夢うつつで聴いたピアソラ

気がつくと、うとうとと眠りかけていました。

そのとき私は、椅子に座り、イヤホンを耳の穴にはめ、デジタル・オーディオ・プレーヤー(DAP)iPod classicで音楽を聴いていました。

そのとき聴いていたのは、アストル・ピアソラ19211992)のアルバム“The Rough Dancer And The Cyclical Night”です。本アルバムの素晴らしさは、本コーナーで書いたことがあります。

アストル・ピアソラ The Rough Dancer And The Cyclical Night アルバムジャケット(裏)

iPod classicでそれを、眠気を誘うほど気持ちよく聴かせるのは、今年になってから手に入れた非常に安価でありながら、素晴らしい音を聴かせるイヤホンのせいかもしれません。

やっぱりいい音だったイヤホン

前回の本コーナーでは、別の目的でたまたま購入したイヤホンを実際に使てみたら、何の期待もしなかったイヤホンから、想像を超える良い音が聴こえてきて驚いたことを書きました。

その続編になります。

前回書いた中で、そのイヤホンの音が良く聴こえるのは、もしかしたら、私が使うタブレットPCのサウンド設計がそもそも優れていることが影響しているのかもしれないと付け加えました。

しかし、イヤホンそのものの音が良いことが確認できました。

瓢箪から駒を感じさせたある物

「瓢箪から駒」という諺があります。あなたにはそんな経験がありますか? 私は昨日(27日)経験したばかりです。

きっかけは、このところ興味を持っているストップモーション・アニメーションです。

私はこれに興味を持ち、それが手軽に作れるStop Motion Studio Proを手に入れました。

本アプリは、スマートフォンやタブレットPCに入れ、スマホやタブレットに搭載されているカメラ機能を使うことで、ストップモーション・アニメーションが作れます。

私はスマホは持っていないので、タブレットPCで使っています。

実際に使ってみると、タブレットPCの液晶部分にあるシャッターボタンを押した時、カメラが振動し、それがアニメに悪影響を与えるように感じました。

Spotifyを介して私の今年を振り返れば

毎年同じように感じます。過ぎてしまえば、一年はあっという間という感じです。

今年も、今日を入れて残り九日を残すのみとなりました。とはいえ、私は年末年始には特別な思い入れを昔から持ちません。だから、大掃除のようなこともしません。

たまに障子張りをするぐらいですが、今年は面倒なので、これもしないことにします。

昔、何かで見たか聞いた話では、年末年始の時期には、水商売で働く女性の自殺が多いそうです。今は事情が変わったかもしれませんが。

私の勝手な想像ですが、年末年始の時期は家族と過ごす時間が増え、水商売をする女性は、ひとり、取り残されたように感じるからでは、と考えたりします。

一年の締めくくりが近づき、今年を振り返る時期でもあります。

今月の初め、ネットを経由して音楽を配信するSpotifyから、私が今年一年を通したSpotifyの利用状況をまとめた便りが届きました。

手元にある機材で愉しむ音楽

ここ数日、夕方になると好んで聴くアルバムがあります。”BRASILEIRAS”です。

私は購入したものに日付を残す癖があります。このアルバムには【1995.11.15】とあります。28年前のちょうど今頃手に入れたことがわかります。

CDアルバム『BRASILEIRAS』に記した購入した日付
CDアルバム『BRASILEIRAS』

アルバムのタイトルを日本語でいうと「ブラジルの女性たち」になるのでしょうか? 世代を超えたブラジルの女性アーティストがふたり、そして、ゲストとしてほかの女性アーティストが参加して録音されたアルバムです。

2001/03/30 とても変わった人

A MOST PECULIAR MAN とても変わった人

彼はとても変わった人だった

リアドンおばさんが言っていた

おばさんはとても良く知っていた

彼女は彼の真上に住んでいた

とっても変わった人だと言っていた

彼はとっても変わった人だった

いつもたった一人で住んでいた

部屋に一人でこもって

自分自身の中に閉じこもって

とっても風変わりな男だった

2001/01/03 たかが紅白、されど紅白

昨年暮れ、2000年大晦日の「NHK紅白歌合戦」視聴率ですが、その結果は、予想を下回った数字であったそうです。

何でも、第2部での視聴率(関東地区)が50%を超えなかったのだとか。もっとも、それでもまだ、国民の半数近い人がその時間同時にチャンネルを合わせている計算になるわけで、「腐っても鯛」とでもいいましょうか、「化け物番組」であり続けていることに変わりはありませんね。

