『アパートの鍵貸します』は私のベスト映画

私は映画を見るのが好きです。好きではありますが、映画なら何でもいいというわけではありません。誰でもそうでしょう。

結果的には旧い映画を見ることが多いです。旧い映画の中でも、よく見る映画がいくつかあります。

そんなひとつがビリー・ワイルダー監督(1906~2002)の『アパートの鍵貸します』1960)です。先日も本作を見ました。何度見ても飽きることがありません。

見終わったあと、すぐにまた見たくなるほどです。

本作を知る人には説明の必要がないでしょう。しかし、もしも見たことがない人のために簡単に説明しておきます。

主人公は、ニューヨークマンハッタンにある大きな生命保険会社で働くC・C・バクスター、通称バドの銀行員です。演じているのは、若かった頃のジャック・レモン19252001)です。

夢うつつで聴いたピアソラ

気がつくと、うとうとと眠りかけていました。

そのとき私は、椅子に座り、イヤホンを耳の穴にはめ、デジタル・オーディオ・プレーヤー(DAP)iPod classicで音楽を聴いていました。

そのとき聴いていたのは、アストル・ピアソラ19211992)のアルバム“The Rough Dancer And The Cyclical Night”です。本アルバムの素晴らしさは、本コーナーで書いたことがあります。

アストル・ピアソラ The Rough Dancer And The Cyclical Night アルバムジャケット(裏)

iPod classicでそれを、眠気を誘うほど気持ちよく聴かせるのは、今年になってから手に入れた非常に安価でありながら、素晴らしい音を聴かせるイヤホンのせいかもしれません。

伊丹十三を取り上げた番組を見たけれど

今月10日午後から14日の昼頃にかけ、私が使うインターネット回線が途切れ、使えなくなったことは本コーナーで書きました。

原因は、光ファイバー回線が物理的に断線したことです。それが起きたのが三連休の初日であったことが結果的には災いし、復旧までに時間を要すことになりました。

空き時間ができれば、ネットの動画共有サイトYouTubeの動画をテレビ受像機に映して見たりするところ、それが叶わないため、同じ受像機で、レコーダーに録画してあったテレビ番組を見たりして過ごしました。

その中に、NHK Eテレで放送された「先人たちの底力 知恵泉(ちえいず)」があります。これまで、この番組を見たことがあったかどうかわかりません。毎週火曜日の午後10時から10時45分まで放送する番組です。

スタジオに組まれた居酒屋風のセットで、店主に扮したNHKの男性アナウンサーが番組の進行役となり、店に居合わせた三人の客に扮した識者と、ひとつのテーマを「酒の」にして語り合うといった作りになっています。

今月6日と13日の2回は、「伊丹十三 人を魅了するには」を前編・後篇に分けて放送しています。新聞のテレビ欄で本番組を知り、2回を録画し、再生させて見ました。

シネマカメラブームに変化の兆し?

どんなものやことにも始まりがあり、終わりがあります。あるものやことは、人々の注目を受け、バブルのようなものを起こすこともあります。

これから書くことは、私がただ単にそう感じたというだけで、私が感じた通りになるとはいっていません。むしろ、私の考えとは逆の動きになることも大いにあるでしょう。

かつては、普通の個人が動く映像を撮ることは稀だったといってもいいでしょう。

私は昔から映像というものが好きで、その当時、普通の個人が唯一扱えた8ミリ映画が気に入り、8ミリカメラと8ミリ映写機を買って、趣味として愉しみました。

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その当時、8ミリ映画を趣味にする人は、相対的に見れば、少数派だったといえるでしょう。

渡しに毎日現れる座頭の話

人それぞれに日々の習慣があるでしょう。私は、眠る前に本を読むのが習慣です。

このことは本コーナーで何度も書いていますが、私の生活時間は普通の人より、基本的には三時間ほどずれています。午前6時に起き、午後9時に眠る人を普通の人とした場合の時間感覚です。

つまり、毎日午前3時頃に起き、午後6時頃に眠る。これも日々の習慣になりますね。

そんなわけで、毎日午後5時台になると眠るための準備に入ります。午後5時半頃には布団に入り、読書を始めます。私は寝つきがいいので、30分持たずに眠ってしまうため、読書の時間が30分程度しか得られません。

