっつい」と答えて置けば間違いなさそうです。

「竈」の別の読み方は「かまど」です。こちらが一般的な読み方であり、人に説明するのにもわかりやすいでしょう。つまり、「へっつい」というのは「かまど」のことです。

YouTubeをやめてポワロとマープル

「テレビ見ない自慢」ではありませんが、私は最近「YouTube見ない自慢」したい状態にあります。

それ以前はほぼ毎日何本か見ていました。今はそれが本当に減りました。見ない日はまったく見ません。また、見るとしても、本コーナーの更新で、関連動画を紹介するために見るぐらいです。

一度見ない習慣ができると、見ることが稀になります

その代わりとして、AmazonのPrime Videoで見られる動画を見て過ごす時間が増えました。私はAmazonの有料会員であるプライム会員であるため、該当する動画を追加料金なしで、好きなだけ見ることができます。

私はAmazon Fire TVを使っているため、テレビ受像機の画面でPrime Videoの動画を楽しんでいます。