ブレット、最後からふたつ目のホームズ

まずは、次の動画の冒頭部分のみにご注目ください。

Jeremy Brett as Sherlock Holmes – The Mazarin Stone [HD]

今更説明するまでもないでしょう。アーサー・コナン・ドイル18591930)の「シャーロック・ホームズシリーズ」を原作とする英国のテレビドラマシリーズ「シャーロック・ホームズの冒険」の一話を動画にしたものです。

冒頭部分をご覧になって、不自然に感じることはなかったでしょう。

舞台俳優であったジェレミー・ブレット19331995)が演じるシャーロック・ホームズが、エドワード・ハードウィック19322011)演じる盟友にして、ホームズが扱う事件の回想録を執筆するワトスンと会話を交わす様子が数カットだけ描かれています。

いつものふたりのように見えます。しかし、これが撮影されたとき、ふたりが互いのいないところで演技をし、それをフィルムに収めたことがわかると、興味が増します。

「減点ファミリー」と「我が良き友よ」

昔、NHKで放送されたバラエティ番組の1コーナーに「減点ファミリー」があったのを記憶する人がいるでしょうか?

私はコーナー名をよく憶えておらず、「満点パパ」だったかな? と思ってネットで検索し、それが「減点パパ」(1973年4月)で、そのあと「減点ファミリー」(1975年4月13日に改称)になったことを知りました。

そのコーナーは、週末のゴールデンタイムにNHK総合で放送されていた「お笑いオンステージ」1972年4月8日~1982年4月4日)の中にあったコーナーです。

私も見た記憶があります。コーナーのMCは三波伸介(初代)(19301982)です。

毎回、有名人がゲストとして招かれますが、招かれるのは当人ばかりではありません。コーナーにははじめ、有名人の子供たちだけが登場します。

三波も、どの有名人の子供なのか知らずに接していたのか、それとも知った上で、知らないふりをして接していたのかはわかりません。

三波は子供たちに、父親のことを訊きます。その様子を見る視聴者は、それを見ながら、この子供たちの父親は誰なのか、それぞれに連想する仕掛けです。

わかりにくい文章

昨日、Yahoo!ニュースに共同通信社が配信した次の記事がありました。

記事は速報のような形を採り、数行の短いものでした。

内容が詳しく書かれた記事が今日の産経新聞にありました。

太宰治19091948)は昭和10年虫垂炎などの手術のため、入院しています。その痛みを和らげるためか、太宰はパビナール(鎮痛剤)を多用し、それに依存するようになってしまいます。

太宰を自分の弟子として気にかけていた井伏鱒二18981993)は、太宰を何とか立ち直らせようと考えたのでしょう。井伏は太宰を説得し、翌年に入院させ、治療に専念させようとします。

一方の太宰はといえば、被害者意識が強くなり、当時妻だった初代に、「井伏らに騙されて入院させられた」などと訴えていたようです。

レンブラントの8K『夜警』は克明な動く画集のよう

NHKで二度、8K(UHDTV)で撮影した絵画作品を紹介する番組が放送されました。

紹介された作品は、17世紀のオランダの画家、といいますか、古今東西の西洋の画家を代表する、レンブラント16061669)が36歳の年に描いた『フランス・バニング・コック隊長とウィレム・ファン・ライテンブルフ副隊長の市民隊』です。

本作が日本では『夜警』として知られています。

Rembrandt, The Night Watch

レンブラントは、私が一貫して最も敬愛する画家です。

『夜警』を描いた頃、レンブラントは彼の人生の絶頂期にあたる時期であったといえましょう。もっとも、制作の途中で、愛妻のサスキアに先立たれているので、好事魔多しとなってはいるわけですが。

ともあれ、人間の内面を描くレンブラントにとって、実生活に恵まれていることが、自分の絵画制作における幸福感にはつながっていない面があります。

親をなんと呼んでいますか?

井伏鱒二18981993)に変わった題名の作品があります。

その題名は『「槌ツァ」と「九郎治ツァ」はけんかして私は用語について煩悶すること』です。お読みになったことはありますか?

