ある日交差点が大きな口を開けた

人は誰も、明日のわが身に災難が降りかかると思っては生きてはいません。そんなことを常に思っていたら、気が休まりませんから。

2トントラックのハンドルを握っていた70歳代の男性もそれが起こる瞬間まで、そんなことは頭になかったはずです。

70歳代の男性トラック運転手は、瓦礫に埋まった運転席で、救助されるのを待っています。

思わぬところで思わぬことが起きるものです。

今月28日、埼玉県八潮市内を走る道路の交差点で、大規模な道路の崩落が起きました。崩落は翌日と翌々日にも起き、陥没箇所が広がりました。

道路が陥没した地点を地図で捜しました。おそらく、下に埋め込んだ地図の地点で起きたものと思われます。

交差点の近くには市役所や市民文化会館、中央公園などが点在しますので、市の中心部付近であろうと思われます。

芸能界とテレビ局は性接待が付き物

タレントの中居正広1972~)を巡る「性接待」疑惑の騒動は収まる気配がありません。

私は本騒動を報じた『週刊文春』の記事は読んでいません。ですので、本騒動については、ネットの動画共有サイトYouTubeなどで語られているのを見て、その範囲で知るだけです。

本日の豆訂正
私は『週刊文春』が一番最初に本問題を報じたのだと思っていました。どうやら、それは間違いで、『女性セブン』という週刊誌が本騒動の第一報を報じたようです。

それらを見ると、本騒動は、中居正弘に限った話ではなく、フジテレビが組織ぐるみで、同様の性接待を日常的に行ってきたのではという疑惑へと発展しつつあります。

本騒動がはじめに報じられたときは、フジテレビの幹部職員が、中居と被害女性を同席させるような設定をしたというようなことでした。

ところが当日になると、その設定をしたフジテレビの職員が出席できなくなり、中居と被害女性だけが過ごす時間を持つことになったようです。

その後の報道で、それが設定されたのは中居のマンションの一室だったことがわかっています。

自衛隊員の難聴事例

「音響外傷」という外傷に聞き覚えのある人は少数かもしれません。

私は2022年9月、自分がその外傷を負うまでは、そんな外傷があることも知りませんでした。もっとも、私の場合はそのことで医院へ行っていません。ですので、医師によって私の外傷がそれだと診断されたわけではありません。

私の場合は、庭でゴミを燃した際、ゴミの中に切った竹があり、その節が破裂した際の大きな音がその症状を引き起こしました。

そのとき、私の耳が影響を受け、すぐに聴こえにくくなりました。

私の場合は、それまで通常に聴こえていた音の聴こえ方が変わりました。たとえば、救急車のサイレンの音が、通常よりも甲高い音に聴こえました。

人の話す声も聴こえにくくなったように記憶します。

世田谷一家殺害事件の犯人像から受ける「ちぐはぐ感」

本日は大晦日です。24年前のこの日、東京・世田谷で家族四人が何者かによって殺害されているのが確認された事件がありました。

正式な事件名は、世田谷の上祖師谷三丁目で起きたことから、「上祖師谷三丁目一家4人強盗殺人事件」というそうです。

警察の懸命な捜査にも拘らず、犯人を検挙できないまま、24年の歳月が流れました。

今は、YouTubeのようなネットの動画共有サイトができ、それを利用する人が増えたことで、警察で殺人事件などを含む事件の捜査にあたって来た元警察官が、YouTubeなどを使い、現場に近い立場から、発信することをしています。

今年もその事件が発覚した日が近づいたことで、そのようなYouTube動画にいくつか接し、本サイトでも紹介してきました。

本日は、元警視庁捜査一課・殺人犯捜査第一係の佐藤誠氏のYouTubeチャンネル「佐藤誠の警察OBチャンネル」に次の動画があるのに気がつきました。

【深掘り】 ズバリ! 佐藤・山口が検証”世田谷事件”

40代女性行員の犯行を謝罪する記者会見

昨日の本コーナーでは、誰もが厳重に保管されているものと考えていたメガバンクの三菱UFJ銀行の貸金庫から、同行で働く行員により、わかっているだけでも十数億円の金品が盗まれた事件を取り上げました。

これが発覚したのは先月22日です。しかしここまで、同行は記者会見を開いていません。その記者会見が昨日になってやっと開かれました。

私は、記者会見の模様は、翌日、つまり本日の新聞が報道するでしょうから、それで確認するつもりでした。

そんな風に考えていた昨日の午後5時前、何の気なしにネットの動画共有サイトYouTubeにアクセスすると、その記者会見の模様がライブで放送されていることを知り、途中からですが、見ました。

私が見たのは、テレ東BIZが配信した中継です。

三菱UFJ銀行 半沢頭取が謝罪 元行員が貸金庫の合鍵悪用し窃盗 再発防止策など会見で説明【ノーカット】

銀行の貸金庫に抜け穴があっては堪らない

銀行強盗を描いた映画はいくつもあります。私が思いついたのは、アラン・ドロン19352024)とジャン・ギャバン19041976)が強盗を企てる犯人を演じた『地下室のメロディー』1963)です。

