いきなり質問してしまおうと思いますが、あなたは裸体が好きですか? それとも、何か着せた方が安心できるでしょうか?
この質問で問いたいのは人間の身体について、ではありません。私がこのところかかり切りとなっていますデジタルオーディオプレーヤー(DAP)のiPodについての話です。
このことは、多分に日本人の国民性が反映されているのだと思いますが、本来、「裸」で使うことを前提にデザインされた道具に、「服」を着せる傾向が強いことを使い始めてから気づきました。その実、私もiPod classicを使い始めるにあたり、「服」を用意してはみました。
私が選んだ「服」はシリコーンでできたものです。商品の説明書きには「なめらかなシルクタッチ」とあります。なるほど、そのシリコンで作られた「服」はゴムのように軟らかく、肌触りもスベスベしています。
いつまでも「箱入り娘」のように無傷の状態でいてくれるよう、鏡面仕上げの背面についた手の脂を綺麗に拭き取り、そっと「服」で包み込みました。私が買い求めた「服」には、液晶画面を保護するシートもセットされています。こちらも、液晶画面を綺麗にしてから慎重に貼りました。
これでオーケー。私のiPodをいつまでも無傷の状態に保てる態勢が整いました。