由紀さおりと『夜明けのスキャット』

朝日新聞に「語る 人生の贈りもの」というコーナーがあります。そこからの話題を本コーナーで取り上げたことがあります。

そのコーナーでは、各界の著名人をひとり取り上げ、その人にまつわる話を連載で紹介します。今年に入って紹介されているのは由紀さおり1946~)です。

昨日と今日は、由紀さおりの代名詞ともいえる『夜明けのスキャット』1969)にまつわる裏話が書かれており、興味深く読みました。

由紀さおりの芸名に決まった背景についても書かれています。

自衛隊員の難聴事例

「音響外傷」という外傷に聞き覚えのある人は少数かもしれません。

私は2022年9月、自分がその外傷を負うまでは、そんな外傷があることも知りませんでした。もっとも、私の場合はそのことで医院へ行っていません。ですので、医師によって私の外傷がそれだと診断されたわけではありません。

私の場合は、庭でゴミを燃した際、ゴミの中に切った竹があり、その節が破裂した際の大きな音がその症状を引き起こしました。

そのとき、私の耳が影響を受け、すぐに聴こえにくくなりました。

私の場合は、それまで通常に聴こえていた音の聴こえ方が変わりました。たとえば、救急車のサイレンの音が、通常よりも甲高い音に聴こえました。

人の話す声も聴こえにくくなったように記憶します。

殺人を扱った喜劇作品

新しい年を迎えたのに合わせたように、私はAmazonの有料会員向けに提供されているPrime Videoで、毎日のように、古い映画を愉しんでいます。

昨日もそんな一本を見ました。見たのは『帽子から飛び出した死』(1939)です。原題は”Miracles for Sale”で、直訳すると『販売のための奇蹟』です。どちらにしても、ちょっと変わった題名ではありませんか?

阿刀田高1935~)がつけそうな題名です。

変わっているのは題名だけではありません。中身も変わっています。

本作を見始めると、字幕は表示されるのに、俳優が台詞をしゃべりません。代わりに、音楽のようなものが聴こえたと思います。

本作は86年前の作品で、もしかしたら、サイレント映画なのかと思いました。

憧れの叔父を疑う姪

前々回の本コーナーで、私は新年になり、Amazonが提供するデバイスやサービスを集中的に利用している実態を書きました。

この傾向はまだ継続中です。

昨日はまた、Amazonが有料会員向けに提供するPrime Videoで古い映画を一本見ました。今回見たのは、『疑惑の影』1943)という82年前の米国映画です。

本作を監督したのはアルフレッド・ヒッチコック18991980)です。ヒッチコックが英国から米国にわたり、米国で撮った6本目の作品になります。

私はヒッチコックの作品は好きでよく見ていますが、本作は存在すら知らず、初めて見ました。

AmazonのPrime Videoには、本作が2種類用意されています。

私ははじめ、自分でそれを選んだわけではなく、再生が始まって「吹替版」であることに気がつきました。本作を見るならそれしかないのかと思ったからです。

外国映画には吹替版と字幕版があります。どちらを好むかはその人次第です。

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私はそのとき、そのときで、ひとつの事柄を集中してする傾向があります。

年が変わってすぐの今は、Amazonのデバイスやサービスに関することに関心を持ち、それに接して過ごす時間が長くなっています。

きっかけは、Amazonが提供する電子書籍を読むために特化したKindle端末を新年早々に購入したことです。購入してすぐに使えたら、必要以上に端末そのものへの関心を持つことはなかったでしょう。

その時のことは本コーナーで書きました。新たに手に入れたKindle端末の最新版が、それを使うのにどうしても必要な、Amazonの自分のアカウントへの認証がうまくいかないことが起きました。それに成功したのは、端末が手元に届いてから3日目の朝です。

亡き兄の後妻を疑う義弟

ネットの動画共有サイトYouTubeにおもしろそうな動画がないときは、Amazonが有料会員向けに提供するPrime Videoでおもしろそうな動画を捜して、見たい動画があれば見ることが増えました。

逆のいい方をすれば、それだけ、YouTubeで見たい動画が少なくなっているということです。

私は古い外国映画が好みです。これまでは、NHK BSでそれらの映画が放送されると見てきました。しかし、NHK BSで放送される作品にも限りがあり、これまでに見たことがない作品が少なくなってきています。

