アナログの優位性

以前の本コーナーで、眠る前の時間の過ごし方について書きました。

そのときにも書いていますが、私の生活時間は、一般的な人に比べて3時間程度ずれています。午前6時に起床し、午後9時に就寝する人を一般的な人の生活時間と考えてのことです。

私は毎日午前2時半頃に起き、午後6時頃には眠る習慣です。ですから、眠る前の1時間は午後5時台になります。

そのときどきでその時間の過ごし方が変わります。本を読むこともあれば、録画したテレビ番組を見たり、ネットの動画共有サイトYouTubeの動画を見たりして過ごすこともあります。

ここ数日は音楽を聴いて愉しむことをしています。しかも、音源はコンパクトディスク(CD)やネットのストリーミングサービスなどのデジタル音源ではなく、アナログレコードです。

音の心理作用は個人的なもの

個々人が楽しんでいることを、他者が否定することはできません。

朝日新聞に「声」という読者から寄せられた投書を紹介するコーナーがあります。本日、そのコーナーに「レコード店巡りがマイブーム」という60歳代男性の投書がありました。

その男性はここ数年、中古レコード店巡りを楽しんでいるそうです。そこで、小中高時代によく聴いたアナログのLPレコードに出会ったりすると、とても幸せな気分になるそうです。

そのようにして手に入れたLPを家に持ち帰り、部屋に飾ったり、針を落として聴くのが、男性にとっては至福のときとなっているのでしょう。

こうした行為を否定できる人はいません。

このことは本コーナーで書いたばかりですが、ネットの動画共有サイトYouTubeなどを見ると、デジタルに比べてアナログの音は劣り、アナログレコードにお金をかけるのは無駄と指摘する動画が目に飛び込んできたりします。

質問コーナー9~レコードはCDよりいい音するってホント?

アナログの音とデジタルの音

今はどんな分野でも、アナログがデジタルに置き換えられることが進んでいます。

私はこだわりがないので、アナログへの郷愁というものは持たず、デジタルのほうが利便性が高いのであれば、デジタルへの抵抗感は持ちません。

本を読むにしても、紙に印刷された本に固執することはありません。今、新たに読書の対象を見つける場合、電子書籍版が出ていることがわかれば、迷うことなく電子書籍版を選びます。

私はフィルムの時代から写真撮影を趣味としてきました。この写真の分野もデジタル化が著しいです。

私は今もフィルムの良さを知っており、フィルムの価格や現像代がある程度抑えられるのであれば、フィルムで撮影したい気持ちはあります。

しかし利便性という点ではデジタルに圧倒的な有利性があり、今、フィルムで写真を撮ることは百パーセントありません。

このような前置きを書いたあと、音におけるデジタルとアナログについて書きます。

由紀さおりと『夜明けのスキャット』

朝日新聞に「語る 人生の贈りもの」というコーナーがあります。そこからの話題を本コーナーで取り上げたことがあります。

そのコーナーでは、各界の著名人をひとり取り上げ、その人にまつわる話を連載で紹介します。今年に入って紹介されているのは由紀さおり1946~)です。

昨日と今日は、由紀さおりの代名詞ともいえる『夜明けのスキャット』1969)にまつわる裏話が書かれており、興味深く読みました。

由紀さおりの芸名に決まった背景についても書かれています。

クリスマス・イヴの過ごし方

人は、それぞれに、それぞれの一日を送ります。

仕事をする人も、しない人も、眠る前の一時間はどのように過ごしているでしょうか。

私は、本コーナーで何度も書くように、一般的な人とは3時間ほどずれた時間軸で毎日を送っています。この3時間というのは、6時に起床し、午後9時に就寝する人を想定しています。

