それぞれの母と子の絆

朝日新聞には、読者から寄せられた投書を紹介する「声」というコーナーがあります。昨日、「声」で紹介されたある投書を読み、切ない気持ちになりました。

投書者は、29歳の女性会社員です。本当者者を、以後は「Kさん」と呼ばせてもらいます。

30代を目前に控え、Kさんには友人から結婚や出産の報告が増えたそうです。Kさんにも結婚を約束した人がいるようですが、結婚を諦めていると書いています。

どうして諦めなければならないのか、気になりますね。

Kさんには、障害を持つ母親がいるそうです。それは、昔からで、Kさんはひとりで母親の面倒をしてきたそうです。母と娘のふたり暮らしをずっと続けてきたということでしょうか。

Kさんによれば、Kさんの母親は自分の障害を認めず、他者の世話になることを恥ずかしく考えたそうです。そのため、Kさんがひとりで世話をすることになったのでしょう。

時速60キロ以外の走行禁止といっているようなもの?

前回は、ミラーレス一眼カメラに搭載されている動画機能を使い、Log撮影するときのISO感度について書きました。今回もこの話題の続編のようなことを書きます。

私はソニーのミラーレス、α7 IIを使っています。

ソニーのα7 IIにFE 24-240mm F3.5-6.3

このカメラでもLogの撮影ができるということで、数年前から、興味本位で使ったりしています。

しかし、私が使うα7 IIに搭載されているS-Log2は使いこなすのに難儀させられます。最も苦労させられるのが、ISO感度の扱いです。

晴れた屋外でスチルを撮る時、ISO感度をISO1600まで上げるシチュエーションはほぼないか、まったくないです。晴れた屋外ですから、光量があります。

ですから、シャッター速度を速くするなど、ある条件がなければ、日常の対象を撮影する限り、ISO1600にする必要はなかなかないのではないでしょうか。

それが、S-Log2で動画を撮る時は、否応なしに、ISO1600始まりとなります。初めてLog撮影した時は戸惑いました。

それに加えて、動画撮影では、シャッター速度にも「縛り」があります。

デュアルネイティブ(ベース)ISO感度の考え方

本ページに書くことは、ミラーレス一眼カメラで、しかも、Logで動画を撮影する人向けです。

業務用のシネマカメラを使って仕事として動画を撮影されている人は、私がこれから書くことは常識で、いまさら本ページに書くことは参考にならないでしょう。

ということで、趣味で動画を撮る人向けと考えてください。

ネットの動画共有サイトYouTubeにあった次の動画を見て、あることに気がつきました。

シネマカメラの使い方 #2|DaVinci Resolveでの撮影素材の処理方法

本動画は、BlackMagic Designの動画編集ソフトDaVinci Resolveやそれに関連するBlackMagic Designの製品の使い方などを動画で教えてくれるBlackMagic Designの公式動画のひとつです。

今回は、「シネマカメラの使い方 #2|DaVinci Resolveでの撮影素材の処理方法」と題し、BlackMagic Designのシネマカメラを使い、BlackMagic RAW(BRAW)で撮影した動画を、DaVinci Resolveでどのように扱うのかを、実際に作業しながら説明してくれています。

本動画の中の次の部分を見て、私はあることに思い当りました。その部分から再生が始まるように設定しました。ご興味のある方は下の動画を再生してご覧ください。

あなたにもある「知らない世界」

「あなたの知らない世界」などと書きますと、何やら、ミステリーや超常現象を扱うテレビ番組のタイトルのようです。

普通に生活している人が「知らない世界」は無数に存在しています。それが専門分野であれば、普通の個人には「知らない世界」です。おそらくは、一生知らないまま過ごすことになるでしょう。

もっと日常的なものでも「知らない世界」が、知らないところで存在し続けていたりします。そして、それに気がつくことで、自分がそれを知らずに生活していたことを気づかされます。

私は昨日、そんな気づきを得ました。

ネットの動画共有サイトYouTubeには、ほぼ無数といっていいほどのチャンネルが存在します。私も日常的に利用していますが、自分が接するのは、ごくごく一部になりましょう。

そして、それまで接したことがなかったチャンネルの動画を見ることで、自分の「知らない世界」がそこにあることに気づかされます。

美術の分野にも非常な博識を持つ人に山田五郎1958~)という人がいます。

私が山田氏を初めてテレビで見たときのことを今も憶えています。今も深夜に放送されているであろうテレビ番組(私はその番組を見ないので、想像形で書いておきます)に、『タモリ倶楽部』があります。

英語の早期教育は?

