殺人を扱った喜劇作品

新しい年を迎えたのに合わせたように、私はAmazonの有料会員向けに提供されているPrime Videoで、毎日のように、古い映画を愉しんでいます。

昨日もそんな一本を見ました。見たのは『帽子から飛び出した死』(1939)です。原題は”Miracles for Sale”で、直訳すると『販売のための奇蹟』です。どちらにしても、ちょっと変わった題名ではありませんか?

阿刀田高1935~)がつけそうな題名です。

変わっているのは題名だけではありません。中身も変わっています。

本作を見始めると、字幕は表示されるのに、俳優が台詞をしゃべりません。代わりに、音楽のようなものが聴こえたと思います。

本作は86年前の作品で、もしかしたら、サイレント映画なのかと思いました。

憧れの叔父を疑う姪

前々回の本コーナーで、私は新年になり、Amazonが提供するデバイスやサービスを集中的に利用している実態を書きました。

この傾向はまだ継続中です。

昨日はまた、Amazonが有料会員向けに提供するPrime Videoで古い映画を一本見ました。今回見たのは、『疑惑の影』1943)という82年前の米国映画です。

本作を監督したのはアルフレッド・ヒッチコック18991980)です。ヒッチコックが英国から米国にわたり、米国で撮った6本目の作品になります。

私はヒッチコックの作品は好きでよく見ていますが、本作は存在すら知らず、初めて見ました。

AmazonのPrime Videoには、本作が2種類用意されています。

私ははじめ、自分でそれを選んだわけではなく、再生が始まって「吹替版」であることに気がつきました。本作を見るならそれしかないのかと思ったからです。

外国映画には吹替版と字幕版があります。どちらを好むかはその人次第です。

亡き兄の後妻を疑う義弟

ネットの動画共有サイトYouTubeにおもしろそうな動画がないときは、Amazonが有料会員向けに提供するPrime Videoでおもしろそうな動画を捜して、見たい動画があれば見ることが増えました。

逆のいい方をすれば、それだけ、YouTubeで見たい動画が少なくなっているということです。

私は古い外国映画が好みです。これまでは、NHK BSでそれらの映画が放送されると見てきました。しかし、NHK BSで放送される作品にも限りがあり、これまでに見たことがない作品が少なくなってきています。

今回Prime Videoで見た作品も、これまでNHK BSで一度も放送されたことがない作品かもしれません。私はそんな作品があることを、今回始めて知りました。

1953年に公開された米国映画『未亡人の殺人計画』です。白黒で、スタンダードサイズの作品です。

出演している俳優で、私がすぐにわかったのは、ジョゼフ・コットン19051994)だけでした。

“The Third Man”Alida Valli, Joseph Cotten, Trevor Howard

彼は、オーソン・ウェルズ19151985)の『市民ケーン』1941)で映画俳優としてデビューしています。

Citizen Kane (1941) Official Trailer #1 – Orson Welles Movie

88年前のフランス映画

新年を迎え、AmazonのPrime Videoで映画を3本見たことを書きました。その3本のあとに、4日にも1本の映画をPrime Videoで見ています。

『オッペンハイマー』2023)は新しい作品ですが、ほかは古い作品ばかりです。4日に見たのは、1937年のフランス映画です。

私が初めて知った『おかしなドラマ』という作品です。

フランス映画なのに舞台は英国のロンドンです。

理屈で考えると、タイトルにある「おかしな」ところが満載です。しかし、理屈抜きで見れば、楽しめる作品です。今から88年も前の作品です。

当時のことは想像するよりほかありませんが、当時の観客は、おもしろがって見たのかもしれません。

登場人物はみな変わっています。

それと知らずに途中まで見たホームズ物

前回の本コーナーには、今月3日、AmazonのPrime Video『オッペンハイマー2023)を見たことを書きました。

同じ日の夕方、Prime Videoをもう1本見ています。『シャーロックホームズ死の真珠』(1943)という古い作品です。

上映時間が1時間8分と短いことを知り、夕方の時間に見るのにちょうど良いと思って見ました。

私が初めてシャーロック・ホームズシリーズのテレビドラマを見たのは2023年2月です。それまでは、アーサー・コナン・ドイル18591930)が書いたシャーロック・ホームズシリーズ18871927)を一度も読んだことがなく、ドラマも見たことがありませんでした。

2年前のその時期、NHK BSでホームズシリーズの放送が始まりました。そこで、食わず嫌いだったシリーズドラマを見て、ホームズ物にハマりました。

『オッペンハイマー』で気になるシーン

新年になり、本日は1月5日です。明日は月曜日で、世の中が本格的に動き始めるでしょう。

年末年始の期間中、テレビでは相変わらず年末年始特番のような番組が放送されたでしょう。私は関心がないので、どんな番組が放送されたのかも確認していません。

1月の2日と3日には箱根駅伝があり、私も割と熱心にテレビの中継を見てきました。そんな駅伝ですが、このところは興味が半減しています。

強い学校に有力な選手が集まり、いつも同じような学校が好成績を収めて終わるようになったからです。選手のレベルが違えば、レースの前に結果が見えてしまいます。そんなわけで、今年は熱心に見るのをやめました。

