今日は「春分の日」。まもなく東京で桜が開花し、春本番を感じるようになります。庭から鳥たちの鳴き声が聴こえる季節となりました。
私が撮る写真は身の周りの何でもないものがほとんどです。これは、音の収録対象にも通じます。
私は映像と共に音にも興味を持ちます。持っているといっても、どこか遠くへ出かけて音を収音することはありません。庭から鳥の鳴き声が聴こえてきたりすると、それを録音したいと考えるだけです。
私が鳥や風、雨の音など、自然の音を収録するのに使うのは、ZOOMのM3 MicTrakです。これを私は、M/S方式のマイクがついたフィールドレコーダーとして使っています。

なんといっても画期的なのは、録音時に録音レベルを考えなくていいことです。
これについては本コーナーで何度も書いています。ZOOMのレコーダーの多くは、デュアルADコンバータ―回路を持つ32bit floatで録音できます。
これで録音しておけば、再生時の音の大きさをほぼ自由に変更できます。
今朝、庭に出ると、鳥の鳴き声が聴こえました。今年は春の訪れが早いのか、すでにウグイスの鳴き声も聴いています。コジュケイの鳴き声も聴きました。
今朝聞こえてきた鳴き声は、そのどちらでもありません。ともあれ、三脚にM3 MicTrakを据え、10分弱、裏庭の音を録音しました。私は家の中に入ったので、どのような音が収録されているかは、再生するまでわかりませんでした。
野生の鳥は注意深く、人間が傍にいることがわかれば、どこかへ行ってしまうか、鳴くのを止めてしまうことがあります。それだけら、しばらく、その場を離れていようと考えたのです。
あとで確認すると、おそらくは一羽の鳥が、その間、鳴いていました。私は鳥に詳しくないので、録れた鳥の鳴き声から、その鳥をいい当てることができません。
ともあれ、実に規則正しい間隔で鳴いています。もしかしたらですが、ヒヨドリの鳴き声かもしれません。
今朝収録した鳥の鳴き声を下に埋め込んでおきます。もしよかったら鳥の声に耳を澄ましてみてください。
このところは風が強く吹くことがありました。昨日は風が収まり、今朝もほとんど感じません。
そこで、マイクの部分についているスポンジ製のウィンドスクリーンを外し、マイクをむき出しにして録りました。
ステレオの角度は120度です。右のほうから鳥の鳴き声が聴こえます。
また、収録した音は、iZotopeの音声編集ソフト、RX 10 Standardで編集しています。編集といっても、Loudness controlで音量を揃え、4分程度の範囲を選んで書き出したことだけです。
Loudness controlにプリセットされているVideo Streaming Deliveryを適用しました。
甲高い鳥の鳴き声のほかに聴こえるのは、鳩の鳴き声でしょうか?