天皇陛下に土下座して謝る「いい子」

私は昔から「いい人」が嫌いです。私がいう「いい人」がどんな人を指すか、だいたいわかってもらえるだろうと思います。

朝日新聞の一面コラムに、鷲田清一氏(1949~)が担当される「折々のことば」があります。

第1回阪大STYLE 鷲田清一総長編 vol.1 (1/2)(2010.9.13)

コラムには番号が振られており、本日分には【2273】とあります。本日までにそれだけの回数、コラムを書かれたということです。それぐらい続いているコラムです。

私はそのコラムを読まないことも多かったのですが、最近は、気がつけば目を通すようにしています。

そのコラムでは、鷲田氏がさまざまな媒体から拾った、主に著名人が残した言葉を紹介し、鷲田氏が簡単な解説を添えています。

今月20日分では、森毅氏(19282010)の次のような言葉を紹介しています。

2002/07/29 デジタル・スターウォーズ

今日は、先日(26日)東京・渋谷の渋東シネタワー2で見た映画『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』についてちょっとばかり書いてみることにします。

その日実は他に目的があり、時間潰しのために見たようなところもあります。しかも、上映途中から見始め、途中で出て来てしまったため、全体のストーリーの流れが今ひとつ、よくつかめていなかったりもします。

それはともかく、今回の作品をどうしても見ておきたかったのには理由があります。それは、その撮影において、従来のフィルムによるムービーカメラは一切用いられず、全編デジタルの撮影システムを導入したことを聞いていたからです。

で、実際に劇場の大スクリーンに映し出された“デジタル映像”に対面したわけですが、私はそれを目で追いながら、以前読んだジョージ・ルーカス監督(1944~)の自信たっぷりな言葉を思い出していました。

私は二度とフィルムで映画を撮ることはない。この作品でフィルムを使っていないと気づく人は99パーセントいないだろう。

2002/04/13 ブルース・リー人気衰えず

今日の新聞には、「今も“燃える”ドラゴン」と見出しがつけられた記事が載っています。

「5年に1度」の割合でブームが再燃するというブルース・リー19401973)について書かれた記事です。

のっけからですが、実は何を隠そう、私もブルース・リーのファンだったりします。でもって、まずは私が所有する「ブルース・リーのお宝」公開から始めましょう。

ブルース・リー主演『ドラゴンへの道』ハイライトの8ミリ映画版冒頭のフィルム画像

これはブルース・リーのシリーズ何作目に当たるんでしたっけ?

2011/08/04 35ミリと85ミリのレンズの面白さ

本日も、本コーナーは思いつきの独り語り「気まぐれトーク」の形式にて更新しています。なお、トークは前日の夜に行っています。

本日分の内容につきましては、音声ファイルでご確認下さい。で、そうされない場合は、下にトークを要約して書き起こしていますので、それをお読みになって、トークのだいたいの流れをご想像下さい。

なお、音声ファイルはMP3方式にて紹介しています。再生箇所は前後に自由に移動させることができるますので、下の書き起こしで見当をつけ、聴いてみたい部分だけを“つまみ聴き”するようなこともできます。ご自由にお楽しみ下さい(^ー^)ノ

インディの鞭の気まぐれトーク〔2011.8.3〕

トークを要約した書き起こし

今回も夜にトークをしている。ということで、まずは口慣らしも兼ね、更新を終えたばかりの「天気コーナー」の続きで、本日(8月3日)の関東地方の天気の話から口火を切ろう。

昨夜の予報では、関東南部の平野部で雨が降るという予報はまったくされていなかった。それだから、傘を持って外出した人は、端(はな)から予報を信じていない人か、それとも、よほど用心深い人のどちらかだろう。しかし、今日の関東南部に関していえば、そういう人が報われる天気となった。

2009/05/30 スナップ術を木村伊兵衛に学ぶ?

こんなことは今さら書くまでもないことですが、デジタル一眼レフカメラ(デジ一)の醍醐味は、レンズが交換できることです。ということは、交換できるレンズを数多く所有するほど醍醐味が拡がることになりましょうか(´・ω・`)

私が今現在所有するレンズは、デジ一のために揃えたレンズが単焦点の【50ミリ】、ズームレンズの【24~85ミリ】と【80~200ミリ】の3本です。これに加え、フィルム一眼レフカメラ用に揃えた単焦点レンズ【35ミリ】【50ミリ】【85ミリ】【200ミリ】4本は、マウントアダプタを介することでデジ一で活かせるようにしました。

このことは昨日の本コーナーでも書きましたが、そもそも私がキヤノンのデジ一を選んだ理由というのが、マウントアダプタを使うことで手持ちのマニュアルフォーカス・レンズが使えることを知ったからなのでした。

デジ一で使ってみたかった単焦点レンズは、ヤシカ・コンタックス用に製品化されたカール・ツァイス「カール・ツァイスのレンズ製品に一覧」)のプラナー50ミリです。

もしもテニスコートを見に行っていたら

村上春樹1949~)の作品を順繰りにAmazonの電子書籍版で読むことをしています。今度は『アンダーグラウンド』1997)を読み終えました。

これは、1995年3月20日の通勤時間帯、東京の地下鉄で宗教団体のオウム新真理教によって起こされた「地下鉄サリン事件」の被害者に、村上が直接面談して話を聴き、まとめた本です。村上としても、異色の作品といえましょう。

