映像関係の仕事を長年されています桜風涼(はるかぜ・すずし)氏(1965~)のYouTubeチャンネルに最近出会いまして、以来、本サイトでも桜風氏の最新動画を本コーナーでまた紹介させてもらいます。
まだ、その動画はYouTubeに上がったばかりで、私が見たときは、再生回数が45回ぐらいでした。
私もYouTubeに自分のチャンネルを持っていますが、私が上げる動画の再生回数は全然上がりませんね。私の上げた動画の再生回数が45回にも満たずに終わっているものも少なくないです。
ま、その再生回数の話は別にしまして、上げられたばかりの動画には、気づかされることが非常に多いです。
まず驚かされたのは、その動画を桜風氏がどのように撮影したかです。
中でも機材に凝るカメラ系のYouTuberは、デジタル一眼カメラでは飽き足らず、Blackmagic Designのシネマカメラを三脚に固定し、自分の真ん前にセッティングしたりします。声を録るためのマイクもできるだけ高級なものを用意し、画面に写らない位置に固定したりするでしょう。
あ、そうそう。本ページで書く基になった動画をまだ紹介していませんでした。次の動画です。私が書こうと思っている部分から始まるように設定してありますので、話はじめの部分をお聴き逃しありませんように。
私も同じ考えを持ち、昨日更新した中で書きましたが、人間の本質をズバリ話されています。
面倒くさいことはやらなくなるのが人間の性(さが)
私も同意です
面倒くさいことを愉しむのが道楽の本質ですが、それでもやっぱり、面倒くささにはいずれ負けます。
で、桜風氏がYouTube用の本動画をどのように撮影しているのかといえば、何と、ノートPCを自分の前のテーブルか何かの上に載せ、ノートPCの液晶画面の上に内蔵されているカメラで自分の姿を撮影し、同じノートPCに内蔵されている無指向性のマイクで声を録音している、ということです。
カメラやマイクに凝って、日夜Vlog撮影しているYouTuber諸兄には驚きの種明かしになりましょう。
録音のプロである桜風氏が押さえるポイントは、マイクの位置で、おしゃべりをする人から50センチ以内の距離にセッティングすることだけです。
そこからカメラのレンズの焦点距離を検討することになりますが、桜風氏のノートPCに内蔵されているレンズの焦点距離が、ちょうど、35ミリフルサイズに換算して24ミリから20ミリぐらいで、ベストということらしいです。
逆のいい方をしますと、どんなに高級なマイクであっても、音を録る対象から50センチ以上離れてしまったら、使う意味がないということです。
私は音声のことはわかりませんので、桜風氏のこの忠告を動画で聴く前に、昨日、一眼カメラやビデオの上に固定して使おうと思って、安いマイクを注文したばかりです。本コーナーの更新をする間に、そのマイクが届くかもしれません。
私が注文したのは2千数百円の安いマイクですが、今回の桜風氏の話を聴きますと、無駄な投資に思えてきました。
安い外部マイクでも、カメラの内蔵マイクよりはマシかと考えた結果です。私の完全な考え違いでした。
それにしても、ノートPCを、自分から50センチぐらい前に置き、それに内蔵されているカメラとマイクで録画するだけで、今回の桜風氏の動画のように撮影できるという実践は、面倒くさいことをして作品作りをしている人にほど、驚愕の実践例なのではありませんか?
私は、自分のYouTubeチャンネルを持っているとはいえ、顔出ししてしゃべるようなことはしませんので、同じ方法で何か撮影することはありません。しかし、眼からうろこが落ちる内容の動画でした。
YouTubeではありませんが、私は10年以上前、本コーナーの更新を音声ファイルにしていた時期があります。また、朝日新聞の「天声人語」を毎日、音訳し、それを音声ファイルにしたものを本サイトで紹介することも続けたりしました。
それらを始めたきっかけは、その頃は東京・秋葉原の電気街へ遊びで行くことが結構あり、ぶらぶら歩いているときに、200円のマイクを見つけ、「これを何かに使えないか?」と考え、音声を使ったコンテンツを作ったりしたのです。
その後、1万円以上するマイクを手に入れたりしましたが、肝心の、音声のコンテンツは止めてしまい、マイクの使い道がなくなってしまいました。
その当時は、音声の良し悪しなど考えずに録音し、それをネットに流していました。聴き返したら、ひどい音質かもしれません。それより何より、口をマイクに近づけてボソボソしゃべっているだけですから、ポップノイズが発生するなど、基本的なこともできていませんね。
桜風氏の話を聴いているうち、より良い音で自分の声を録音してみたくなりました。そのうちに思いつきましたら、何か、音声のコンテンツを始めるかもしれません。