ニュー・シネマ・パラダイス(音楽:エンニオ・モリコーネ/オリジナル・サウンドトラック)

リクエストカード(161)

「心豊かになる映画」パート宛てのリクエストです。が、今回ばかりは心配です。木曜日(23日)の募集なのに、火曜日(21日)の午後になって書き始めたからです。果たして間に合うのでしょうか? そうでした。今年度からはFAXでもOKでしたね。ですから、いよいよとなったらFAXに“初挑戦”することにします。そんなこんなで、もしも放送に間に合わない場合は、いつでも結構ですので取り上げてもらえたらと思っています。▼さて、この募集テーマでいろいろと考えた結果、この作品に落ち着きました。私は3年前の暮れ、リバイバル上映されたときに映画館で観ました。映画を愛する映写技師と少年の話ですから、映画館の暗がりの中で観てこそといえるでしょう。細部までは憶えていませんが、少年時代のトトは、映画といいますか、映像を定着するフィルムの虜(とりこ)になっていたのが印象的です。私もフィルムの虜だからです(^m^)エンニオ・モリコーネの音楽が作品を引き立てていますね。観るたびに、心は豊かに満たされるハズですよ。


放送が始まって8分ほど経ったところで突然電源が切れました。原因は、今夜降っている雨により、漏電ブレーカーが働いたためのようです。そうとは知らずに、単なる停電だと思って復旧を待ってしましました。電気が復旧したのは午後7時半頃ですので、リクエストした曜日の放送は6時8分過ぎからはエアチェックに失敗しています。途中で気を取り直し、携帯ラジオを引っ張り出し、電池を装填(そうてん)して聴きました。その時、ちょうど『ニュー・シネマ・パラダイス』の愛のテーマ(だったかな?)が流れていました。時刻にして、6時20分頃のことではなかったかと思います。続いて、『ニュー・シネマ・パラダイス』のテーマ曲が、女性ヴォーカルで流れてきました。それらが誰のリクエストかは聴いていませんので、私のリクエストだったのかどうかは確かめようがありません。次回のリクエストの際、その辺りを問い合わせてみようと考えているところです。

空と、波と、(加古隆)

リクエストカード(160)

「(秋の夜長に)長い曲」パート宛てのリクエストとしておきますが、毎度書いていますが、それ以外でも結構ですので、よかったらかけてくださいませ。▼加古隆さんのピアノ曲(5分少々)を選んでみました。加古さんといいますと、『博士の愛した数式』という映画の音楽を担当したことを思い出します。私はリバイバル上映で観ましたが、それから少しあと、NHKの「スタジオパークからこんにちは」にゲスト出演されています。その回の放送を観ましたが、意外なことに、一時期までは柔道にも情熱を注いでいらしたそうで、もしもそちらの比重が高ければ、オリンピックにも出場できたかもしれない(?)というような意外なお話をされていたのを憶えています。と、音楽とは関係のない話を書いてしまいました。今回の曲は、静かに打ち寄せるような波の音から、加古さんが奏でるピアノの旋律が立ち現れ、しばし聴く者を楽しませてくれあと、また、波間に消えていく構成になっています。秋の夜長にはぴったり、
かな(´・ω・`)

THE BOXER(サイモン&ガーファンクル)

リクエストカード(159)

「スポーツの秋」にちなんだ募集パート宛て。ということで一応リクエストしますが、お気に召しましたら、それ以外でも、いつでも結構ですのでかけてやってみてください。募集テーマを聞いてはじめに思いついた曲です。というよりも、これしか思いつかなかったりですf(^_^) あとになって、「あ゛、あの曲もあった!」ということがよくありますので、今回もリクエストしたあとに何か思いつくかもしれませんです。▼で、この曲ですけれど、曲名が『ボクサー』だからといって、ボクサーだけを歌っているわけではありません。ボクシングというスポーツは、リングの中、一対一で闘います。相手を倒さなければ自分がいつ倒されてしまうかもしれません。そんな競技ゆえか、何かに闘いを挑むような人間に重ねて語られることが多いです。この歌でも、職を求めてニューヨークへやって来たものの、理想と現実の間(はざま)で“闘う”少年の生き様がボクサーに重ねて表現されています。人が何かと闘うとき、誰もが孤独なファイターになる(←ちとカッコよく決め過ぎだぁ~(^m^))。

