2013/06/18 真相を覆い隠した「NHKスペシャル・尼崎事件」

ネットが普及したことを一番苦々しく思っているのは誰でしょう? おそらくは、今まで情報発信を独占することができたマスメディアではなかろうかと私は考えます。ネットがない時代であれば、テレビや新聞が報じることを大方の人が信じ、それを疑ってかかる人は、「あんたはホントに疑い深い人だねぇ。アナウンサーがああいっているんだから、そうなんだろうよ。そんなに何から何まで疑っていたら、一緒にいるこっちまで疲れちまうよ」なんてことを妻にもいわれたりしたかもしれません。

あとになってみれば、マスメディアが報じることを疑いの目で見ていた人の直感が、何でもマスメディアのいうことを信じていた人より、感覚的には勝っていたことが実証されました。今でもテレビや新聞で報じられることをそのまま信じ続けている人も少なくないかもしれませんが、疑惑の目で画面や紙面を見つめる人は確実に増えています。

そんな疑惑の目で、今月9日夜にNHK総合で放送された番組「NHKスペシャル」を振り返ることにします。

私は、この番組の放送が確認されると、本サイト内で私が気になったテレビ番組を勝手にピックアップする「私のTV指定席」にリストアップします。が、昔ほどは熱心にこの番組を見なくなり、今はリストアップするだけで、実際には見ないことの方が圧倒的に多くなってしまいました。これは、NHKの報道に対する信頼を失ったことに比例しているかもしれません。

そんな「NHKスペシャル」ですが、9日放送分は、ちょっと意地悪な意味で楽しみに放送を待ち、録画をして見ました。その日は、「未解決事件 File.03 尼崎殺人死体遺棄事件」が放送されています。

2013/06/03 因縁の対決「先崎学八段×行方尚史八段」解説は羽生善治三冠

何かの分野で秀で、誰からも「天才」といわれていた人が、あるときを境に「元天才」と扱われるようになったら、当人はどんな気分になるでしょうか。

たとえば、学校の成績がよく、常に学年で一番の成績だった人は、周りの友達や先生から「お前はやっぱり天才だよ」などと持ち上げられるかもしれません。いつもそういわれているうちに本人もその気になり、「ボクは天才だぁ(^○^)/」と思い込んでしまったりするかもしれません。

しかし、上の学校へ進学すると、井の中の蛙が広い世界を知って仰天するように、自分より遥かに学業に勝る人がこの世の中にはうじゃうじゃいることを知り、「ボクはやっぱり並みの人間だった__| ̄|○_はうぅ_」とショックを受けることがままあるでしょう。そんなとき、“元天才”は、それまでの反動で、耐えきれないほどの敗北感に苛まれることになる、ものかもしれません。人生はときに残酷です。

そんな“残酷”を子供の頃に体験した人が、昨日、テレビに登場しました。私はこれまで、その人がそんな体験をしていたことも知らず、その人をテレビで見てきました。将棋「日本将棋連盟」)のプロ棋士・先崎学(せんざき・まなぶ)八段です。

2002/09/16 なぎなたにかける女性

今日の産経新聞・地方版にちょっといい話が載っていますので紹介してみたいと思います。

「風が吹くとき 汗の記憶」と題された連載コーナーで、スポーツ(に限らないのか?)に打ち込む個人を一人ずつ紹介しているのですが、今日は「なぎなた」にかける女性(30)についての記事です。

まず、本文の前に一回りもふた回りも大きな文字で綴られた文章が読む者の目を引きます。そこには、彼女のかつての心の迷いが次のように綴られています。

「もう普通の女の子になろう」。自由を求めて進学した大学。「周りはみんな輝いている」。妙なあせりと、いらだちがこみ上げてきた。

2005/04/28 事故で奪われた初の海外旅行

兵庫県尼崎市のJR福知山線で発生した快速電車断線事故ですが、それを伝える新聞各紙には、連日のようにこれ以上ないほどに痛ましい現実が綴られています。

本日も、地方紙の社会面に、読後に何ともやりきれない気分にさせられた記事が掲載されています。少し紹介してみましょう。

その記事で報じられている女性は、佐々木麻有さん(25)といい、同い年の女友達(この女性も亡くなられています)と一緒に初めての海外旅行へ向かう途中、事故車両に乗り合わせてしまったのでした。

2008/10/20 麻生太郎首相と“川筋者”

思惑が思惑を呼ぶ臨時国会が開会中ですが、始まって間もない7日の衆議院予算委員会でのことです。

その日の最後に質問に立ったのは国民新党の亀井静香代表代行でした。亀井さんが質問の冒頭で次のようなことをいいしました。

麻生太郎)総理ね、株価と一緒に、ドンドンね、(内閣)支持率が下がっていくという(今の)状況。しかしね。総理ね、そんなことで、自分よりも選挙に強い人に代わってなんて考えちゃダメですよ。あなたはきっちりと、ここで勝負をされる。それが、川筋者の気概じゃありませんか。

私はこのときの中継をPCで録画してありまして、それを再生させながら、亀井さんの発言をできるだけ忠実に書き起こしてみました。で、これを聞いたときから気になっていたのは、最後に飛び出す「川筋者(かわすじもの)」といういい方です。これはどのような者たちを指すのか知っていますか?

2002/06/18 「AGAIN 1966」にイタリア代表激怒

連日、日本中の注目を集めている「2002 FIFAワールドカップ」ですが、もう一方のホスト国である韓国は、相変わらずせっせと新しい話題を提供してくれています。

今日の話題はこちらです。

例の巨大掲示板「2ちゃんねる」のスレッドの一つに「イタリアが韓国に激怒」というのがあり、「何のこっちゃ?」と覗いてみると、韓国が対戦を控えたイタリア・チームに対して強烈な“アッパーカット”をかました、ようです。

事の顛末は、試合を翌日に控えたイタリア代表が、試合の行われる韓国の大田スタジアム(大田ワールドカップ競技場)に向かったところ、スタンドの1、2階席を使って、2階にAGAIN、1階に1966と大きくメッセージが掲げられていたというのです。

2003/09/30 電車通学の小1女児事故

PCの不調によりサイトを更新できずにいましたが、その間にも世の中はめまぐるしく動いており、取り上げたい話題が生まれては消えていっています。そこで取り急ぎ書いていこうと思いますが、本日は、最近最も気になった事故(事件?)について書いてみたいと思います。

この事故は未だに単なる事故なのか、それとも何かしらの事件性があるのかが判然とせず、その点が私の関心を強く引きつけるわけですが、これは今月の18日に東京都内のある駅で発生しています。その都度カッコつきで「事件?」と書くのは煩わしいので、以後は「事故」という表記で統一したいと思います。

今、私の手元には産経と朝日の記事の切抜きがあるのですが、その日付順に、9月21日付けの産経の記事から見ていくことにします。

この事故については記憶に新しい方も大勢いらっしゃると思いますが、今も書きましたように、18日に起こったもので、都内の江東区潮見にあるJR京葉線潮見駅の構内で同日午後4時4分頃、下校途中の小学一年生・■■みなみちゃん(7)が、当駅を通過する快速電車にはねられて死亡しています。