この作品を取り上げる前に、本日は、この事件にまつわるある出来事を書いた新聞のコラムがあったことを思い出しましたので、それを先に取り上げ、明日以降、村上の作品につなげていくことにします。

その新聞のコラムは、少し前に本コーナーで取り上げたばかりです。政治学者の原武史氏(1962~)が、毎週土曜日に、朝日新聞の土曜版で担当されている「歴史のダイヤグラム」に書かれたもののひとつです。

原氏はそのコラムの今年の3月20日分に、「千代田線とサリン事件」と題をつけたコラムを書いています。

2012/06/04 オウム真理教と石原家の浅からぬ因縁?

あの「地下鉄サリン事件」が起きたのは1995(平成7)年3月20日です。東京都心の地下を縦横に走る地下鉄の車内に神経ガスのサリンが散布され、乗客や駅員ら13人が死亡、約6300人の負傷者を出す大惨事でした。

実行犯は、広瀬健一19642018)、横山真人1963~2018)、豊田亨1968~2018)、林泰男1957~2018)。彼らにはすでに死刑判決が下され、あとは刑の執行を待つばかりです。

おっと、もうひとりの実行犯を忘れていました。オウム真理教の附属医院の医院長をしたのち、同教団の“治療省大臣”をした林郁夫1947~)(「YouTube>オウム真理教の深き闇 『ハルマゲドンだ!』薬物増産へ 林郁夫 」)は、千代田線内の散布を受け持ち、彼の犯行により、4人が死亡し、231人が重症を負っています。

オウム真理教の深き闇 「ハルマゲドンだ!」薬物増産へ 林郁夫

しかし、ほかの4人と同じ犯行をしながら、なぜか林郁夫だけは死刑判決を逃れ、無期懲役の判決が下されました。

林は慶応大学医学部で学び、専門は心臓血管外科だそうです。

なぜ林郁夫に特別注目するのかといえば、つい昨日のことです。私はネットである情報を得、ビックリ仰天したからです。そして、その情報の中に林郁夫の名前が出てくるのです。

2008/3/17 シュミョ ワケタ(・_・?)

年度替わりが近づいてきました。学校では卒業式が行われ、通い慣れた学舎(まなびや)から巣立つ季節です。

その昔、今も聴くNHK-FMのリクエスト番組「サンセットパーク」(今の名称になる前は長いこと「夕べの広場〔地域によっては「夕べのひととき」〕の番組名で親しまれました)宛てに出したリクエストカードに、私は今の時期を「出会いと別れの交差点」と書きました。

卒業と入学を指す自分なりの造語ですが、私は独り「上手い表現だぁ」と自画自賛したものです。誰も感心してくれないもので(⌒▽⌒)

その卒業式ですが、私は感動の涙を流したことは一度もありません。そんな感情すらわき上がってきませんでした。今ではすっかり涙もろくなった私には信じられないことです。今の私がどこかの卒業式に出ることになったなら、はじめから終わりまで泣きっぱなしになると思います。

私は日頃から人との交流を避ける生活をしているため、結婚式に招待されて出席したのは数えるほどしかありません。今から7年ほど前、親類の結婚式に出ました。その時は“泣きのモード”に突入してしまい、人目も憚らずに涙を流し続けました。卒業式では一度も、一瞬も涙を流さなかった私だったのにです。

長大な個人身勝手日記のような村上作品

『ノルウェイの森』1987)が村上春樹1949~)の代表作であることは説明するまでもないでしょう。村上の5作目の長編小説で、1987年に出版されています。その電子書籍版を読みました。1987年には単行本で読んでいますので、34年ぶりになります。

村上は否定しているそうですが、主人公の「僕」は村上自身と重なる部分が多く、一浪の末、早稲田大学の文学部に入学した19歳の村上を重ねて読みました。

本作を読むきっかけは、前回、本コーナーで村上作品を取り上げたときに書いています。Amazonの電子書籍部門でポイントが多くつくのと、キヤノンのカメラをキャッシュバックキャンペーンで得た15000円分のキャッシュバックを消化する理由で、村上の作品で、まだ読んでいたなかった作品を中心に12作品(のちに3作品プラス)を電子書籍版で手に入れ、発表順に読んでいるのです。

自分の時間で生きる

どんなことにも、標準的な物差しが用意されているように思います。私はといえば、多くが、この物差しから外れています。

成人になったら結婚をし、子供を持つのが当たり前とされ、それが実現できない人は社会で低く見られがちです(?)。私も途中まではそれに近い考えを持ち、歳をとれば、自然にそうなるだろう、と根拠もなく考えていました。

実際に歳をとりましたが、この歳までそれが実現されていません。だからといって、それを苦に感じてはいませんが。できることなら、これからでも、子供は無理としても、連れ合いができれば、とこれまた根拠なく、夢想することもありますが。

日常生活の細部にも標準的な物差しが存在します。

起きて活動する時間や、食事をする時間も、平均的な時間があります。

私はこの点も、標準からはズレています。