生誕120年にあたる今、映画監督の小津安二郎(1903~1963)の後期作品が、NHK BSとBS松竹東急で放送中です。
土曜日(16日)でBS松竹東急の放送が終わり、今わかっているところでは、火曜日(19日)にNHK BSで予定されている『お早よう』(1959)の放送を残すのみとなりました。
私はすべてを録画して見ています。これだけまとめて小津作品を見るのは初めてのことです。
同時期の作品を続けて見たことで、その時期に小津作品を彩った俳優が、同じような顔ぶれであることを認識できました。
その中でも、笠智衆(1904~1993)と原節子(1920~2015)は目立つ存在で、ふたり抜きでは、その時期の作品が成り立たない印象さえあります。