2003/07/21 光と陰の画家レンブラント

今回は絵画の話を書きます。それも、私が最も敬愛するレンブラントについてです。

で、レンブラントといえばつい最近、あるニュースが話題となりました。それは彼が描いた『自画像』が新たに発見されたというものです。

今私の手元には、それを伝える新聞の切り抜き記事がありますが、ロンドンの競売大手のサザビーズで競売にかけられ、レンブラントの『自画像』としては史上最高額の約6百95万ポンド(約13億3千万円)で落札されたそうです。ついでまでに落札に成功したのは、アメリカでカジノを経営するスティーブ・ウィン(ウィン・ラスベガス)という人物だそうです。

一般庶民にとっては全く縁のない金額で、私のもっぱらの関心も、どういう経緯でその作品が世に出てきたのか、という一点にのみあります。

映画『恋におちて』テーマ曲MOUNTAIN DANCE』(デイヴ・グルーシン)

リクエストカード(180)

クリスマス当日に「クリスマス」で募集のパート宛て。採用の“プレゼント”を期待しています(^_^)▼この作品はLD(=レーザー・ディスク)で持っていまして、今回リクエストするために何年ぶりかで再生させて観ました。出だしはよく憶えていましたが、結末がどうだったかはすっかり忘れていましたf(^_^)▼中年に達した男女の恋を描いています。クリスマス・イヴの夜、マンハッタンにある大型書店でフランク(=ロバート・デ・ニーロ)とモリー(=メリル・ストリープ)は出逢います。ふたりは自分の妻と夫へプレゼントする本を選んでいたのです。▼クリスマスが明けていつもの日常に戻り、ふたりは郊外からニューヨークへ向かう列車の中で再会します。フランクとモリーはひと駅違いの隣同士なのでした。偶然の出会いを重ねることでふたりは恋におちます。互いに家庭を持つ不倫の恋ですが、まるで初めて恋をしたかのように、自分たちの恋に悩みます。結末は観てのお楽しみとしますが、人を愛する意味がわかり、クリスマスにもお薦めの作品です(´・ω・`)

番組で私のカードが紹介された部分の音声ファイル
(※私のカードを読んでくださっているのは山本由布子さんです)

SANTA CLAUS IS COMING TO TOWN(エルヴィン・ジョーンズ・クインテット)

リクエストカード(179)

クリスマス・イヴに「クリスマス・ソング」で募集パート宛てです。よろしくお願いします。▼日本ではクリスマス当日よりもイヴの方が盛り上がったりしますね。クリスマスには早くも正月が気になり出したりして(^m^) で、このテーマへの曲を手持ちのアルバムから探してみましたが、私は意外とクリスマス・ソングのインストゥルメンタルは持っていないことに今さらながら気づきました。▼で、今回の曲が入ったアルバム(←CDでなくLPレコード)から選びましたが、その帯に「限定版」とあり、もしかしたらNHKの資料室にないかもしれません。その場合は、ジャズ風にアレンジしたこの曲を別のアーティストでお聴かせ願えればと思います。▼アルバムの帯といえば、「このスゴイ顔ぶれを見よ!思い出のクリスマス・ソングが今をときめくジャズ・スター達の超一流のプレイで熱く迫る!滅多に聴けないホットなアドリブの応酬は雪をも解かす!必聴のジャズ名盤!!」と非常にホットなコピーが踊っています。今年も私はクリスマスに何も予定はありませんが、気持ちだけは熱く、ホットにまいりましょう!

SOON AFTER CHRISTMAS(スティーナ)

リクエストカード(178)

今年最後の月曜日「クリスマス・ソング」で募集宛てです。が、他の季節でも通用する曲だと思いますので、今回無理であれば、別の機会でも結構です。▼きっと「クリスマス」で来るだろうと、この曲でお待ちしていました(^m^) 前にもリクエストしたことがありますが、未だにかけてもらったことがありません。今年のクリスマス・シーズンこそ是非!▼歌詞を見てみますと、「クリスマス」という単語は出てきません。それでも、それがクリスマスの夜で、女の人が独りで男の人を想っているんだろうなぁ、ということがわかります。もしかしたら、彼女は部屋の灯りを落とし、真っ暗な窓から街を眺めているのかもしれません。独りのクリスマスの夜も過ぎてしまいます。やるせない歌ですが、救いがあるとすれば、どんな人の“夜”もやがて明け、光溢れる“朝”になる、ということでしょうか(´・ω・`)?▼月曜日宛てには最後のリクエストになります。今年もいろいろとお世話になりました。来年もよろしくお願いします。どうぞ愉しいクリスマスを!