最近は、岡本綺堂18721939)の短編集を読みました。

私は時代劇を見ないたちです。ですので、時代物も読んだことがありませんでした。ですので、テレビドラマになった「半七捕り物長」も見たことがなかったのです。

それだから、岡本綺堂のことも知りませんでした。

ゆっくり話すことの利点

朝日新聞の一面コラムに「折々のことば」があります。それがこの16日分で連載3000回を迎えました。

これをあらかじめ記念する催しのトークイベントが先月27日、大阪市北区の朝日新聞大阪本社で開催されたそうです。その模様の一部が、昨日の朝日新聞に載りました。

トークイベントで対談したのは、「折々のことば」を担当する哲学者の鷲田清一氏(1949~)とNHKの元アナウンサー、山根基世氏(1948~)のおふたりです。

その記事に添えられた見出しを見て、そうだ、と膝を打ちました。対談中の山根氏の発言がそのまま次のような見出しになっています。

立て板に水より 誠実に語る人の方が伝わる

秋月砲術隊を伝える番組

「建国記念の日」を含む三連休の初日であった10日の午後、突然インターネットにつながらなくなったことは、それが復旧した日の本コーナーで書きました。

ネットにつながらなくなった原因は、家に通じている光ファーバー回線が、途中で物理的に断線したことです。これが起きたのが連休中であったことが、復旧に時間を要す結果となりました。

ネットにつながらない時間を丸四日ほど持ったため、その間は、録画して見ていなかったテレビ番組などを見て過ごしたりしました。

その中に「よみがえる新日本紀行」があります。これは、昔に放送された「新日本紀行」をデジタル技術で修復して現代によみがえらせる番組です。番組の後半では、過去に取材した現地を再訪し、今の様子を伝えることもしています。

昨年まではNHK BSプレミアムで毎週土曜日の午前5時30分から放送していました。それが新年からは、BS1とBSプレミアムがNHK BSひとつに統合された関係で、毎週水曜日午前11時からの放送に変わりました。

連休が始まる週の7日は、「甦った砲術 福岡県・秋月」が放送され、それを録画したものを見ました。「新日本紀行」でこの回が放送されたのは昭和54(1979)年です。

争点ずらし者のお成りぃ~

世間を賑わす事件や事故が起こると、必ずといっていいほど、争点をぼやかす方向へマスメディアが誘導します。

私が思い出すのは、2005年4月25日に起きたJR福知山線脱線事故です。本事故の原因を、今では多くの人が、JR西日本の悪しき体質が引き起こしたと考えてはいませんか?

私は当初から、マスメディアによる誘導に不満を持っていました。

どの会社でもそれなりに問題を指摘することはできるでしょう。JR西日本にそれがなかったとはいいません。しかし、それが直接的な原因となって事故が起きたとは私は考えていません。

鉄道事故の原因のほとんどは、事故を起こした車両を運転した運転士です。それは福知山線脱線事故でも同じでしょう。

事故直後の報道を思い出すと、事故車両を運転していた運転士は、事故を起こす直前の伊丹駅で、停車位置を72mも超過するオーバーランを起こしています。

丸四日ぶりぐらいでネットに接続できました

本日は2月14日、バレンタインデーです。今の時刻は正午頃です。ということで、丸四日ほど使えなかったインターネットが使えるようになりました。

この土曜日(10日)から三連休の人が多かったでしょう。私は休日とは関係ない生活ですので、三連休といってもいつもと変わりません。

そんな私ではありますが、この連休を待っていたかのように、三連休初日の10日夕方に、ネットが突然使えなくなりました。

カメラは道具 あとは使い方次第

どんなことも人それぞれです。それが大前提です。それを踏まえた上で本投稿を書いていきます。

誰でも、自分の持ち物は大切に扱うでしょう。しかし、その扱い方が、人それぞれで違います。

今はこんな人はいない、あるいはいる、かもしれませんが、自分の車を大切にしているからといって、乗り込むときに靴を脱ぎ、車内専用の履物に履き替える人はいるでしょうか?

私の子供の頃に、そんな人が本当にいると聞きました。

そしてこれはレコードで音楽を楽しんでいた時代の話です。レコードはCDなどと違い、レコード針がレコード盤の溝に物理的に触れることで音楽が再生されます。

神経質な人は、レコードを聴けば聴くほどレコード盤がレコード針によって擦り切れてしまうといって、買ったばかりのレコードは、一度だけ再生し、それをテープレコーダーでテープに録音し、あとは、録音したテープだけで音楽を聴くという人が現実にいました。