AED云々より前に考えるべきこと

昨日(16日)、Yahoo!ニュースに、昨年7月に沖縄であった出来事を沖縄タイムスが報じた次の記事が載りました。

記事を読んだ人は、現場に駆け付けた消防隊員が、適切な処置をしなかったため、30代の男性が亡くなってしまった、と受け止めかねません。

記事を見ていくと、昨年7月25日の午後5時前、沖縄の南城市にある団地で、30代男性が心肺停止の状態になったことがわかります。

この記事だけでは、誰が救急車の出動を要請する電話をしたのかわかりません。男性が突然倒れ、そのときには心肺停止の状態であったのだとすれば、男性が自分で電話をすることはできません。

2003/06/21 『男たちの旅路』音声データ

本日は、ある事柄について考えていただきたいと思い、サンプルとしてひとつの音声データを用意してみました。

その番組が放送されたのがいつだったのかを本サイト内の「私のTV指定席」(現在このコーナーはありません)で確認したところ、5月31日でした。それはNHK衛星第2で放送されている「BS思い出館」という番組です。

この番組では、NHKが以前に放送した数々の名作ドラマからピックアップして放送しています。その回では、かつてNHKで放送された傑作ドラマのひとつ『男たちの旅路』でした。

放送当時、「土曜ドラマ」というドラマ放送枠があり、「土ドラ」の名称で親しまれていました。その枠で放送されて人気を博したのが『男たちの旅路』です。

脚本を担当されたのは、『岸辺のアルバム』1977)や『ふぞろいの林檎たち』19831997)などでもその名を知られる山田太一1934~)です。

遭難陸自ヘリは墜落前に逆走したのか?

陸上自衛隊(陸自)第8師団第8飛行隊所属の多目的ヘリコプター“UH60JA”が「遭難」して半月になります。

事故を起こしたヘリコプターは、米軍が使う「UH60 ブラックホーク」をベースに、三菱重工業がライセンスを取り、陸自仕様に改良して製造した機体だそうです。

このヘリに、事故当日、第8師団に着任して一週間程度しか経たない坂本雄一師団長(陸将)(19672023)を含む10人が搭乗しています。

事故原因は未だにわからないようですが、事故からそう時間が経たずに、事故直前は約150メートルという低い高度を飛行していただろうとの見解を防衛省が示しています。

私は専門的なことはわかりませんが、飛行高度が低くなると、レーダーで捉えられなくなるそうです。ということは、問題の機がレーダーから突如消えたからといって、その瞬間に海へ墜落したとは限らない可能性があります。

被害者の立場を離れることも必要

誰もが事件や事故の被害者になる可能性はあります。

私にしても、2004年の8月末、事故に遭い、死線をさまよいました。もっとも私の場合は、乗っていた自転車が転倒した自爆事故です。

その時の記憶はまったくなく、今に至るまで、記憶が戻ることはありません。不思議なのは、転倒して負傷した日の記憶それ自体がありません。

その日にどこへ、何のために出かけたのかもわかりません。それでも、その日にどこかへ行き、最寄駅から自宅へ自転車で戻る途中、急坂で転倒し、頭部を強く打ってその場で気を失ってしまいました。

倒れている私を見つけてくれた人が救急車を呼んでくれ、病院へ搬送された私は、頭部を開く外科手術を受けました。

消失した自衛隊ヘリ2分間の謎

陸上自衛隊のヘリコプターの機影が突如レーダーから消え、その後の捜索で、消息を絶った海域で同機のものとみられる機体の一部が回収されています。

消息を絶った機は、熊本県の高遊原(たかゆうばる)分屯地に駐在する陸上自衛隊第8師団第8飛行隊所属の“UH60JA”という多用途のヘリコプターだといいます。

要人輸送,LZ制圧,コンバットレスキューと何でもお任せなブラックホークを大迫力で録るなら木更津! / Sikorsky_MHI UH-60JA in Action.

同機は、熊本の分屯地基地を今月4日に発(た)ち、沖縄の航空自衛隊那覇基地を経由し、6日に宮古島分屯基地に到着したばかりでした。

日本は性的奴隷を許す国か?

