2002/10/01 泡沫人?秋山祐徳太子

今日の地方紙・ブックレビューのコーナーに、私の関心を引く書評が載っています。

美術家・秋山祐徳太子19352020)の近著『泡沫傑人列伝 知られざる超前衛』二玄社/1500円)の紹介記事です。

私が秋山の存在を知ったのは、毎週日曜日に放送されています「日曜美術館」にゲストで出演された時です。

忘れもしません。1989年5月21日の放送で、その日は画家・牧野邦夫を紹介しました。私はそれまで聞いたことのない名前の画家でしたので、午前9時からの放送は寝転がって何の気なしに見始めました。

2002/09/29 ドキュメンタリー「スタンリー・キューブリック」

本コーナーで書こう書こうと思いつつ、今日まで書かずにいたものを書く気になりました。

ちょうど1週間前(21日)にNHK衛星第2で放送された映画監督スタンリー・キューブリックの実像を描いたドキュメンタリー『STANLEY KUBRICK:A LIFE IN PICTURES』2001年/ワーナー・ブラザース制作)についてです。

キューブリックといいますと、何といっても『2001年宇宙の旅』『時計じかけのオレンジ』といった作品でよく知られた監督です。

私のレーザー・ディスク(LD)版『2001年宇宙の旅』

2011/11/21 建築家・安藤忠雄さんのペインティング動画

いつもは“気まぐれトーク”をして、自分のトークを自分で聴きながら文章に書き起こす形で更新をしますが、今回はトークはナシで、いきなり文章による更新をしています。

昨日、おとといの2日間をかけ、動画を1本作りました。今回はその紹介です。内容は、私が描いた主に有名人を中心とする「ポートレイトの小箱」用のポートレイトを描く過程を撮影した動画です。今回は、建築家の安藤忠雄さんを描かせてもらいました。

2012/05/06 静止画96枚で作った井川遥さんの動画

本日は、新聞に載った有名人の写真を素に、自分の眼と手を訓練する目的で描く「ポートレイトの小箱」用の絵を描く過程を動画にしてみましたので、紹介いたします。

描くのに使っています絵具は、アクリル絵具です。この絵具は水で溶いて描くことができ、しかも、油絵具とまではとてもいかないものの、多少は厚く塗ることもできます。しかも、あっという間に乾いてくれますので、この種の絵を描くのには最適な絵具です。

今回は、女優の井川遥さんを題材に使わせてもらっています。描く際、私は特別美醜にこだわりません。年輪を感じさせるような顔が描きやすく、描いていても絵になります。逆に困るのは、まだ経験の浅い若い人で、人間的な厚みを持たせるのに苦労します。井川さんは、描いていて顔の造りがとても整っているように感じました。唇が肉感的で魅力があります。

ポートレイトの小箱:井川遥
ポートレイトの小箱:井川遥

2002/09/05 横尾忠則展

関東地方はまだまだ暑い日が続き、昨日も最高気温が30度以上の真夏日となりましたが、その暑い中、思い立って東京都現代美術館へ出かけてきました。

お目当ての展覧会は、「横尾忠則 森羅万象」です。

横尾忠則 森羅万象 』展のチラシ(表)

2014/08/11 ベラスケス作品を画集動画で考える

動画をひとつ作りました。スペインを代表すると同時に、19世紀のフランスの画家、エデュアール・マネにいわせると「画家の中の画家」であるそうな17世紀スペインの画家、ディエゴ・ベラスケスの画集を紹介する動画です。

今回は、その動画を作るきっかけとなった話です。動画の中で 私がしています拙い語りでも触れていますが、7月26日に放送になったテレビ東京の美術番組「美の巨人たち」を見たことがきっかけです。

2014/08/07 ベラスケスの画集を動画に

本日は、私が作った動画をひとつ紹介します。「ベラスケス」というのが何者かわかっている人にとっては、動画のタイトルを見ただけでどんな動画か想像がつくだろうと思います。

ディエゴ・ベラスケスは、スペインを代表する画家で、フェリペ4世がスペインの国王だった時代、国王の肖像画を描くことを唯一許された宮廷画家です。

7月26日、「美の巨人たち」は、ベラスケスがローマで描いた『ヴィラ・メディチの庭園』を取り上げました。

私はいつものように、録画し、あとで再生させて見ました。そして、見ているうちにいろいろと疑問がわきました。そこで、昔に手に入れた画集を何冊か見ました。その1冊が、今回動画で紹介してる画集です。ベラスケスが生まれて生涯を送ったスペインで編集されて発行された画集です。手に入れたのはおよそ20年前の1995年1月4日です。

番組で伝えられたことに関する私の疑問を確認する目的でこの画集を開きましたが、見ているうちに、画集そのものを動画で撮影し、それを紹介してみようという私の無駄なサービス精神も手伝って、今回の動画が生まれました。

2002/08/25 代理母出産に異議あり

ちょうど一週間前にもそのコーナーの記事に触発される形で書きましたが、今日も産経新聞の「双方向プラザ」に書かれていた文章から感じたことを書いておきます。

前回の時にも説明しましたが、そのコーナーは、一般読者から寄せられた疑問や質問に対し、産経新聞の担当者が回答をする、いわば読者側と新聞社の交流の場となっています。

今週分で私の関心を引いたのは以下の質問です。

(2002)8月11日付朝刊で、代理出産(代理母出産)を大きく取り上げた記事がありました。しかし、日本では代理出産は“違法”だと思いますし、“違法行為”を外国で行うことを助長するようなニュースに違和感を覚えます。(男性読者)

これは各マスメディアでも取り上げられ話題を呼んだニュースで、癌で子宮を摘出したタレントの向井亜紀さんが、アメリカで代理出産に臨んだ際の報道を指しているものと思われます。

2002/08/01 人間・渥美清

本サイトには、私が個人的に関心を持ったテレビ番組を紹介する誠に手前勝手なコーナー「テレビ番組」があり、そこの本日分にも書いておきましたが、今夜、渥美清さんの寅さん役でお馴染みの『男はつらいよ』シリーズの放送(テレビ東京/21:00~22:54)があります。

あの国民的な人気シリーズは全部で48作品あるそうですが、今夜放送されるのは1977年に製作されたシリーズ第20作目の『男はつらいよ・寅次郎頑張れ!』です。

配役を見ますと、マドンナ役が藤村志保さんということで、寅さんは藤村さん扮する女性に恋心を抱くもののあえなく撃沈してしまう、のでしょうか。

それはともかく、その番組紹介欄にもありますが、今年は寅さんこと渥美清さんが亡くなって七回忌(命日は8月4日)だそうです。

そんなこともあり、今日の朝日新聞には寅さんを演じた渥美清について書かれたコラムが載っています。朝日新聞・東部支局長の小泉信一氏がお書きになったコラムです。

そのコラムを読みますと、スクリーンの上で国民みんなから愛される“寅さん”というスーパースターを演じ続けた渥美清という一人の役者の実人生の苦しみが伝わってきます。