ADコンバータ―の違い

私は映像と共に録音機器にも昔から強い関心を持っています。

そのため昔から、必要もないのに、4トラックで録音できるオープンリールのオーディオレコーダーを購入したりしました。

オーディオ機器もデジタル機器が主流となった今は、ZOOMの機器で、32bit floatで録音できるフィールドレコーダーのF2と、マイクトラックレコーダーのM3 MicTrakを大変気に入って使っています。

ZOOMから今年になって、同じ技術が搭載されたハンディレコーダーが次の3種類発売になりました。

H1essentialH4essentialH6essential

この3種類の中で、発売前に私が関心を持ったのはH4essentialです。私が持っていて、今は使うことがなくなったコンデンサーマイクをそれに接続することで、そのマイクを使った録音ができると考えたからです。

ただ、そのようにして使うとしても、自分の声を収録するだけになってしまいます。それだけのために購入するのは無駄のように考え、購入には至っていません。

ウグイスと+αの音

今年は春の訪れが遅くなりました。

甲子園球場でセンバツ大会(選抜高等学校野球大会)が行われた3月末は、季節外れの冷え込みとなり、甲子園で雪の舞う日までありました。暖冬の予報で、桜の開花も早まるかと思っていましたが、春を前に季節が足踏みし、開花時期も遅れました。

4月になると、季節の歩みの遅さを取り戻すように、気温が上がってきました。季節の移り変わりは平坦ではなく、今度は逆に、季節外れの高い気温の日まで出るようになりました。

ともあれ、本来の暖かとなり、鳥たちの活動も盛んになってきたように思われます。庭のほうから鳥の鳴き声が聴こえるようになりました。

そんな季節に活躍するのが、鳥の鳴き声を録音する録音機器です。私はZOOMのマイクトラックレコーダーのM3 MicTrakを使う機会が増えています。

規則正しい鳥の鳴き声

今日は「春分の日」。まもなく東京で桜が開花し、春本番を感じるようになります。庭から鳥たちの鳴き声が聴こえる季節となりました。

私が撮る写真は身の周りの何でもないものがほとんどです。これは、音の収録対象にも通じます。

私は映像と共に音にも興味を持ちます。持っているといっても、どこか遠くへ出かけて音を収音することはありません。庭から鳥の鳴き声が聴こえてきたりすると、それを録音したいと考えるだけです。

私が鳥や風、雨の音など、自然の音を収録するのに使うのは、ZOOMM3 MicTrakです。これを私は、M/S方式のマイクがついたフィールドレコーダーとして使っています。

ZOOM-M3-MicTrak

なんといっても画期的なのは、録音時に録音レベルを考えなくていいことです。

消したいものはありますか?

本日の早朝、ネットの動画共有サイトYouTubeの自分のチャンネルに動画を一本投稿しました。

今回の動画は、ショート動画です。

私はどんなことでもそうですが、思いつきで何かをしてしまいます。今回のショート動画も、昨日午後、それを作ってみようと思いつき、作りました。

きっかけは、過去の動画を確認したことです。私は昔から映像好きということもあり、本来はスチルを撮るためのカメラで動画が撮れるようになると、スチルの撮影の合間に、動画を撮ることをしています。

もっとも私が撮る動画は、スチルの延長で、「スナップ動画」です。それを撮ったからといって、それが何かにつながることはまずないです。

私が使うカメラは、ソニーのミラーレス一眼カメラのα7 IIです。

ソニーのα7 IIにFE 24-240mm F3.5-6

このα7 IIをいつから使い出したのかと思ったら、2017年4月27日です。これを確認するのは簡単です。それで撮影したスチルがいつから残っているか確認すればいいだけだからです。

強い粘性の触感を味わう愉しみ

昨日は、油絵具と接する時間を持ちました。どんなことでも、それに接する機会を多くするほど、得られることが多くなります。

直近まで描いた『自画像』が出来上がってしまい、今のところは、新しい絵を描いていない状態です。それでも、絵具に接する時間を持つため、年単位で手を入れている、レンブラント16061669)作品の模写もどきをしています。

レンブラントは63歳まで生きましたが、晩年になるほど作品の出来栄えが向上しました。私が年単位で手を入れているのは、マルガレータ・デ・ヘールという老婦人を描いた肖像の顔の部分です。

模写に使っているのは、1990年12月27日に購入した『巨匠の絵画技法 レンブラント』です。この技法書については、本コーナーで何度か取り上げています。

レンブラント作品を初期から晩年まで11作品取り上げ、それぞれの作品を、レンブラントの絵画技法の観点から検証しています。

簡単にLog撮影する方法

私は映像に興味を持つため、一度はそれから離れても、再び戻ることを繰り返します。

ミラーレス一眼カメラを使い、Logで動画を撮ることの「研究」を今またしています。

私が使うカメラは、ソニーα7 IIです。レンズは純正の24~240ミリの10倍ズームレンズです。

ソニーのα7 IIにFE 24-240mm F3.5-6.3

α7 IIで撮れるLogはS-Log2です。このガンマ値を使って動画を撮ろうとすると、露出で苦労させられます。露出を決めるうえで基となるISO感度は、どんなに光量がたっぷりある条件であっても、否応なしにISO1600です。

