前回の本コーナーでは、別の目的でたまたま購入したイヤホンを実際に使てみたら、何の期待もしなかったイヤホンから、想像を超える良い音が聴こえてきて驚いたことを書きました。
その続編になります。
前回書いた中で、そのイヤホンの音が良く聴こえるのは、もしかしたら、私が使うタブレットPCのサウンド設計がそもそも優れていることが影響しているのかもしれないと付け加えました。
しかし、イヤホンそのものの音が良いことが確認できました。
そのイヤホンを、Appleのデジタルオーディオプレーヤー(DAP)iPod classicにつけて聴いてみました。またしても驚きました。非常に豊かな音に聴こえたからです。
今現在、私のiPodには13,109曲が入っています。
これまで、iPodで音楽を聴くときは、iPodに付属のイヤホンを使っていました。このイヤホンは「インナーイヤー」型といわれ、耳の穴の入り口付近に引っ掛けるようにして使います。
耳の穴を塞がないため、外の音を遮断しません。今はしませんが、自転車を乗りながらiPodとそのイヤホンで音楽を聴くことがありました。
その後、音楽を聴きながら自転車に乗ることに厳しい眼を向けられたことで、自転車に乗る時にiPodで音楽を聴くことはやめました。
実際のところ、iPodと付属のイヤホンで音楽を聴く限り、それが危険を誘発するようには思えません。もしかしたら、その辺りを配慮して、アップルが設計したイヤホンといえましょう。
ただ、その構造上、聴こえてくる音の迫力が落ちるように感じます。
今回手に入れたイヤホンは、購入したAmazonの紹介ページでは、「インイヤー」型と書かれています。厳密には分類されるのかもしれませんが、「カナル」型のイヤホンの系統になりましょう。
耳の穴にしっかり挿し込んで使うタイプです。それにより、外部に音が漏れることを防ぎ、同時に、外からの音を遮断する効果を持ちます。
私は外で音楽を聴くことはありません。部屋で聴くのなら、外の音が聴こえないのは逆に好都合です。
このイヤホンにはマイクもついているようで、スマートフォンを使って、音声通話に使うことができ、音がクリアに聴こえるため、通話利用にも優れているようです。
私はスマホは持っていませんので、マイクを使うことはなさそうです。
私はZOOMのフィールドレコーダー、F2を持っています。まだ試していませんが、このマイク付きイヤホンをF2につけ、イヤホンについているマイクで自分の声を拾ったらどのような音質でしょう。
あとで試してみることにします。
世の中には、より良い音で聴けるイヤホンを物色する人が多いでしょう。そんな人ですが、本ページで書いたイヤホンに辿り着く人は多くないかもしれません。
というのも、そういう人は、より高価なイヤホンに注目してしまうだろうからです。多くの製品は価格に比例することが多いです。イヤホンも、より高価なものを選択対象にするでしょう。
本イヤホンの値段は、私が購入したAmazonの店舗で、税込み709円でした。
良いイヤホンを捜す人が、709円のイヤホンに注目するかといえば、その可能性は高くないように感じます。
耳が肥えた人が本マイクの音を聴けば、私が気がつかないマイナス点を挙げるかもしれません。
しかし、それぞれで音楽の好みが違うように、音に対する好みも人それぞれです。これは、他者と比較しても始まりません。
私は昔から音楽を聴くのが好きです。思いがけず素晴らしいイヤホンが手に入ったことで、音楽リスニング熱が高まりそうです。