その代わりに、ネットの動画共有サイトYouTubeで何か動画を見ようと思いました。しかし、こちらも、悪い意味で、テレビ番組の傾向に近づいてきました。

テレビ番組が視聴率至上主義に走って失敗したことが、YouTubeでも起き始めているのを感じます。少しでも再生回数を稼ごうという魂胆が見え隠れし、視聴意欲を奪います。

そんな事情から、2日と3日に、AmazonのPrime Videoを3本見たことを昨日の更新で書きました。

そのあと、昨日も1本の動画を見ました。あとの2本は1時間少々の短い作品です。

今回は3日に見た『オッペンハイマー2023)を取り上げます。本作については、日本で公開される前、BSで放送されたときにそれを見て、本コーナーで取り上げています。

分不相応な立場に置かれた者の恐怖

新年になり、三が日が過ぎました。

関東南部の当地は、年末年始の冷え込みが緩んでいます。昨年末から三が日、そして今日と、日課にしている自転車での散歩を日の出と共にしていますが、寒く感じません。

今朝などは、家に戻ったら、ジャンパーの下の身体が汗ばむほどでした。朝の気温が緩む前は、手袋をした指先が寒さで痛いほどでしたが、ここ数日はそんなことがまるでありません。

この調子で行ってくれたら、今の手袋で何も不自由しません。

私は極めて少ない番組しかテレビで見ることはありません。子供の頃は年末年始のテレビ番組を楽しみにしたものですが、今は、その手の番組は見ようとはまったく考えません。

2日と3日は、ネットの動画共有サイトYouTubeにこれといった動画がなかったので、AmazonのPrime Videoで3本の映画を見ました。それを順に本コーナーで取り上げていきましょう。

2日に見たのは、アルフレッド・ヒッチコック監督(18991980)の『レベッカ』1940)という古い作品です。ヒッチコックが英国から米国に渡って最初に撮った作品です。

映像の魔術師

数日前、AmazonのPrime Videoであるドキュメンタリー作品を見ました。はじめからそれを見るつもりはなく、何かおもしろそうな作品がないかと思っていたら、それがお勧めにあったのです。

私はAmazonの有料会員です。その会員は、Prime Videoで該当の動画を追加料金なしで楽しめます。

私がそれを利用するときはPCのモニタではなく、テレビ受像機(テレビ)で見るようにしています。ネットの動画共有サイトYouTubeの動画も、できるだけテレビで見ます。

AmazonのFire TVを使うと、ネット動画がテレビで見られるようになるからです。

私が見たドキュメンタリーは、日本では昨年9月29日に公開された映画監督アルフレッド・ヒッチコック18991980)の撮影術を紹介する内容のものです。

公開されたとき、邦題は『ヒッチコックの映画術』だったのでしょうか。

クリスマス・イヴの過ごし方

人は、それぞれに、それぞれの一日を送ります。

仕事をする人も、しない人も、眠る前の一時間はどのように過ごしているでしょうか。

私は、本コーナーで何度も書くように、一般的な人とは3時間ほどずれた時間軸で毎日を送っています。この3時間というのは、6時に起床し、午後9時に就寝する人を想定しています。

それが3時間ほどズレている私は、毎日午前2時半頃に起床します。そして、午後6時には就寝します。

風呂には午後3時半頃に入ります。夕食は午後4時過ぎには摂り終えます。

ということで、私が眠る前の1時間は午後5時からの1時間です。

私の場合は、その日の気分で、1時間の過ごし方は変わります。

この土曜日(21日)は、NHK BSで米国の刑事ドラマ『刑事コロンボ』を午後4時44分から見始め、午後6時数分前に終わったので、そのまま眠りました。

『刑事コロンボ』の放送が、3回まで放送したあと、休みになりました。スポーツ中継がコロンボの放送枠にあったからです。

フルサイズもAPS-Cもボケ感は変わらない

私が昔から写真を趣味にしていることは本コーナーで事あるごとに書いています。

昔ですからデジタルのカメラなどはあるはずがなく、カメラといえばフィルムに撮影するものでした。通常は35ミリ幅のフィルムを使い、撮影します。

そのため、コンパクトカメラであっても、デジタル時代の今でいう35フルサイズで撮るのが当たり前でした。

デジタルカメラが一般的に使用される直前だったと記憶します。「アドバンストフォトシステム」という新しい規格が登場しました。略して「APS」といわれました。

その規格のカメラが出たあと、私の姉がAPSのコンパクトカメラを購入しています。たしか、江角マキコ1966~)がコマーシャルに出ていました。

(90年代CM)フジフィルムAPS  勧月ありさ 柳沢慎吾