それが3時間ほどズレている私は、毎日午前2時半頃に起床します。そして、午後6時には就寝します。

風呂には午後3時半頃に入ります。夕食は午後4時過ぎには摂り終えます。

ということで、私が眠る前の1時間は午後5時からの1時間です。

私の場合は、その日の気分で、1時間の過ごし方は変わります。

この土曜日(21日)は、NHK BSで米国の刑事ドラマ『刑事コロンボ』を午後4時44分から見始め、午後6時数分前に終わったので、そのまま眠りました。

『刑事コロンボ』の放送が、3回まで放送したあと、休みになりました。スポーツ中継がコロンボの放送枠にあったからです。

原因が特定できないままSpotifyが使えるようになった

本更新は、音楽を聴きながら始めました。音源は、音楽ストリーミングサービスのひとつ、Spotifyです。

昨日の本コーナーでは、そのSpotifyを1カ月ぶりに聴こうと思ったら聴くことができず、原因もわからず、困っていることを書きました。

その聴けなかったSpotifyを聴きながら本更新をしているということは、本日からはそれが聴けるようになったということです。

ネットには、さざまざまなわからないことを解決するヒントが無数にあります。今回の私の経験をもとに、Spotifyが聴けなくなったとき、このようにすると、問題が解決できます。

というようなことを書ければ、そのことで困っている人の役に立つことができます。しかし、私にはその役目が果たせません。自分でも、どうしてそれが解決できたかわからないからです。

なんとなく、元通りになってしまった感覚です。

Spotifyが始まらない

音楽を楽しむ人が多いでしょう。私も音楽を聴かない日はほとんどありません。

今は、ネットを介した音楽ストリーミングサービスで音楽を楽しむ人が多いだろうと思います。私も、ながら聴きするときはストリーミングを利用します。

そんなサービスにSpotifyがあります。私も本サービスは便利に利用していました。が、先週末から使えなくなりました。今のところ理由がわかりません。

そうなる以前の1カ月間は、同じストリーミングサービスのApple Musicを使っていました。無料で1カ月利用できるというお知らせが入ったので、それを利用して、久しぶりにApple Musicで音楽を楽しみました。

料金が安ければ、Apple Musicを使い続けたいです。というのも、私専用に作られたプレイリストだけを選べば、あとは何もしなくても、私好みの音楽だけを流し続けてくれるからです。

ひとりの時間 音楽に浸る時間

私は、あることを始めると、長く続ける傾向があります。

本サイトは、1999年10月17日に始め、今に続いています。この先も、体の自由が利いて頭がボケない限りは続けるつもりです。

2011年3月末に放送を終えたNHK FMのリクエスト番組「サンセットパーク」も、「夕べのひととき」(東京発は「夕べの広場」)時代の1983年4月から聴き始め、番組宛のリクエストをすることを続けました。

番組がまだ続いていたら、同じように番組を聴き、リクエストをしていたでしょう。

最近始めたことでは、早朝に自転車で自宅周辺を30分ほど走ることです。きっかけは、濃い霧が発生したことです。それが幻想的に見えたので、自転車でその中を走ってみたくなったのでした。

自転車の早朝散歩も習慣になり、雨が降ったり、強い風が吹かない限りは日課のひとつとなりました。

ごく最近始まった習慣としては、午後5時半から30分ほど、音楽を聴く習慣です。

夢うつつで聴いたピアソラ

気がつくと、うとうとと眠りかけていました。

そのとき私は、椅子に座り、イヤホンを耳の穴にはめ、デジタル・オーディオ・プレーヤー(DAP)iPod classicで音楽を聴いていました。

そのとき聴いていたのは、アストル・ピアソラ19211992)のアルバム“The Rough Dancer And The Cyclical Night”です。本アルバムの素晴らしさは、本コーナーで書いたことがあります。

アストル・ピアソラ The Rough Dancer And The Cyclical Night アルバムジャケット(裏)

iPod classicでそれを、眠気を誘うほど気持ちよく聴かせるのは、今年になってから手に入れた非常に安価でありながら、素晴らしい音を聴かせるイヤホンのせいかもしれません。

やっぱりいい音だったイヤホン

前回の本コーナーでは、別の目的でたまたま購入したイヤホンを実際に使てみたら、何の期待もしなかったイヤホンから、想像を超える良い音が聴こえてきて驚いたことを書きました。

その続編になります。

前回書いた中で、そのイヤホンの音が良く聴こえるのは、もしかしたら、私が使うタブレットPCのサウンド設計がそもそも優れていることが影響しているのかもしれないと付け加えました。

しかし、イヤホンそのものの音が良いことが確認できました。