2014/09/05 「タモリ論」を取り上げた「久米書店」第1回の話(その1)

本コーナーの今月1日分に、BS日テレで毎週日曜日の6時台に放送されている「久米書店 ヨク分かる!話題の一冊」について書きました。

その中で、撮影に使われている機材が個人的には気になるというようなことを書きました。

私の推測では、テレビの番組の収録で通常使用するようなビデオカメラではなく、もしかしたらデジタル一眼カメラ(デジ一)に搭載されている動画撮影機能で撮影しているのでないか? です。この番組を初回からよく観察していれば、デジ一の動画撮影機能で撮影されていることに気がつく人もいたでしょう。

私はその(おそらく)事実に、昨日の番組を見て初めて気がつきました。なぜなら、窓越しに撮影されたショットに、撮影中と思われるデジ一が写っていたからです。

ちなみに、そのデジ一は手で持った状態で、三脚には据え付けられていませんでした。久米書店の店員という設定で登場している檀蜜1980~)が、本のセールスに来る出版社の人に対応するコーナーです。そのコーナーで実際に撮影された映像を見ますと、確かに映像は手で持たれているように少し揺れています。

それが写っていたのは本番組の第1回分で、放送されたのは4月6日です。このことも前々回の本コーナーで書きましたが、私は今月になって、録画が済んだブルーレイディスク(BD)の仕分けを始めました。その作業をすることで、この事実を証明してくれそうな場面を発見したのです。

私は録画をしたBDがすでに110枚になったと前々回分に書きました。その99枚目にこの番組が録画されています。実をいいまして、「久米書店」の第1回分は録画しただけで、まだ一度も見ていなかったのでした。

こんな調子だから、録画した番組が次々に溜まり、ディスクの枚数が増えていくのでしょう。CMの部分を飛ばしながら再生しても、それなりに時間がかかり、あとで見ようと思っているうちに次のディスクに移り、録画したことも忘れてしまったりすることがあります。それでです。

「久米書店」は、毎回1冊の新書を選び、それを書いた著者を招いて、久米書店の店主という設定の久米宏1944~)と店員役の檀蜜のおふたりが著者と話しをしながら、本に書かれていることの何倍にも話をふくらませる、という番組です。

通常、こうした番組を新しく始めるとき、番組の行く末を決定しそうな最初の回には、誰もが知っているような本と著者を招いたりするものだろうと素人の私は考えたりします。その点、この番組の制作サイドとスタッフは個性的なのかどうか、あまり知られていない作者の本を1回目に選んでいます。

取り上げられた新書は『タモリ論』です。

書名からもわかるように、おなじみのタモリ1945~)を論じていると思われる本です。ただ、番組の中でこの本の編集を担当した人が話していますが、ネットでのこの本に対する評価は賛否が真っ二つだそうです。

不満に感じる人の多くは、タモリを論じるとされているのに、読んでみるとほかの有名お笑いタレントについても結構書かれており、肝心のタモリが重点的に論じられていないことあたりにあるらしいです。

それとは別に、この本の読者層は偏っているそうで、大半が20代から40代の男性で、女性の読者が極めて少ないらしいです。おまけに、タモリの出身地である福岡での売り上げが予想外に少ないという話もあります。

この本を書かれたのは、小説家の樋口毅宏1971~)です。樋口のお話を伺っていると、長年にわたってタモリが出演するテレビをウォッチされてきたようです。

とここまで書いたところで、出かけなければならない時刻が迫ってきました。またしても、私は自転車で歯科医院へ行ってこなければなりません。ということで、この続きは戻ってからにします。

今日の関東南部の当地は、雲が多めながら、昼前の今の時刻、窓の磨りガラス越しに外が明るく見えます。ですので、もしかしたら晴れ間もあるような曇りかもしれません。ということで、行ってまいります。

行ってきました。当地の天気ですが、外へ出たときは家の中で思っていたほどいい天気ではありませんでした。それどころか、空には黒い雲もあり、いつ雨が降ってきてもおかしくないような空模様でした。ですので、帰りに雨に降られなければいいなと思ったほどです。

それが、治療が終わると、いい天気に変わっていました。陽射しがたっぷりです。夏のような暑さはなく、風が心地よく感じられました。そんな感じで気持ちよく帰宅しました。

そのあと、汗をかいたついでに、日課の運動をしました。そのため、本コーナー更新のための時間が押し気味です。別に締め切りのようなものがあるわけではないので、焦りながら書く必要はありません。それでも、こればかりをしているわけにもいきませんので、本日はこれくらいにして、この続きは明日ということにいたします。

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