8ミリ映像の魅力は永遠

私は昔から映像に強い興味を持っています。そのため、その当時に普通の個人が唯一扱えた8ミリ映画を趣味にしました。

今は動画を撮る人が飛躍的に増えました。どんなカメラにも動画撮影機能が搭載されています。カメラだけでなく、スマートフォンでも動画が撮れます。

デジタルの時代になってから動画を撮り始めた人は、8ミリ映画がどんなものだったか、具体的に想像するのが難しい面があるかもしれません。

私が知る限り、日本で売られていた8ミリの撮影フィルムは、ポジフィルム(リバーサルフィルム)しかなかったように記憶します。ネットを使うようになって、米国では8ミリのネガフィルムが売られ、使えたことを知りました。

レギュラー 8mm – FPP Cine8 50D カラーネガ フィルム

上に埋め込んだYouTube動画は、タイトルに「レギュラー 8mm」とありますね。これは、スーパー8になる前の「ダブル8」ですね。

16ミリフィルムがありますが、そのフィルムを使って、左右半分を別々に撮影し、現像後に真ん中から二本に分割し、二本のフィルムになるという仕組みです。

私はよく知りませんが、ということは、16ミリフィルムのシネマカメラで、ダブル8のフィルムを使う(?)ということでしょうか?

ともあれ、上に書いたような理由で、二本に分割することからダブル8の名になるようです。同じフィルムを米国ではレギュラー8と呼びます。

そこから進化した8ミリフィルムが登場しますが、どちらも、フィルムの幅は8ミリです。ただ、ダブル8は、フィルムを送るための穴、「パーフォレーション」が大きい分、1コマの大きさが、その後に登場するフィルムの1コマよりも小さいです。

話を基に戻します。

8ミリフィルムがポジフィルムだったため、私は商業映画のフィルムも、愚かなことに、ポジフィルムで撮影するのだろうと大きな勘違いしていました。映画のフィルムはネガフィルムで撮影します。

現像されたフィルムで編集をし、それが終わったら、映画館で上映するのに使うポジフィルムに焼き付けて完成です。

撮影したフィルムを編集し、映画館で上映するのなら、作品のフィルムは一本だけになり、ひとつの映画館でしか上映できなくなります。

また、映写中にフィルムが映写機のランプの高熱で燃えるようなことが起きたら、燃えた部分は永久に失われ、取り戻すことができなくなってしまいます。

それぞれの母と子の絆

朝日新聞には、読者から寄せられた投書を紹介する「声」というコーナーがあります。昨日、「声」で紹介されたある投書を読み、切ない気持ちになりました。

投書者は、29歳の女性会社員です。本当者者を、以後は「Kさん」と呼ばせてもらいます。

30代を目前に控え、Kさんには友人から結婚や出産の報告が増えたそうです。Kさんにも結婚を約束した人がいるようですが、結婚を諦めていると書いています。

どうして諦めなければならないのか、気になりますね。

Kさんには、障害を持つ母親がいるそうです。それは、昔からで、Kさんはひとりで母親の面倒をしてきたそうです。母と娘のふたり暮らしをずっと続けてきたということでしょうか。

Kさんによれば、Kさんの母親は自分の障害を認めず、他者の世話になることを恥ずかしく考えたそうです。そのため、Kさんがひとりで世話をすることになったのでしょう。

夢うつつで聴いたピアソラ

気がつくと、うとうとと眠りかけていました。

そのとき私は、椅子に座り、イヤホンを耳の穴にはめ、デジタル・オーディオ・プレーヤー(DAP)iPod classicで音楽を聴いていました。

そのとき聴いていたのは、アストル・ピアソラ19211992)のアルバム“The Rough Dancer And The Cyclical Night”です。本アルバムの素晴らしさは、本コーナーで書いたことがあります。

アストル・ピアソラ The Rough Dancer And The Cyclical Night アルバムジャケット(裏)

iPod classicでそれを、眠気を誘うほど気持ちよく聴かせるのは、今年になってから手に入れた非常に安価でありながら、素晴らしい音を聴かせるイヤホンのせいかもしれません。

渡しに毎日現れる座頭の話

人それぞれに日々の習慣があるでしょう。私は、眠る前に本を読むのが習慣です。

このことは本コーナーで何度も書いていますが、私の生活時間は普通の人より、基本的には三時間ほどずれています。午前6時に起き、午後9時に眠る人を普通の人とした場合の時間感覚です。

つまり、毎日午前3時頃に起き、午後6時頃に眠る。これも日々の習慣になりますね。

そんなわけで、毎日午後5時台になると眠るための準備に入ります。午後5時半頃には布団に入り、読書を始めます。私は寝つきがいいので、30分持たずに眠ってしまうため、読書の時間が30分程度しか得られません。

最近は、岡本綺堂18721939)の短編集を読みました。

私は時代劇を見ないたちです。ですので、時代物も読んだことがありませんでした。ですので、テレビドラマになった「半七捕り物長」も見たことがなかったのです。

それだから、岡本綺堂のことも知りませんでした。