面白いもので、それが描かれる作品を見ると、観客は銀行強盗を働く犯人たちの側に立って見てしまいます。

彼らが狙うのは、フランスのリゾート地、コート・ダジュールのカジノの地下にある金庫です。

ギャバン演じるシャルルという刑務所を出たばかりの初老の男は、自分の身体が利かなくなったため、実行犯に、ドロン演じるフランシスという青年を雇います。

フランシスは定職を持たず、その日暮らしの不良です。シャルルは、フランシスを、どこかの金持ちの男に見せかけ、コート・ダジュールの高級ホテルに滞在させます。

小説でも映画でも、強盗が成功したと描くことはしません。彼らにどんな結末が待つかは、作品を見て確認してください。

MÉLODIE EN SOUS-SOL 1963 (Alain DELON, Jean GABIN, Dora DOLL)

「事実は小説よりも奇なり」といいます。映画『地下室のメロディー』は綿密な計画を立て、犯行をしています。そんな面倒な計画が必要ないような巨額窃盗事件が起きて3週間余り経ちました。

発生から24年の世田谷一家殺害事件

歳月人を待たず。事件の捜査員をも待ちません。

2000年12月31日(あるいは30日)に東京・世田谷区上祖師谷三丁目で「世田谷一家殺害事件」が起きてから、今月末で24年です。

捜査員の懸命な捜査にも拘らず、今も犯人を検挙できていません。

事件が起きた日が近づくと、マスメディアが本事件を取り上げます。本日の朝日新聞には、次の見出しの小さな記事が載りました。

本事件では、被害に遭った宮澤さん一家の4人が、犯人によって殺害されているのが、2000年12月31日に、宮澤さん宅の隣りに住む宮澤さんの妻の実母によって発見されています。

本日の豆追記
被害者宅の隣りには、宮澤さんの妻の姉夫婦の家がありました。1992年に姉一家が海外へ移住したことで、宮澤んの妻の姉夫婦の家には、妻の実母がひとりで住んでいたそうです。その後、事件が起きた2000年に姉夫婦が一時的に帰国し、その家で妻の姉夫婦と実母が一緒に生活していました。

本事件にはさまざまな謎が残されており、捜査員の頭を悩ませています。

そもそも犯人は、どこから宮澤さん宅へ侵入したのか、これまで確定できていなかったのでしょう。

殺害された一家の変わり果てた姿を発見した宮澤さんの妻の実母は、当日の午前10時40分過ぎに宮澤宅へ入っています。その際、玄関のドアは施錠されていました。

犯人が宮澤さん宅の玄関ドアの鍵を何らかの理由で所有していれば別ですが、そうでなければ、犯人が玄関から出入りしたのではないことになります。

甘い誘いに騙されないように

首都圏で相次いでいる強盗および強盗殺人事件は「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」が関わっているとして、警察が摘発しているとの報道が続きます。

本日も、新聞各紙が報じています。

その中で、日経新聞は次の見出しで一連の事件を伝えています。

14ある事件のうち、神奈川県横浜市青葉区で起きた事件では、現金約20万円を奪っただけでなく、住人の男性を殺害しています。

その事件に関った容疑で、千葉県在住の22歳の男が逮捕され、送検されました。

広域強盗事件にトクリュウ関与の可能性

昨日の本コーナーでは、先月末の週末に、東京・有明で催されたデモと集会に、お金をもらって参加した若者がいたことを取り上げました。

そのお金を渡していた中に、警察が「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」として「監視」する組織犯行グループがいたことも書きました。

ネットのSNSで、デモと集会に参加するだけで1万円がもらえることを知った多くの若者が、当日、お金目当てで会場周辺に集まっています。

それを伝えた第一報では、お金を受け取れたのは一部で、多くはそれが得られず、中には、デモと集会の関係者に詰め寄る者もいたと報じられました。

アリジゴクの巣への接近注意

脅かすわけではありませんが、平穏に思われる日常のすぐ隣には、あなたを破滅させる落とし穴が開いています。

その穴に落ちると、平穏な日常は一瞬で失われ、アリジゴクの巣に落ちたアリのような運命が待っています。

昔からこのような落とし穴はありました。それが今は、その数が飛躍的に増え、しかも、すぐには気がつかないよう、巧妙に仕掛けられています。だから、自分はそんな落とし穴には落ちないと思っている人が、ある日突然、そこへ落下することが起きます。

最近では、首都圏で、住宅に押し入る強盗事件が多発しています。その犯行に加わる人も、アリジゴクの巣に落ちた結果といえましょう。

自分ではそれまで、自分が犯行を犯すなどとは考えてもいなかったはずです。それが、気がつくと犯行グループに加わり、見も知らない人が住む家の住人を襲い、ときには命を奪うグループのひとりとなってしまいます。