レンブラント作品を巡る人間模様

私はここ最近、PCの駆動時間が減る傾向にあります。その代わり、テレビ受像機(テレビ)の前に座る時間が増えました。

だからといって、テレビ番組を見る時間が増えたわけではありません。

私は、米国を中心とする古い映画や米英の古いテレビドラマ、ほかにはNHK杯テレビ将棋トーナメント、マラソンや駅伝の中継、スポーツカーを取り上げる回の「カーグラフィックTV」、気になったドキュメンタリー番組の放送がない限り、テレビ番組は見ません。

私は1980年代はじめに、民生用のビデオデッキが発売されると、いち早く購入し、テレビ番組を録画することを始めました。日本ビクターから発売されたVHS方式の二号機が最初に購入したビデオデッキです。

それを導入以降、気になる番組はビデオに録画し、録画したビデオを再生させて見る習慣がつきました。今はそれが、ブルーレイディスク(BD)に置き換わっています。

2014/11/10 自称「精神医学界の沢尻エリカ」登場

今はもう晩秋といったところでしょうか。秋にはいろいろな「○○の秋」がありますが、「読書の秋」というのもあります。

夜、布団の中に入って本を読むのは、味わいがあってなかなかいいものです。ただ、読むことで、せっかくの愉しみの時間を台無しにしてしまう本もあります。

私がつい先日読んだ本もそんな本でした。まだ出たばかりの新書で、おもしろそうだと思って買い求めました。それが、読んでみたらつまらなく感じ、買い求めたことを後悔しました。

それでも、一応最後まで読みましたけれど。どなたがお書きになった本かは、その著者の今後の活動に差し障りがあるといけませんので、ここでは伏せておきます。

同じ本を読んでおもしろく感じたり、有益だと感じる人もいるでしょう。同じものから受ける感じ方が人によって異なるのは、それぞれの人が持つ価値見が異なるからだろうと思います。

その「価値観」につながるような話をこれからするつもりで書き始めました。

2014/09/01 鶴瓶さん似の鎌田實さんの「にのせん」話(動画付き)

出だしからいきなりですけれども、「にのせん」という言葉をご存じでしょうか?

ある番組の終わりの場面でその言葉が飛び出し、私ははじめ「イノセント=無垢(むく)な」といったのかと思いました。テレビの放送をオンタイム(←「放送されている時間」ぐらいの意味で遣っています)で見ていたら、そのまま「イノセント」として記憶していたでしょう。

私は気になった番組は録画をして見る習慣がありまして、その番組も録画しつつ、オンタイムでも見ていました。それで、気になった部分をあとで見て、「イノセント」ではなかったことに気がつきました。

その場面を動画にしてみましたので、よかったらそれをご覧になって、何といっているのか確認してみてください。

2014/09/06 タモリの凄さがわかる「久米書店」の「タモリ論」(その2)

本日は、前回の続きで、小説家・樋口毅宏1971~)が書かれた『タモリ論』と、それを番組1回目の放送で取り上げたBS日テレで日曜午後6時台に放送中の「久米書店 ヨク分かる!話題の一冊」について書いていきます。

本場組は、久米宏1944~)を店主、檀蜜1980~)を店員に設定し、架空の書店に話題の新書の作者を招き、そこに書かれていることをもとに、話をふくらませていこうという番組です。

その記念すべき第一回目の放送に登場したのが樋口の『タモリ論』であったということは、前回分に書きました。また、なぜ今頃になってその放送に注目することになったのかについても昨日分に書きました。そんなわけで、その辺りの説明を省かせてもらい、続きの話に入ります。

話題の主のタモリといえば、今年の3月で終了した「森田一義アワー 笑っていいとも!」について書かないわけにはいきません。

2014/09/05 「タモリ論」を取り上げた「久米書店」第1回の話(その1)

本コーナーの今月1日分に、BS日テレで毎週日曜日の6時台に放送されている「久米書店 ヨク分かる!話題の一冊」について書きました。

その中で、撮影に使われている機材が個人的には気になるというようなことを書きました。

私の推測では、テレビの番組の収録で通常使用するようなビデオカメラではなく、もしかしたらデジタル一眼カメラ(デジ一)に搭載されている動画撮影機能で撮影しているのでないか? です。この番組を初回からよく観察していれば、デジ一の動画撮影機能で撮影されていることに気がつく人もいたでしょう。

私はその(おそらく)事実に、昨日の番組を見て初めて気がつきました。なぜなら、窓越しに撮影されたショットに、撮影中と思われるデジ一が写っていたからです。

ブレット、最後からふたつ目のホームズ

まずは、次の動画の冒頭部分のみにご注目ください。

Jeremy Brett as Sherlock Holmes – The Mazarin Stone [HD]