世界のマスメディアに呆れられています。日本のマスメディアをはじめとする、社会に影響力のある人は大丈夫ですか?

今何も行動を起こさなかったら、日本という国は、金と力を持つ人であれば、自分の好みの人間を「性的奴隷」にしても何のお咎めもない国なのだと海外で認識されてしまいます。

『週刊文春』が先週と今週の二週続けて特集を組みました。日本のマスメディアで大きな影響力を持つ芸能事務所「ジャニーズ事務所」1975~)の経営者だったジャニー喜多川氏(19312019)が生前に行った数々の悪事が、当事国の日本ではなく、英国のジャーナリストによって暴かれ、英国のBBCがそれを扱った番組を放送したことを伝えています。

流氷と野生動物と羅臼と事件

私には、火曜日になると必ず録画するテレビ番組があります。毎週火曜日の午後6時10分から、NHK BSプレミアムで放送される過去に放送された「NHK特集」です。

私は昔からNHKのドキュメンタリー番組が好きで、アナログのビデオデッキを使っていた頃も、NHKのドキュメンタリー番組は録画対象の筆頭でした。

今もNHKではドキュメンタリー番組を放送しますが、今のドキュメンタリー番組はほとんど見ません。昔の番組と性格が大きく変わったように感じるからです。

先週の火曜日だった2月28日に放送された「NHK特集」は、「流氷が連れてきた動物たち 厳冬・知床の海」が放送されました。この番組が初めて放送されたのは1986年です。

怖い狼の一面を持つ弁護士

ネットで「送り狼」について確認しようとすると、「送り犬」がはじめにあって、そこから「送り狼」といういい方が生まれたことを知りました。

ネットの事典ウィキペディアにある「送り犬」を確認すると、これは妖怪の一種で、東北から九州にかけて、さまざまに形を変えて語られたようです。

基本形としては、夜中にひとりで山道を歩く者のうしろを犬がぴたりとついて来ることです。

そのあとが、地方によって分かれています。

先を歩く人間が転ぶと、犬が人間に襲いかかり、食い殺すというのが最も凶暴な犬です。その一方で、無事に山道を抜けることができ、犬に「お見送りありがとう」と声をかけると、あとをついてこなくなる、といった犬もあるようです。

関東から近畿、高知県の一部は犬が狼に変わり、「送り狼」というのが一般的になるようです。

伊豆半島や埼玉の戸田(とだ)市では、鼬(いたち)になり、「送り鼬」の伝承になるそうです。

籠池夫妻の不運を思う

人は皆、運命に翻弄されるように生きています。自分の運命であれば、自分の努力で動かせそうに感じます。しかし、それが運命である以上、努力で良い運命に動かすことはできないように感じます。

安倍晋三氏(19542022)によって、運命を揺さぶられた夫婦がいます。その夫婦に、昨日下された判断を、私は気の毒に感じました。

今日の朝日新聞もそれを伝えています。記事の見出しは「籠池夫妻 実刑確定へ」「最高裁 補助金不正 上告を棄却」です。この見出しを見るだけで、学校法人「森友学園」の理事長を今もされているのかわかりませんが、籠池泰典被告(1953~)と妻の諄子被告(1956~)が味わっている不幸な運命を私が気の毒に感じていることがわかるでしょう。

結果的に、詐欺罪の罪人とされることになった籠池氏が関わった事件は、それが発覚した時から興味を持ち、本コーナーで、動きがあれば取り上げました。

意識を欠いた移動物体の恐怖

車が日常的な移動手段として使われている今は、毎日、全国のどこかで車の事故が起こり、死亡したり怪我をする人が絶えません。

車が出はじめの頃は、車そのものが物珍しかったでしょうから、少しの事故でも新聞が取り上げた(?)かもしれません。車が当たり前の今は、車が事故を起こしても、特別に人の目を引くようなものでなければ、新聞やテレビを賑わすことはありません。

22日午前10時15分頃に名古屋市で起きたバスの事故は、例外的に大きく報じられ、人々の関心を呼んでいます

その事故があったのは、名古屋高速11号小牧線の下り線で、事故を起こしたバスは左側面を下にして横倒しとなり、出火したことで、骨組みだけが残るという悲惨さです。