The Snow Leopard’s Prayer|雪豹の祈り(セシリア)

リクエストカード(280)

種村さん、こんにちは。今回は、2月半ばに始まるバンクーバー冬季五輪に合わせ、「スポーツ」で募集する回宛てです。私の場合は「(番組に)参加することに意義がある」かな? 種村さん、参加よろしく。▼種村さんの一番のお目当ては、番組でも何度かお話されているフィギュア・スケートなのでしょうね。私はスポーツにはそれほど詳しくありませんが、大自然の中で繰り広げられるスキー競技は好きです。中でも、高い山の上からもの凄いスピードで滑り降りてくる滑降競技は迫力があって、今回も競技の中継があれば観るでしょう。ほかに、ジャンプ競技も好きです。▼どんな競技であれ、実力があるからといって、いつでも必ず勝てるというものではないのでしょう。力が拮抗している者を勝者と敗者に分けるものは、時の運でしょうか。この話につながるかどうか、今回は、太古の昔から大自然の奥深くで人間の行いを見つめているようなスノー・レパード(雪豹|ユキヒョウ)の祈りを歌った曲を選んでみました。自然の中で生かされていることに深く感謝し、その気持ちで真っ直ぐ競技に望めば、勝利の女神が雪豹に姿を変えて舞い降りてくる、かも。

デルス・ウザーラ(オリジナル・サウンドトラック)

リクエストカード(279-1)
リクエストカード(279-2)

山本さん、こんにちは。お寒うございます。今回は、一年中で最も寒い頃とされる「大寒」の翌日に「真冬の映画」で募集する回宛てにお願いします。予報では、今年の「大寒」はそれほど寒くならないかもしれないという話ですが、実際はどうなりますか。▼さて、このテーマを聞いて、私は黒澤明監督の『デルス・ウザーラ』が思い浮かびました。黒澤監督は、前作が興行的に振るわず、本作までの間に5年間の空白ができ、その間に自殺未遂を起こしているそうです。公開されたのは1975年ですから、1910年生まれの黒澤さん65歳のときの作品になります。 ▼作品の舞台は、広大な国土を持つロシアの東のはずれにあたるシベリアです。地図で確認しますと、日本海を挟んだ向こう岸になります。時代は1900年代のはじめ。作品は1部と2部に分かれており、ここでも5年間の空白ができますが、その間に日露戦争が起こっています。そんな時代を描いた作品です。▼タイトルの『デルス・ウザーラ』は人の名前です。空白となっていた地図を埋めるため、探検隊がその地方にやって来ます。そこで出会う男の名がデルス・ウザーラ(=マクシム・ムンズク)です。人っ子ひとり住まないような密林で、探検隊の前に突如現れた彼は、家も家族も持たず、ひとりでそこに生きていました。(→ 2に続きます)


【メッセージ2】:(→ 1の続き)  人間は自分ひとりで何でもできそうに考えたりします。でも、本当にそうなのか? とこの作品を観ると考えさせられてしまいます。 ▼たとえば、何の準備もせずに、文明から遠く離れた自然の中に、ひとり取り残されたらどうでしょう。昨日憶えた知識は役に立ちますか? 銀行に預けたお金はあなたの命を救ってくれますか?▼探検隊の前にひとりで現れたデルスという男は、自分の体ひとつで生きています。文明から遠く離れた大自然の中で生きてきたためか、生き方が謙虚です。彼の眼に映るものすべてに生命が宿り、太陽を指さして「一番偉い人」、月を「二番目に偉い人」といいます。火も水も風にも生命を感じ、敬意を表します。▼隊長(=ユール・ソローミン)がデルスと湖へ調査に向かうシーンがあります。天候が急変し、猛烈な風がふたりを襲います。周囲は見渡す限り何もない平原です。誰に助けを求めることもできません。雪が強風で吹き飛ばされ、地面が氷のように磨かれていきます。文明人の隊長にはなす術がありません。ふたりを待つのは死です。デルスは自分たちの命を自分たちで守るための行動に出ます。▼現代も、文明から離れたところに自然は残ります。寒い季節にひとりでそこへ行く勇気はありません。

淋しいのはおまえだけじゃない(西田敏行)