私とはいえば、お約束通り見ませんでした。が、実は、2回ほどですが、チャンネルを瞬間的に合わせたりしたのでした。

1回目は、さだまさし1952~)が「無縁坂」1975)を熱唱しているシーンです。

2002/12/29 今年も「紅白」嫌い

個人的に嫌いなものを今更「嫌い」と書いてみたところでそれ以上の話の進展はなさそうなので、今年は完全無視を決め込もうと思っていました。

が、本日の朝日新聞に元NHKの看板ディレクター和田勉氏(19302011)とフジテレビのこちらも看板プロデューサーだった横澤彪氏(19372011)おふたりによる対談が載っており、それに刺激されて少しばかり書いてみたい気になりました。

その話題とは_この年末になると毎年決まって人々の口に上る「NHK紅白歌合戦」です。

私はとにかくこの番組が嫌いで、一年でも早く消え去ってくれることを願っていますが、今年もしぶとく生き残り、代わり映えのしない内容で大晦日の夜を汚して、いや、ありがたく彩ってくれるようです。

私は元々この番組が嫌いですが、何が嫌いといって、NHKには一番似合いそうにもないバラエティー仕立てにしているところです。

あれは何年前でしたか、小林旭1938~)が紅白に出場された際にその点を批判し、「出来の悪い学芸会のようなパートに引っ張り出されるのは御免」というような発言をしていましたが、いい得て妙だと感じたことを思い出しました。

2004/01/09 「紅白」は百年後も不滅?

昨日の産経新聞と今日の朝日新聞には期せずして、「NHK紅白歌合戦」を取り上げた批評が掲載されています。

私自身は、いつも本コーナーでも書いているように、「反紅白」の立場を採っています。別に大した理由があるわけでもありません。バラエティ番組が不得意なNHKが無理して視聴者を喜ばしている感じがして、それがどうにも受け付けにくいのです。

その昔、午後9時に番組がスタートしていた時代、「紅白」はそれなりにオーソドックスな姿を保ち、視聴率も現在の5割増しぐらい稼いでいたと記憶しています。それが、いつの頃からか、放送時間が前倒しになり、それにつれて、過剰演出が加速していきました。

朝日の今日の批評によれば、今回の「紅白」には紅組・白組合わせて62組もの出演者があったそうです。いくらなんでもこれは多すぎではないでしょうか。いくら「紅白」好きの人間がいたとしても、これをはじめから終わりまでテレビの前で見ているとは到底思えません(実際にいたらごめんなさい)。

しかし、こうまでして盛り上げたはずの「紅白」が、何の演出もない裏番組に負けたそうです。それも、惨敗といってもいいほどの負けっぷりです。

2001/12/14 ああ、紅白歌合戦

今年も「NHK紅白歌合戦」が近づき、昨日は出場歌手が歌う曲目が発表になりました。それにしても今さらですが、どうなんですか? 紅白。

私は昨年の紅白についても書きましたが、個人的には「勘弁して欲しい(-_-;)」です。

誰も私に「何が何でも紅白を見ろ」とはいわないでしょうが、万が一そう頼まれても見る気にはならないですね。私の場合、それは拷問に近いです。

出場を打診されて断ったアーティストの気持ちは非常によく理解できます。

だって出場歌手を見てください。演歌低迷が叫ばれているというのに、何と演歌の多いことか。それも知らない曲か、遙か昔の曲ばかりです。とても現在の音楽状況を反映しているとは思えません。

これでは、NHKで毎週放送している「歌謡コンサート」(だったかな? 見たことないのでタイトルさえもあやふや)の拡大版みたいじゃないですか。