私は今、その作品を含む井伏鱒二の『山椒魚・本日休診』電子書籍版で読んでいます。表題作のほかに、今回取り上げる作品のほか、全部で九編の短編・中編の作品が収録されています。

私が使う、Amazonの電子書籍を読むために特化された端末Kindleが、2カ月ぶりぐらいに使えるようになったことを本コーナーで書きました。

その過程で、Amazon側の手違いなのかもしれないのですが、該当する電子書籍を無制限に読めるKindle Unlimitedのサービスを、3カ月間利用できるようになりました。このサービスの利用には、通常、1カ月980円が必要です。

井伏の作品は、有名な『山椒魚』1929)を学校の教科書で読んだだけでした。その作品の内容を忘れていたので、もう一度読んでみようと、『山椒魚・本日休診』のサンプル版をダウンロードして読んでみたのでした。

ある人の臨死体験話に寄せて

Yahoo!ニュースで次の記事が目に入りました。

テレビのワイドショーの司会などで知られるアナウンサーでタレントの小倉智昭氏(1947~)が、昨年11月、瀕死の状態になったときに体験(?)した話を伝えるものです。

曰く、小倉氏は、おそらくは夢のようなものを見て、その夢に1982年に亡くなった父が出てきて、その父といろいろな話をしたそうです。

親子で話をする場所の前には川が流れていて、橋が架かっていたそうです。

己の立場を優先するジャーナリストは反省すれば許されると思っている?

本日、Yahoo!ニュースで次の記事を見つけました。

本記事は池上彰氏(1950~)を「ジャーナリスト」としていますが、本当にジャーナリストでしょうか。池上氏はNHK出身で、NHK時代に子供向けのニュース番組「週刊こどもニュース」で父親役を担当したことで人気を博し、知名度も上がりました。

そのことで池上氏は「ブランド化」され、今日に至っている印象です。

個人的には、池上氏は、基本的には権力側に寄り添い、当たり障りのない発言をする人という印象です。

そのことが、70年前から性加害を繰り返したジャニー喜多川19312019)の問題への対応でも明らかです。

縁と恩を重んじる山下達郎

人はそれぞれに個性を持ちます。そして、それを形作る一部には、性的なものが含まれます。

性的な個性も、おそらく、千差万別といえるでしょう。

それぞれの個性を認めつつ、他者の個性をどうしても受け入れられないことが起こります。

たとえ話をすれば、好きになって結婚した一組の男女があったとします。結婚を実現できた当初は、自分たちほど幸せな人はほかにいないと思ったりするでしょう。

しかし、結婚してから、相手の隠された個性に気づくことがないでもありません。そしてそれがどうしても受け入れらない場合は、同じ空間で過ごすことが苦しくなったりします。

許せない個性のひとつに、相手の性的な個性の場合もありましょう。それが自分の個性と相いれない場合は、離婚話に発展しかねません。

KとIの関係から見えること

新コロ騒動が始まってからというもの、世の中のあちらこちらで亀裂が生じています。その亀裂には、目に見えるものもあれば、見えないもの、見えにくいものがあります。

世間から見えにくい亀裂としては、新コロ騒動のために作られたことにされているワクチン(似非ワクチン)を接種するかしないかを巡り、家族間に亀裂が入ったケースもあったでしょう。

今回は、私が最近ネットで見つけた、ひとつの亀裂を取り上げます。

きっかけは、ネットの動画共有サイト「ニコニコ動画」で次の動画を見つけたことです。まずは、その動画を、本日取り上げる内容の部分から再生が始まるように設定して埋め込みます。

私が本動画を見てみようと思ったのは、動画の見出しの中に「井上正康『陰謀論』を述べたため?有志医師の会顧問を降りる」とあるからです。

郷ひろみの喉の不調原因を疑う

新コロ騒動が始まって3年半。おかしなことを見聞きすることが増えています。

最近気になるのは、有名人の「体調不良」を伝えるニュースが多いことです。海外でも、体調不良で活動を休止する有名人の報道をよく目にします。

日本でも、有名人や、それほどの有名人でない人が、体調不良で予定されていた活動を一時的に休止したとの報道が目立ちます。

近いところでは、郷ひろみ1955~)が喉の不調により、予定されていたコンサートやテレビ出演を見合わせたとの報道がありました。

郷の喉の不調原因は「風邪からくる喉の炎症が悪化」とされています。疑うわけでもありませんが、と書きつつ私は疑い気味ですが、それが不調の本当の理由だろうか、と考えないでもありません。