リクエストカード(278)

山本さん、こんにちは。今回は今の「NHKのど自慢」につながる番組がラジオで始まった1月19日に「私の1曲のど自慢♪」で募集宛てにノミネートします。書類選考を通って、本選に臨めるといいな(←番組で採用されることぐらいの意味です)(^_^; ▼さて、カラオケですか? 音楽を聴くのは好きですが、自分で歌って、しかもそれをほかの人に聴いてもらうのは得意ではないですぅ_(´Д`;)こういう募集テーマを思いついた山本さんは、もしかして、人前で歌ったりすることが好きだったりするのかな? そういえば、以前の放送で、結婚式の司会を頼まれることがあるといっていましたね。▼披露宴では自慢ののどを披露する人もいるでしょう。その場合、素人の歌に上手い、下手はあまり関係がないような気がします。かりに上手く歌っても、それが型にはまりすぎていたり、あるいは遊びがないと、聴いている人は白けてしまいそうです。ということで、結局は、歌う人の人間性がそのまま歌に出てしまうものなのかもしれません(´・ω・`) だとすれば、人に聴いてもらえるような歌を歌うには、自分の人間性を深めることが先決! かもしれません(^m^)

HOLDING ON TO A DREAM / 夢のつづき(キス・オブ・ライフ)

リクエストカード(277)

種村さん、こんにちは。今回は「夢」で募集の回宛てです。番組で自分のリクエスト曲がかかって欲しいという私の夢が正夢になるといいのですが(^m^) ▼種村さんはどんな初夢を見ましたか? 俗に「一富士、二鷹、三茄子」が縁起の良い初夢とされています。私は初夢として見た夢は憶えていませんがf(^_^)、昨年末に富士山の夢を見ました。それはそれは雄大な富士の姿でした。一足早く縁起の良い夢を見たことで、今年は何かいいことがあるといいな、と夢に期待をかけたりしているところです。▼ところで、毎晩見る夢ですが、種村さんの夢に色はついていますか? それともモノクロームセピア色の夢でしょうか? 私は昔から一貫して色つきの夢を見ているように思います。テレビの放送も昔は白黒でした。それが今はカラーは当たり前。今後は3映像になるとかならないとか。もしも3Dが当たり前になったら、今度は見る夢も立体になったりするのかな? もっとも、夢を見ているとき、人はそれを現実と思って見ているわけで、今でも夢は3Dの世界なのかな? 今夜、注意して夢を見てみます(^◇^;)

番組で私のカードが紹介された部分の音声ファイル
(※私のカードを読んでくださっているのは種村祐美子さんです)

【リクエスト・フォームから書き込んだメッセージ(※書き込み日時:1月2日午後7時35分頃)】:こちらからは新年になって初めての書き込みになります。明けましておめでとうございます。どのような新年をお迎えでしょうか。▼新年早々ですが、アイデアがひとつ浮かびましたので忘れないうちに書き込んでおきます。▼思いついたのは「夢」です。今日は1月2日ですが、「初夢」は昨晩見た夢か、それとも今晩見る夢か。そんなことを考えているうちに「夢」という募集テーマを思いつきました。▼「夢」にちなんだ曲をリクエストしてもらい、今年見た「初夢」をメッセージで教えてもらう、というのはどうでしょう? まあ、例によってほんの思いつきですが、募集テーマを考えるときに参考にしてもらえればと思います。このテーマは他の週でも使えるかもしれません。では、あさって(4日)からの放送よろしくお願いします。

番組で次回の募集テーマが「夢」であることをアナウンスする部分の音声ファイル
(※この曜日の担当は種村祐美子さんです)

Theme From Taxi Driver(音楽:バーナード・ハーマン)

リクエストカード(276)