今回Prime Videoで見た作品も、これまでNHK BSで一度も放送されたことがない作品かもしれません。私はそんな作品があることを、今回始めて知りました。

1953年に公開された米国映画『未亡人の殺人計画』です。白黒で、スタンダードサイズの作品です。

出演している俳優で、私がすぐにわかったのは、ジョゼフ・コットン19051994)だけでした。

“The Third Man”Alida Valli, Joseph Cotten, Trevor Howard

彼は、オーソン・ウェルズ19151985)の『市民ケーン』1941)で映画俳優としてデビューしています。

Citizen Kane (1941) Official Trailer #1 – Orson Welles Movie

「最強寒波」ねぇ

昨日の朝日新聞社会面に次の記事がありました。

昨日の紙面で明日とされるのは本日のわけですが、本日の関東南部は穏やかな冬晴れです。

私は日課で、毎日、夜明けとともに自転車で家の周りを30分程度走ります。今朝も走りました。

今朝の最低気温は東京が1度です。毎日早朝に自転車で走るのを続けていることで体が寒さに慣れたのか、ちっとも寒くは感じません。朝陽を受けた風景を見ていると、早くも「光の春」を感じたほどです。

手袋をする手の指先が冷たくなり、痛く感じたこともありました。今はそんなこともありません。今朝も、手袋の中の手は温かでした。

こんな体感で朝日の記事に目を通すと、一体どこの話なのだろうと思ってしまいます。

ルーターのSSID表示問題?

本コーナーの前回の更新で、Amazonの電子書籍を読むために特化した最新版(12世代)Kindle Paperwhiteを新年早々に購入したものの、届いてから3日目にようやく使えるようになったことを書きました。

同じKindle Paperwhiteシリーズということもあり、見た目はほぼ同じです。大きさは、最新版のほうが若干大きくなっています。

Amazon Kindle 第12世代

操作感は最新版の方が良い感触です。

通常はスリープの状態から復帰させて使いますが、その際、パスコードを入力するように設定しています。本設定をしないと、仮に外出先で紛失した場合、厄介なことになるからです。

それを拾った人は、初めてKindleに接する人であっても、底部の出っ張りを押せばスイッチが入りそうなことに気がつきます。そのとき、パスコードが設定されていなければ、私が端末にダウンロードした書籍がすべて読める状態になってしまいます。

また、私のAmazonアカウントが知られてしまうことで、私がすぐにAmazonアカウントのパスワードを変更しなければ、アカウントに侵入されてしまいます。

新Kindle端末が新年の遅い目覚め

前回の更新で、アーサー・コナン・ドイル18591930)のシャーロック・ホームズシリーズ18871927)の四編ある長編小説のうち、『緋色の研究』1887)を読んだことを書きました。

私は今は、紙の本を読むことは例外を除いてありません。ほぼすべてに近い本をAmazonの電子書籍版で読んでいます。

一度これに慣れたら、紙の本に印刷された活字は小さくて、読むのが困難に感じられます。

Amazonが電子書籍版の読書のために特化したKindle端末は、紙に印刷される活字と遜色がなく、違和感なく本に接することができます。今も紙の本を手に取っている人は、一度Amazonの電子書籍に接することをお勧めします。

私は電子書籍版で本を読むようになりましたが、Kindle以外の端末で読むことは基本的にありません。雑誌のような大型本の場合は、カラーで印刷されていることもあり、PCに入れたKindleアプリを使い、PCのモニタで目を通すようにしています。

Kindleを使わず、スマートフォンやタブレットPCで電子書籍に接している人もいるでしょう。それで不自由なく読めていればいいですが、電子書籍用に特化したKindleを使ってみれば、Kindle以外に選択肢がないことに気がつかれると思います。

スカーレットは緋色

年が明けて間もない3日の夕方、AmazonのPrime Videoで、アーサー・コナン・ドイル18591930)のシャーロック・ホームズシリーズ18871927)を原作とした映画『シャーロックホームズ死の真珠』を見ました。

内容は、ホームズシリーズの短編のひとつ『六つのナポレオン』1904)を基とするものでした。

ドイルが残したホームズシリーズは、大半が短編小説で、その数は56もあります。いずれも雑誌に連載されたものです。ホームズ物には長編小説があります。発表順に次の四編です。

私がホームズ物に接するようになったのは2023年2月です。当時、NHK BSで、原作のテレビドラマが始まりました。それ以前に、私はホームズ物の原作とドラマを見たことがありませんでした。

ドラマを一度見て面白さにハマり、ドラマは録画してすべて見ました。また、それと並行して、ドイルの原作にも接しています。