番組で私のカードが紹介された部分の音声ファイル
(※私のカードを読んでくださっているのは種村祐美子さんです)

電車(岡村孝子)

リクエストカード(158)

「鉄道や駅」がテーマでリクエストを募るパート宛てです。が、それ以外でも、またいつでも結構ですので、よかったらかけてやってください。▼このテーマを聞いてすぐに思いついた曲です。そのものズバリ「電車」ですもんね(^m^) 私は岡村孝子さんのベスト・アルバムを持っていまして、その中に収められている曲です。内容は、聴いてもらえればわかりますがf(^_^)、会社勤めをするOLの心情を歌ったものです。歳は20代後半、かな? 今の仕事を続けるために、付き合っていた男性とも別れてしまったようですね。このアルバムには、それぞれの曲から受けた印象を短くまとめた文章が載っているのですが、岡村さんがかつてその沿線に住んでいたこともあり、その人は東急東横線の電車をイメージするそうです。イントロ部分は、踏み切りがあって、その向こうに駅のホームが見えるといった風景が連想されます。私はそれほど大きくない駅をイメージしてみましたけど。▼16日木曜日は「スペインにまつわる映画」で募集ですが、以前リクエストしてまだかかっていない『トーク・トゥ・ハー』をお願いできればと思います。

ミッドナイト・ブルー(ジャン・クロード・ボレリー)

リクエストカード(157)

種村さんが担当する水曜日には初めてのリクエストです。お気に召しましたらかけてやってください。▼それと知らずにこの曲を聴きますと、「アレ? 聴いたことがあるような?」と思うかもしれません。私も初めてこの曲を聴いたときはそんな感想を持ちました。それもそのハズ。これは多分よく知られていると思いますが、ベートーヴェンピアノ・ソナタ第8番『悲愴』第2楽章がもとになっているからです。このフレーズは馴染みやすいのでしょうか、この部分を編曲した曲が他にもあるそうです。他で私が知っているのは、ビリー・ジョエルの『今宵はフォーエバー』です。この曲には思い出があり、「サンセット・パーク」の前身である「夕べに広場」にこの曲をタイトルを知らずにリクエストし、かけてもらいました。この曲を思い出したきっかけは、昔(1988年)に録画してあったビデオ・テープを観たことです。「春の楽しい電車」(フジTV)という深夜に放送された番組で、首都圏を走る電車の運転席から撮影された風景に音楽をがかぶせただけという実にシンプルな番組です。この曲は、夕闇に溶け込む街を行く東京モノレールが、浜松町駅に滑り込んでいく場面で流れます。

SHOWER ME WITH YOUR LOVE(サーフィス)

リクエストカード(156)

種村さんが番組を担当するようになって半年。あっという間でしたか? 今回は「オール・リクエスト」。自分のリクエストがどのタイミングでかけてもらえるのか、そもそも採用してもらえるのかわかりませんが、もしもかけてくれるおつもりがあるのに、あいにくこの曲が収録されたアルバムが貸し出し中といった場合は、いつでも結構ですので可能になった時点でかけてもらえたら嬉しいです(´ω`)▼秋になり、夜の時間が長くなってきました。26日からは昼より夜が長いそうです。そんな秋の夜長に「読書の秋」はどうでしょう。で、この読書で思い出した話がひとつ。その昔、この番組の前身である「夕べの広場」のパーソナリティをされていた日野直子さんがしてくれた話です。作家の大江健三郎さんがある講演会で「夜眠れないときは私の小説を読んでください」といったそうです。意味するところは、大江さんの小難しい文章は眠気を誘う(?)、ぐらいかな? 続けて、「それでも眠れないときは光(=息子)の音楽を聴いてください」と話されたそうです。本と音楽。どちらも眠りを誘う妙薬となるでしょうか。

HABLE CON ELLA(オリジナル・サウンドトラック)

リクエストカード(155)