私が子供の頃から「教育ママ」と呼ばれる人たちや現象がありました。中には「教育パパ」もいたでしょうが、どういうわけか、母親が主流のイメージです。

私は、父が40歳、母が37歳の時に生まれた子供です。両親はすでにいません。また、8歳上に姉がいましたが、姉ももういません。姉との間に次姉がいたはずでしたが、死産でした。

両親は、8年ぶりに生まれたのが私で男の子だったのが嬉しかったのかもしれません。大事に育てられ、勉強しろといわれたことがありません。

学習塾にも通わずに成長しました。通った塾もありますが、それは算盤(そろばん)と習字です。どちらも長くは通いませんでした。

今も昔もといいますか、自分の子供への教育に熱心な親がいます。

本日の朝日新聞に、「早期教育へのギモン」の三回目として、「幼少からの英語熱『異常な状態』」と見出しがつけられた記事が載っています。

『アパートの鍵貸します』は私のベスト映画

私は映画を見るのが好きです。好きではありますが、映画なら何でもいいというわけではありません。誰でもそうでしょう。

結果的には旧い映画を見ることが多いです。旧い映画の中でも、よく見る映画がいくつかあります。

そんなひとつがビリー・ワイルダー監督(1906~2002)の『アパートの鍵貸します』1960)です。先日も本作を見ました。何度見ても飽きることがありません。

見終わったあと、すぐにまた見たくなるほどです。

本作を知る人には説明の必要がないでしょう。しかし、もしも見たことがない人のために簡単に説明しておきます。

主人公は、ニューヨークマンハッタンにある大きな生命保険会社で働くC・C・バクスター、通称バドの銀行員です。演じているのは、若かった頃のジャック・レモン19252001)です。

夢うつつで聴いたピアソラ

気がつくと、うとうとと眠りかけていました。

そのとき私は、椅子に座り、イヤホンを耳の穴にはめ、デジタル・オーディオ・プレーヤー(DAP)iPod classicで音楽を聴いていました。

そのとき聴いていたのは、アストル・ピアソラ19211992)のアルバム“The Rough Dancer And The Cyclical Night”です。本アルバムの素晴らしさは、本コーナーで書いたことがあります。

アストル・ピアソラ The Rough Dancer And The Cyclical Night アルバムジャケット(裏)

iPod classicでそれを、眠気を誘うほど気持ちよく聴かせるのは、今年になってから手に入れた非常に安価でありながら、素晴らしい音を聴かせるイヤホンのせいかもしれません。

伊丹十三を取り上げた番組を見たけれど

今月10日午後から14日の昼頃にかけ、私が使うインターネット回線が途切れ、使えなくなったことは本コーナーで書きました。

原因は、光ファイバー回線が物理的に断線したことです。それが起きたのが三連休の初日であったことが結果的には災いし、復旧までに時間を要すことになりました。

空き時間ができれば、ネットの動画共有サイトYouTubeの動画をテレビ受像機に映して見たりするところ、それが叶わないため、同じ受像機で、レコーダーに録画してあったテレビ番組を見たりして過ごしました。

その中に、NHK Eテレで放送された「先人たちの底力 知恵泉(ちえいず)」があります。これまで、この番組を見たことがあったかどうかわかりません。毎週火曜日の午後10時から10時45分まで放送する番組です。

スタジオに組まれた居酒屋風のセットで、店主に扮したNHKの男性アナウンサーが番組の進行役となり、店に居合わせた三人の客に扮した識者と、ひとつのテーマを「酒の」にして語り合うといった作りになっています。

今月6日と13日の2回は、「伊丹十三 人を魅了するには」を前編・後篇に分けて放送しています。新聞のテレビ欄で本番組を知り、2回を録画し、再生させて見ました。

シネマカメラブームに変化の兆し?

どんなものやことにも始まりがあり、終わりがあります。あるものやことは、人々の注目を受け、バブルのようなものを起こすこともあります。

これから書くことは、私がただ単にそう感じたというだけで、私が感じた通りになるとはいっていません。むしろ、私の考えとは逆の動きになることも大いにあるでしょう。

かつては、普通の個人が動く映像を撮ることは稀だったといってもいいでしょう。

私は昔から映像というものが好きで、その当時、普通の個人が唯一扱えた8ミリ映画が気に入り、8ミリカメラと8ミリ映写機を買って、趣味として愉しみました。

ニコン R10 スーパー

その当時、8ミリ映画を趣味にする人は、相対的に見れば、少数派だったといえるでしょう。

渡しに毎日現れる座頭の話

人それぞれに日々の習慣があるでしょう。私は、眠る前に本を読むのが習慣です。

このことは本コーナーで何度も書いていますが、私の生活時間は普通の人より、基本的には三時間ほどずれています。午前6時に起き、午後9時に眠る人を普通の人とした場合の時間感覚です。

つまり、毎日午前3時頃に起き、午後6時頃に眠る。これも日々の習慣になりますね。

そんなわけで、毎日午後5時台になると眠るための準備に入ります。午後5時半頃には布団に入り、読書を始めます。私は寝つきがいいので、30分持たずに眠ってしまうため、読書の時間が30分程度しか得られません。

最近は、岡本綺堂18721939)の短編集を読みました。

私は時代劇を見ないたちです。ですので、時代物も読んだことがありませんでした。ですので、テレビドラマになった「半七捕り物長」も見たことがなかったのです。

それだから、岡本綺堂のことも知りませんでした。