昨日の朝、庭で鳥の鳴き声がしました。そこで、カメラを持って庭に出ました。
私が使うカメラは、ソニーのミラーレス一眼カメラののα7 IIです。レンズは、ソニー純正としては私が持っている唯一のFE 24-240mm F3.5-6.3 OSSです。

鳥たちは何羽もいて、多くはどこかへ飛んでいきました。
その中に一羽だけ、柿の木の高い枝に残って柿の実を食べ続ける(食べるというより、実の蜜を吸っているのか?)鳥がいました。ほとんどの柿は落ち、最後に残った数個がやっと枝にぶら下がっている状態です。
私が近づいても逃げなかったため、望遠でその鳥を撮りました。
α7 IIは35ミリフルサイズの撮像素子が搭載されています。遠くの鳥をより大きく写すため、APS-Cにして使いました。こうすることで、撮像素子の中心を1/1.5だけ使うため、1.5倍の望遠効果が得られるからです。
それでもまだ鳥が小さいので、撮った画像から、鳥が写っている部分だけをさらにトリミングしてみました。その結果得られたのが下に貼った画像です。

鳥には詳しくないので、この画像を見ても、これが何という鳥かわかりません。
そこで、ネットで調べてみました。
その結果、確信はありませんが、「ヒヨドリ」ではなかろうか、という結論に達しました。ネットの事典ウィキペディアにある画像に写る鳥はもっと尾が長いですが、それ以外は似ているように個人的には感じます。
決め手は、頬のあたりが茶色い毛であることです。私が撮った写真に写る鳥もそのあたりが茶色く見えます。
また、胸毛が白い斑点になっているのも似ています。
下から撮ったのでよくわかりませんが、頭部の毛が逆立っているように見えるのも同じような感じです。
ウィキペディアによれば、ヒヨドリであれば、国内で普通に見られるようです。「里山や公園などある程度樹木のある環境に多く生息」との記述があります。
また、非繁殖期の餌は果実で、その中に柿が含まれているのも心強いです。ヒヨドリの繁殖期は5月から9月ということで、今は非繁殖期になります。
鳴き声は、それが和名の「ヒヨドリ」に由来するという説があるように、「ヒーヨ、ヒーヨ!」と甲高いとあるのを読み、思い出したことがあります。
今年の10月末、夕方に庭へ出ると甲高い鳥の鳴き声がしました。そこで、ZOOMのM3 MicTrakというマイクがついたレコーダーでその声を収録しました。

このレコーダーについては本コーナーで何度も取り上げています。デュアルADコンバータが内蔵された32bit floatで録音できるレコーダーで、M/S方式のマイクがついています。
そのレコーダーで収録した鳥の鳴き声を、音声編集ソフトのiZotopeのRX10 StandardのLoudness ControlのVideo Streaming Deliveryで音量を大きくしただけの音声ファイルを下に埋め込みます。
いかがでしょう? 私には「ヒーヨ」と鳴いているように聴こえます。このときの鳥たちが何で鳴いていたのかはわかりません。また、これがヒヨドリだと断定できるだけの自信はありません。もしかしたら、あの鳴き声はヒヨドリだったのかもしれない、と今になって思いあたっただけです。
生きていくうえでは、鳥にも鳥なりの悩みや苦労があるのでしょうか。しかし、鳥だけに、「とりこし苦労」はしない、でしょうか?