関東甲信は昨日(18日)梅雨明けした模様と発表がありました。平年より1日、昨年より4日早い梅雨明けです。
今年の関東甲信の梅雨の期間は、もしかしたら、歴史的に見ても短かったのではないでしょうか。梅雨入りしたのは6月21日ですが、これは平年より14日、昨年より13日遅い梅雨入りです。
なんでも、過去三番目に遅い梅雨入りになるようです。
加えて、梅雨の期間中の降水量も少なかったような印象があります。関東南部の当地で雨が強く降ったのは、一日か二日程度だったように思います。
梅雨明け発表の前日も、当地は晴れて、夏の青空が広がりました。そして昨日は、午後の時間、ほぼ快晴になる時間がありました。
晴れて真っ青な空が広がると、カメラを空に向けて写真を撮りたくなります。私は、キヤノンのミラーレス一眼カメラ、EOS RPを使い始めて二週間目の途中です。

どんなカメラを使っても、晴れた空を真っ青に撮りたかったら、露出はマニュアルモードにして、「感度分の16」にするだけです。
このことは、それを知ったあとに、本コーナーで何度か書いています。それをここでもう一度繰り返します。
露出を決めるのは、ISO感度とF値、シャッター速度の三要素です。これを組み合わせることで、適正な露出が得られます。
そして、真っ青な空を真っ青に撮りたかったら、ISO感度とシャッター速度を「同じ」にします。この場合の「同じ」というのは数字を「同じ」にするという意味です。
たとえば、ISO感度をISO100にするなら、シャッター速度を1/100秒にするというようにです。ISO感度もシャッター速度も、自分の好きな数字が選べます。あとは、ふたつの数字を「同じ」にするだけです。
晴れた空を撮るのにISO感度をISO1600にする人はいないと思いますが、ISO1600にしたかったらISO1600でも構いません。その場合は、シャッター速度を1/1600秒にすることです。
その上で、「感度分の16」で、F値をf/16にするだけです。これで、誰が、世界中のどこで誰が青空を撮っても、同じように、真っ青な空に写ります。
ISO感度とシャッター速度を「同じ」にするやり方は応用が効きます。たとえば、ISO400と1/400秒にして、あとは、電子ビューファインダー(EVF)を見ながら、F値を適正なものにすることで、簡単にマニュアル露出の撮影ができます。
日陰の部分はf/5.6でちょうど良いことが多いです。おもしろいのは、晴れていても曇っていても、雨が降っているときも、ISO感度とシャッター速度を「同じ」にして、あとはF値をf/5.6ぐらいにすると、適正に近い露出になることです。
この露出設定にして、昨日の午後の晴天の下、庭に咲いているヒマワリの花や、日陰で寝ている猫を、EOS RPとパンケーキレンズのRF28mm F2.8 STMで写真に収めました。
RPのシャッター速度は1/4000秒が最も速い速度になります。この速度とISO100を組み合わせることで、F値がどの程度で晴れた青空を真っ青に写せるでしょう。
F値が小さいレンズでも、開放近くで晴れた空を撮ることはないので、F値がより小さくすることは考えなくてもいいでしょう。
関東甲信が梅雨明けしたことで、マスメディアや気象情報は、雨の降り方から、今度は猛暑で人々の不安を「煽る」でしょう。
そんなことは一切無視し、晴れた青空を気の済むまで青く撮ることを楽しむことにしましょう。