一応「ラヴ・ストーリー」パート宛てということにしておきますが、いつものように、それ以外でも、いつでも結構ですので、かけて欲しいなと思います。▼さて、いわゆる恋愛映画ですけれど、個人的にはそれほど熱心には観ないかなぁ、といった感じです。そんな私が、この特集を聞いて思い出したのは『トーク・トゥ・ハー』というスペイン映画です。監督と脚本はペドロ・アルモドバルです。▼ちょっと(かなり?)クセのある恋愛物です。いってみれば、究極の片思い。主人公の男が一途に想いを寄せる女と言葉を交わすのは、人生でただ一度きり。そのあと、ふたりの間に会話はまったくありません。バレリーナの女がある日、交通事故に遭って昏睡状態に陥ってしまいます。その女を看護する役目が看護士である男に回ってきます。以来、ただ眠っているようにしか見えない女を男はこれ異常、、、? いや、これ以上ないほどかいがいしく介護をするのです。それを観せられる観客は、否応なしに「人を愛するとは何か?」といったことを考えさせられるのです。

FOOLISH LOVE(ルーファス・ウェインライト)

リクエストカード(154)

「ソロの男性ヴォーカル」パート宛てということでリクエストしておきますが、そちらの都合のつき次第いつでも結構ですので、かけられる見込みが立ちましたらかけてください。気長に待つつもりです。▼こうしたリクエストの募集をしますと、おそらくは各人の思い入れがあるアーティストの曲が寄せられるだろうと思います。私の場合、何が何でも彼の曲と思ったわけではありませんが、あれこれと自分なりに選曲を進めるうち、彼にたどり着きました。彼の曲はこれまでにも番組宛てにリクエストしていますが、今回の曲は初めて(?)だと思います。▼前回(9/1)の女性と今回の男性との2回で募集テーマから外れてしまうのは非常に惜しいです。突き詰めれば、リクエスト対象の曲を歌うのは男か女です。松岡浩昌アナが洋楽の曜日を担当していた時は「アルファベット・リクエスト」コーナーが月替わりであり、苦心しながらも楽しんでリクエストしたものです。あのコーナーが復活するのであれば私にとってはベストです。検討の余地はありませんか?


※「この曲はまだリクエストしていない」などとカードに書いていますが、確認してみましたら以前にもリクエストしていましたf(^_^) ただ、その時は採用になっていません。

THEME FROM TAXI DRIVER(音楽:バーナード・ハーマン/オリジナル・サウンドトラック)

リクエストカード(153)

「世界3大映画際受賞作品集」パート宛てリクエスト。何らかの理由でかけられない場合は、いつでも結構ですのでかけてください。かける気があるなら。▼3大映画祭受賞作で私が真っ先に思い浮かんだのは『タクシー・ドライバー』です。私にとっては永遠のベスト1作品となりそうです。監督はマーティン・スコセッシ。孤独なタクシードライバー、トラヴィスを演ずるのはロバート・デ・ニーロ。音楽はバーナード・ハーマン。第26回の「カンヌ映画祭」1976年)で最高賞に輝いています。▼トラヴィスという孤独に暮らす男は、生き方が不器用で、そんな彼に、似たところを持つ私(?)は強烈なシンパシーを感じてしまったりするのです。たとえば、選挙事務所で働く女性ベツィに一方的に恋心を燃えがらせ、後先考えずに告白しては、あっさり振られてしまったりします。こういう向こう見ずなところがσ(^_^)私にもあったりするのですね。また、彼は困った人がいると見て見ぬ振りができなくなり、幼い娼婦(=ジョディ・フォスター)を助け出そうとします。お節介なところは寅さんにも似ている、かな?

番組で私のカードが紹介された部分の音声ファイル
(※私のカードを読んでくださっているのは山本由布子さんです)

A WALK IN THE PARK(スティーナ)

リクエストカード(152)

「ソロの女性ヴォーカル」パート宛てにリクエストします。が、それ以外の自由パートでも結構ですし、またNHKの資料室から出払っているなどで間に合わない場合は、いつでも結構ですので、かけるおつもりがおありなら、かけてください。▼これは数年度前から疑問に感じていることですが、リクエスト番組に募集テーマを設ける必要があるのか? と思っています。リクエストを寄せる各人に全てを任せ、自由にリクエストしてもらうのが本来の姿だと私は考えるからです。▼種村さんはご存じないと思いますが、今から10年ほど前になりますか、「たそがれ議会」というコーナーが一時設けられたことを思い出します。誰の指示でもなく、リスナーから自発的に生まれた“議題”にリスナー各人が自分の考えを寄せる形式でした。私も結婚式や結婚のあり方について意見を寄せたおぼえがあります。考えるに、番組担当者の大切な役割に、リスナーから寄せられるハガキを上手に“料理”することがあると思うのです。