山本さん、こんにちは。「成人の日」の週に「二十歳の頃_」で募集する回宛てでお願いします。▼こういう募集ですと、私はどうしてもこの作品を選ばざるを得なくなります。マーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ主演の『タクシー・ドライバー』です。私がこの作品に出会ったのはテレビで、二十歳を過ぎていたでしょう。初めてスクリーンで観たのはずっとあとになってからです。でも、青春時代にこの作品と出会い、強い衝撃を受け、それ以来、自分にとっては「ベスト1」の作品です。今回リクエストしたバーナード・ハーマンのテーマ曲を聴くだけで、苦い青春時代(?)が思い出されます。▼主人公のトラヴィスはニューヨークのタクシー・ドライバー。彼は自分の中にエネルギーをマグマのように溜めつつ、それを何に使うべきかわからずにいます。そんな彼の目の前にベッツィ(=シビル・シェパード)という名のひとりのレディが現れます。エネルギーの発散対象を得た彼は、彼女をデートに誘います。が、たった一度のデートでふられてしまいます。生きることが不器用なトラヴィス。その彼に、似たところを多分に持つ(?)自分自身を重ねた若き日のσ(^_^)私なのでした。

番組で私のカードが紹介された部分の音声ファイル
(※私のカードを読んでくださっているのは山本由布子さんです)

そりすべり

リクエストカード(275)

種村さん、こんにちは。今回は「ウィンター・ソング特集」で募集宛てにリクエストしますので、もしよかったら番組でかけてください。▼いつもでしたらもっと余裕をもってリクエストするのですが、今回は放送がある日の午後(※現在、午後1時過ぎ)になって駆け込むようにリクエストしています。急にリクエストしたい曲が思い浮かび、曲名のように滑って、滑って、滑り込んでリクエストします。すでに今日番組でかける曲は決定してしまっているでしょうか? その場合は、次回、といっても次回の募集テーマがまだわかりませんのでそのまま次回に回せるかどうかわかりませんが、寒い時期にお願いします。▼この曲を思いついたのは、まあ、個人的な事情ですが、自分のサイトを更新していて、自分が子供の頃に関東南部でも珍しく大雪となり、突如出現した自然の“ゲレンデ”で、大人に作ってもらった即席のソリで遊んだことを思い出したからです。▼今回は先にこちらでリクエストし、あとで必要であればいつもの形式にまとめようと思っています。以上、急なお願いですが、よろしかったらお願いします。なお、演奏者はわかりませんので、NHKにあるアルバムから種村さんがいいと思う演奏を選んでください。

ジャングル・ブギー(笠置シヅ子)

リクエストカード(274)

山本さん、こんにちは。今年の干支にちなんだ「寅年☆SONG」で募集宛てということでお願いします。十二支がその年の生まれの人にどれほど影響するかは不明ですが、何となく、寅年の人は獰猛(どうもう:性質が荒くたけだけいしこと。性質が悪く、強いさま=広辞苑)そうな気がします。もっともこれは生物のイメージをそのまま反映させただけで、一人ひとりは性格も違えば考え方も異なります。それを十把一絡げにしてしまっては、寅年生まれの人に失礼になってしまいそうですね。▼リクエスト曲に登場するのは! ではなく、恋に狂っているという雌の豹(ヒョウ)です。恋するあまり、自分の毛皮を置き忘れてきた、と歌っていたかな(^m^)? 歌い出しからして「ウワオ ワオワオ」で、虎を食いそうなほどの迫力に満ちてます。▼この曲の存在を知ったのは2年前の「サンセット・パーク」です。月1回木曜日に出演された渡辺俊雄さんが黒澤映画の話を聞かせてくださり、その中にこの曲もありました。おそらく初めて聴いたその曲に、私も一緒に「ウワオ! ワオワオ~Σ(´□`;)!」と雄叫びを上げてしまいたくなるほどビックリしました。作曲は服部良一。そして、作詞は黒澤(明)さんだったと知りました。撮影現場では、黒澤さんが笠置さんに直接歌い方の指導などもした、のでしょうか
(´・ω・`)


【番組サイトのリクエスト・フォームに書き込んだ追加メッセージ(※書き込み日時:2010年1月8日午前)】:「虎」の出てくる曲は未だに思いつかず、とりあえず「豹」をリクエストしておきます。このあと、これに代わる動物が登場する曲が思いついた場合は、放送の直前であっても、そちらにリクエスト曲を差し替えるかもしれません。今のところは思いつきそうもないですけれどf(^_^)▼ということで、もしよかったらよろしくお願いします。

YOU’D BE SO NICE TO COME HOME TO(アート・ペッパー)