番組で私のカードが紹介された部分の音声ファイル
(※私のカードを読んでくださっているのは種村祐美子さんです)

バレエ音楽「くるみ割り人形」:花のワルツ(スラットキン指揮|セント・ルイス交響楽団)

リクエストカード(177)

もう1週「バレエ」で募集ということですのでリクエストします。別の機会でも結構ですのでよろしく。▼クリスマスが近いということで、チャイコフスキーの3大バレエ音楽から、クリスマス・パーティとクララの夢を題材とした『くるみ割り人形』を選んでみました。私が所有するアルバムにある解説によりますと、劇場からこの音楽を依頼されたチャイコフスキーは困惑したそうです。物語は面白いものの、バレエには不向きと考えたからです。それでも作曲を引き受け、パリ経由でアメリカへ向かう途中、チャイコフスキーは、誕生したばかりの楽器に出会います。「チェレスタ」という楽器です。チャイコフスキーはさっそくその甘い音色を奏でるチェレスタを、このバレエ音楽の中の『こんぺい糖の精の踊り』に使っています。私は今回このバレエの代表的な曲を選びましたが、よく知られた『こんぺい糖_』も併せて聴かせてもらえたらいうことナッシングなのです(´・ω・`)

想い出を君に託そう(ゴダイゴ)

リクエストカード(176)

「お気に入りの1本」宛てですが、ほかのパートでも、いつでも結構ですのでお願いします。▼数ある作品の中から1本選び出すというのはなかなか大変です。洋画の場合は『タクシー・ドライバー』で決まりとなりそうですが、それはこれまでに何度もリクエストしていますので、今回は邦画から選んでみました。これが私の邦画ナンバー1になるかどうかは別にして、ベスト10には入れたい作品です。▼ある地方都市(千葉県市原市)で実際に起こった殺人事件を映画化したものです。監督は長谷川和彦。音楽はゴダイゴが担当しています。両親を殺してしまうことになる若者(水谷豊)が雨の中を彼女(原田美枝子)の赤い傘を差して歩きます。フェンスの向こうは飛行機の格納庫。開港前の成田空港です。トラックがすれ違いざまにバシャッ! と水溜まりの水をはね上げていきます。役立たずの傘。これを含むシーンにゴダイゴのこの曲が流れます。時は流れ、中年に達した水谷豊さんが今年の「紅白」で出演です。

NO WOMAN, NO CRY(ボブ・マーリィ・アンド・ザ・ウェイラーズ)

リクエストカード(175)

「今年の私の1曲・洋楽」宛てですが、いつものことで、それ以外でもよかったらお願いします。▼「新曲でなくても良い」ということですので、お言葉に甘えて古い曲から選んでみました。このテーマを聞いたときには、すぐに選曲できそうに思いました。が、意外や意外、私には結構難しかったです(^_^; 私の場合は、毎回「これがベスト(っ`・ω・´)っ!」と思ってリクエストしていることもあるかもしれませんが。▼今回は「1年の締めくくりに私からお薦めしたい1曲」ということでボブ・マーリィのこの曲にしてみました。ぜひ、『ライヴ!』盤の方でお願いします。▼これは今年に限りませんが、世の中ままならないことが多いですね。それが自分の至らなさであったりして、自分で自分を責め、男であっても時には涙す、なんてこともあるかもしれません。年が改まれば「全てうまくいく」ということもありませんが、この曲を聴きながら、「Everythings gonna be all ritht」と一緒に声を出して歌っていますと、知らないうちに自分の中に闘志が漲ってきたりしませんか(´・ω・`) 全ての人への“応援歌”としてこれを選びました。

番組で私のカードが紹介された部分の音声ファイル
(※私のカードを読んでくださっているのは種村祐美子さんです)

バレエ音楽「火の鳥」:カスチェイら一党の凶悪な踊り(音楽:ストラヴィンスキー)

リクエストカード(174)

「バレエ」で募集のパート宛てですが、お気に召しましたら、どのパートでもご自由にどうぞ。▼目加田アナと松岡アナおふたりで「オペラ」を特集したとき、「次にふたりで放送するときはバレエ音楽でも」という話がちらっと出ましたので、その時私はこの機会を狙っていたりしました(^m^)▼私がたまたま持っているアルバムからのリクエストですので、演奏者は特別こだわっているわけではありません。NHKにある演奏で結構です。同じストラヴィンスキー『春の祭典』にするか『火の鳥』にするかで迷いましたが、結局こちらにしました。▼このアルバムを手に入れたのは随分前になると思いますが、気に入って何度も繰り返し聴きました。中でも今回リクエストした場面が個人的には好きです。いろいろな楽器が登場してきますよね。この場面にはどんな楽器が出てくるか、紹介してもらえたらと思います。演奏時間はそう長くはありませんが、変化に富んでいて楽しめるのではと思います。

CHRISTMAS TIME IN BLUE./聖なる夜に口笛吹いて(佐野元春)

リクエストカード(173)

2週続けての「クリスマス・ソング」パート宛てです。どちらの週でも結構ですので、リクエスト採用の“プレゼント”をしてもらえたら嬉しいです。▼NHKラジオの午後の番組でクリスマスを取り上げていましたが、キリスト教には縁の薄い日本がクリスマスで盛り上がるさまが、欧米の国々からは奇異に見られているそうです。クリスマスには冷めた考えを持つ私ですが、子供の頃からイヴにはクリスマス・ケーキを食べ、そしてそして、“両親サンタ”にはクリスマス・プレゼントをねだっていたのですから、ちゃっかりクリスマスを“利用”していたことになりますf(^_^) その両親もこの世を去り、私は未婚で子供もいませんから、プレゼントはされることもすることもありません。今年のクリスマスも、他の人何ら変わりなく、淡々と過ぎていくことでしょう。そういえば、日本ではクリスマス・イヴまでは、街もクリスマスの飾り付けで華やかですが、当日のクリスマスには熱気もすっかり冷め、人々の気持ちは大晦日や正月へと向かってしまいます。なんかヘンですね。