今更説明するまでもないでしょう。アーサー・コナン・ドイル18591930)の「シャーロック・ホームズシリーズ」を原作とする英国のテレビドラマシリーズ「シャーロック・ホームズの冒険」の一話を動画にしたものです。

冒頭部分をご覧になって、不自然に感じることはなかったでしょう。

舞台俳優であったジェレミー・ブレット19331995)が演じるシャーロック・ホームズが、エドワード・ハードウィック19322011)演じる盟友にして、ホームズが扱う事件の回想録を執筆するワトスンと会話を交わす様子が数カットだけ描かれています。

いつものふたりのように見えます。しかし、これが撮影されたとき、ふたりが互いのいないところで演技をし、それをフィルムに収めたことがわかると、興味が増します。

「減点ファミリー」と「我が良き友よ」

昔、NHKで放送されたバラエティ番組の1コーナーに「減点ファミリー」があったのを記憶する人がいるでしょうか?

私はコーナー名をよく憶えておらず、「満点パパ」だったかな? と思ってネットで検索し、それが「減点パパ」(1973年4月)で、そのあと「減点ファミリー」(1975年4月13日に改称)になったことを知りました。

そのコーナーは、週末のゴールデンタイムにNHK総合で放送されていた「お笑いオンステージ」1972年4月8日~1982年4月4日)の中にあったコーナーです。

私も見た記憶があります。コーナーのMCは三波伸介(初代)(19301982)です。

毎回、有名人がゲストとして招かれますが、招かれるのは当人ばかりではありません。コーナーにははじめ、有名人の子供たちだけが登場します。

三波も、どの有名人の子供なのか知らずに接していたのか、それとも知った上で、知らないふりをして接していたのかはわかりません。

三波は子供たちに、父親のことを訊きます。その様子を見る視聴者は、それを見ながら、この子供たちの父親は誰なのか、それぞれに連想する仕掛けです。

わかりにくい文章

昨日、Yahoo!ニュースに共同通信社が配信した次の記事がありました。

記事は速報のような形を採り、数行の短いものでした。

内容が詳しく書かれた記事が今日の産経新聞にありました。

太宰治19091948)は昭和10年虫垂炎などの手術のため、入院しています。その痛みを和らげるためか、太宰はパビナール(鎮痛剤)を多用し、それに依存するようになってしまいます。

太宰を自分の弟子として気にかけていた井伏鱒二18981993)は、太宰を何とか立ち直らせようと考えたのでしょう。井伏は太宰を説得し、翌年に入院させ、治療に専念させようとします。

一方の太宰はといえば、被害者意識が強くなり、当時妻だった初代に、「井伏らに騙されて入院させられた」などと訴えていたようです。

レンブラントの8K『夜警』は克明な動く画集のよう

NHKで二度、8K(UHDTV)で撮影した絵画作品を紹介する番組が放送されました。

紹介された作品は、17世紀のオランダの画家、といいますか、古今東西の西洋の画家を代表する、レンブラント16061669)が36歳の年に描いた『フランス・バニング・コック隊長とウィレム・ファン・ライテンブルフ副隊長の市民隊』です。

本作が日本では『夜警』として知られています。

Rembrandt, The Night Watch

レンブラントは、私が一貫して最も敬愛する画家です。

『夜警』を描いた頃、レンブラントは彼の人生の絶頂期にあたる時期であったといえましょう。もっとも、制作の途中で、愛妻のサスキアに先立たれているので、好事魔多しとなってはいるわけですが。

ともあれ、人間の内面を描くレンブラントにとって、実生活に恵まれていることが、自分の絵画制作における幸福感にはつながっていない面があります。

親をなんと呼んでいますか?

井伏鱒二18981993)に変わった題名の作品があります。

その題名は『「槌ツァ」と「九郎治ツァ」はけんかして私は用語について煩悶すること』です。お読みになったことはありますか?

私は今、その作品を含む井伏鱒二の『山椒魚・本日休診』電子書籍版で読んでいます。表題作のほかに、今回取り上げる作品のほか、全部で九編の短編・中編の作品が収録されています。

私が使う、Amazonの電子書籍を読むために特化された端末Kindleが、2カ月ぶりぐらいに使えるようになったことを本コーナーで書きました。

その過程で、Amazon側の手違いなのかもしれないのですが、該当する電子書籍を無制限に読めるKindle Unlimitedのサービスを、3カ月間利用できるようになりました。このサービスの利用には、通常、1カ月980円が必要です。

井伏の作品は、有名な『山椒魚』1929)を学校の教科書で読んだだけでした。その作品の内容を忘れていたので、もう一度読んでみようと、『山椒魚・本日休診』のサンプル版をダウンロードして読んでみたのでした。