リクエストカード(273)

山本さん、こんにちは。新年最初の金曜日は「ALL☆リクエスト」で募集ですね。ジャズは詳しいわけではありませんが(※ほかの曜日も同じ。特別詳しいわけではありませんf(^_^))、自分なりに番組に似合いそうな曲を探してリクエストするつもりですので、フィーリングが合った時には番組でかけてくれると嬉しいです。今年もどうぞよろしくお願いします。▼今回は新年最初の「オールリクエスト」ということで、新しい年の始まりに何となくピッタリ来るようなナンバーを選んでみました。で、「アート・ペッパーサックスの音色が新年とどのようにつながるのだ?」と尋ねられても私は答えに窮してしまうわけですが。これは私の冴えない感覚で「新しい年がスタートした今の時期に似合いそう!」と感じただけとご理解下さい。でも、軽快で、温かくて、この曲を聴いていると、寒空の下をスキップしたい気分になって、きませんか? そんな気分になるのはσ(^_^)私だけだったりして。私が持っていた曲は2分弱の短縮版(?)で、リクエストする前に【5分24秒】のオリジナル版(?)をダウンロードで購入しました。

主よ、人の望みの喜びよ(千住真理子)

リクエストカード(272)

種村さん、こんにちは。今年最初の水曜日に「新年に聴きたいインストゥルメンタル♪」で募集宛てにリクエストしますので、よかったらお願いします。▼新しい年が始まったばかりの頃というのは、いつもはのんべんだらりと暮らしている(?)σ(^_^)私のような人間であっても、いつもとは違って、少し厳かな気分(?)になったりします。そんな今の時期に似合いそうな音楽をクラシックから選んでみました。今回選んだのはバッハの有名な楽曲を千住真理子さんがヴァイオリンで奏でたものです。▼音楽的な才能を持たない私には、どうしたらこんな調べを生み出せるのか、ただただ脅威としか思えません。何もないところから、バッハは。▼そう。今思いつきました。目の前に広い雪原が広がっています。真っ白な雪が陽の光に輝いています。そこに足を踏み入れてみましょう。何もなかった雪の上に自分の足跡だけが刻まれていきます。ただ前に歩いているだけなのに、心が喜びに満たされてくるのは何故だろう(´・ω・`) そして、どこまでも歩いて行けそうな気がします。寒いのなんて関係ない。この曲を聴きながら、そんな情景を想像する私がいました。


【番組サイトのリクエスト・フォームに書き込んだ追加メッセージ(※書き込み日時:2009年12月30日午後2時10分頃)】:以上です。もしよかったらお願いします。なお、私は千住さんのヴァイオリンによるものをリクエストしていますが、それが局になければ、ほかの演奏のものでも結構です。また、FAXでのリクエストは週が明ける4日以降にする予定です。

A HAPPY NEW YEAR(松任谷由実)

リクエストカード(271)

新しい年、2010年のスタートです! どのような新年を山本さんはお迎えになりましたか? 私は相変わらずですf(^_^) 今年もできる限り番組宛てにリクエストをするつもりですので、どうぞよろしく。▼さて、新年のご挨拶が終わったところで、最初の火曜日は「ALL☆リクエスト」で募集でしたね。そこで、またまた、挨拶代わりとなりそうな曲を選んみました。楽曲にも“旬”があるとすれば、この曲は、新年の始まりの今がそうかな(´・ω・`)? ▼昨年末の新聞に気分を明るくさせるようなコラムが載っていました(2009年12月28日の産経新聞1面に載っていた梅田望夫さんがお書きになった連載コラム「ウィブ立志篇-ミクロには元気」)。昨年は政治も経済もいろいろとあり、困難な時であるといわれました。しかし、その人が書くことに、マクロ的な視点で見れば、昨年に限らずこの10年はずっと困難だった。これに付け加えれば、いつだって困難な時なのかもしれません。でも、自分自身を起点とするミクロの眼で物事を捉えれば、嘆くほどでもないといいます。自分自身に向き合い、自分の夢を自分なりのスピードで形にしていく。何となくできそうな気持ちになってきたでしょう。別に壮大な夢でなくていい。それを形にする年にしよう。