A MOST PECULIAR MAN とても変わった人
彼はとても変わった人だった
リアドンおばさんが言っていた
おばさんはとても良く知っていた
彼女は彼の真上に住んでいた
とっても変わった人だと言っていた
彼はとっても変わった人だった
いつもたった一人で住んでいた
部屋に一人でこもって
自分自身の中に閉じこもって
とっても風変わりな男だった
友達もなく めったに口もきかなかった
彼に話しかける人もいなかった
親しみも見せずに 気にもしなかった
それに彼は誰とも違った人だった
彼はとっても変わった人だった
彼は先週の土曜に死んでしまった
彼はガス栓をひねって眠りについた
窓を閉めきって2度と目覚めなかった
彼の静かな世界へ旅立った
リアドンおばさんが言っていた
すぐ知らせなければならない兄弟が
どこかにいるはずだと言っていた
「死んでしまうなんて なんてことを」
みんな口をそろえて言っていた
( P.Simon / 対訳=乃木敏平)。・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆・゜・。。・。・゜★。・。・。☆・゜・。。・。・゜
Simon & Garfunkel – A Most Peculiar Man (Live Canadian TV, 1966)
本曲を、NHK-FM「サンセットパーク」(1998~2011)の前身にあたる東京発のFMリクエスト番組「夕べの広場」宛にリクエストし、番組でそのリクエスト曲が紹介された部分を、エアチェックしたカセットテープの音源から音声ファイルにしたものを下に埋め込みます。
NHK東京発FM「夕べの広場」(1993年11月25)
結局、サイモン&ガーファンクルの曲は番組でかからず、代わりに、直近にリクエストした、リアーヌ・フォリ―(1962~)の『だきしめてそして泣かせて』がかかっています。
Tear of Desire
私がリクエストカードに書いた文面に登場するギュスターヴ・モロー(1826~ 1898)は、19世紀末にフランスのパリに生きた画家で、外界から離れ、アトリエで大量の作品を描いています。
死後は、彼が暮らした家とアトリエをフランス政府が買い上げ、モローのための美術館にしています。
カードを読んでくださっているのは、当時、番組のパーソナリティをされていた日野直子さん(1937~)です。
私は上の歌詞を読み曲を聴くたびにイメージするのは、映画『タクシードライバー』(1976)に出てきた孤独な主人公・トラヴィス(Travis Bickle)の姿です。
Taxi Driver (2/8) Movie CLIP – I Gotta Get Organized (1976) HD
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ソウル五輪(1988)があった年もそん […]
Allureが機嫌を直した?
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https://indy-muti.com/40595/
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https://indy-muti.com/53613/
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音の心理作用は個人的なもの
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朝日新聞に「声」という読者から寄せられた投書を紹介するコーナーがあります。本日、そのコーナーに「レコード店巡りがマイブーム」という60歳代男性の投書がありました。
その男性はここ数年、中古レコード店巡りを楽しんでいるそうです。そこで、小中高時代によく聴いたアナログのLPレコードに出会ったりすると、とて […]
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私はこだわりがないので、アナログへの郷愁というものは持たず、デジタルのほうが利便性が高いのであれば、デジタルへの抵抗感は持ちません。
本を読むにしても、紙に印刷された本に固執することはありません。今、新たに読書の対象を見つける場合、電子書籍版が出ていることがわかれば、迷うことなく電子書籍 […]