新コロ騒動が始まってからというもの、世の中のあちらこちらで亀裂が生じています。その亀裂には、目に見えるものもあれば、見えないもの、見えにくいものがあります。
世間から見えにくい亀裂としては、新コロ騒動のために作られたことにされているワクチン(似非ワクチン)を接種するかしないかを巡り、家族間に亀裂が入ったケースもあったでしょう。
今回は、私が最近ネットで見つけた、ひとつの亀裂を取り上げます。
きっかけは、ネットの動画共有サイト「ニコニコ動画」で次の動画を見つけたことです。まずは、その動画を、本日取り上げる内容の部分から再生が始まるように設定して埋め込みます。
私が本動画を見てみようと思ったのは、動画の見出しの中に「井上正康『陰謀論』を述べたため?有志医師の会顧問を降りる」とあるからです。
新コロ騒動を疑う側の人であれば、見出しにある井上正康氏(1945~)のことはご存知でしょう。
ご存知のない人に井上氏について書いておきます。井上氏は大阪市立大学で名誉教授をされています。井上氏は新コロ騒動を疑う側の人で、ご自分で考える疑いを動画で述べ、井上氏を慕う人たちのために、講演会などもされているようです。
私も新コロ騒動は騒動が始まった当初から疑う人間です。ですから、井上氏のことは知っていますが、井上氏の考えは支持しない立場です。
本コーナーでも何度か井上氏を取り上げ、批判的に書いています。
本コーナーの内容に戻ると、井上氏は、新コロ騒動を疑う全国有志医師の会の顧問をされていたようです。私はそのことを知りませんでした。
そんな井上氏がこのほど、全国有志医師の会の顧問から外されたことが動画で紹介されています。そうなった原因は、いつからそうなったのか私は知りませんが、井上氏がいわゆる陰謀論に染まったからだということです。
認識不足でしたが、私は井上氏は陰謀論とは距離を置く人だと考えていました。
私が知っている限りでは、井上氏は新コロ騒動を疑う側の人であっても、医学の常識の範囲でそれを疑っていると考えていました。
この場合の常識を私は肯定的に使っていません。むしろ逆で、常識の範囲内でしか物事を考えられない人と見ているということです。
そんな人がよりどころとする常識がもしも間違っている場合は、いつまでも間違った考えから抜け出られないことを暗示しています。
一年以上前に本コーナーで井上氏を批判的に取り上げた際も、新コロ騒動を陰謀論的に問題視する世界の専門家に対しては敵対的な態度を動画で示していました。
オンライン形式で、新コロウイルスは存在するかと訊かれ、存在すると明確に答えていました。また、似非ワクチンに酸化グラフェンが入っている話があることを井上氏に持ちかけると、直ちに強く否定し、そんなことをいうのは、騒動に反対する人を分断するための迎撃ミサイルのようなものだ、と述べていました。
また、井上氏の考えを私が受け入れられなかったのは、似非ワクチンが体に害だとしても、それは、それを接種することで、スパイクタンパクを必要以上に作ってしまうからだ、としていることです。
ほかにも同じようなことを述べる専門家が多くいます。しかし、私は、似非ワクチンがスパイクタンパクを量産するように作られているというのは本当だろうか、と素人ながら疑っています。
また、これは騒動が始まった2020年当時の説だったかもしれませんが、井上氏は新コロウイルスの感染源がトイレだと主張していました。それだから、便座を清潔に保つことや、トイレのドアノブを消毒することを推奨していました。
その後、大方の専門家は空気感染を主張するようになり、今はそれが主流であるように感じます。
どちらの考えを採るにしても、そもそものウイルスが未だに確認されていない以上、「感染」するという考え方自体を疑う必要があります。
私は、新コロウイルスに限らず、これまで信じ込まされていたウイルスが実は存在しないという考え方を知り、そちらに自分の考えが傾きつつあります。
それはともかく、井上氏は未だに、空気感染ではなく、接触感染を主張されているのでしょうか。
本ページで紹介した動画を見たことで、全国有志医師の会とは別の方面でも亀裂が生じていたことを知りました。
それは、付き合いとしてはこちらの方が断然長い、漫画家の小林よしのり氏(1953~)との間に入ったのかもしれない亀裂です。
小林よしのり氏のことはよく知りませんが、「思い込み」が強い一面をお持ちの方(?)なのかもしれません。それだから、「この人は」と思い込むと、その人を徹底的に信じたり、敬ったりしてしまう傾向が強まります。
小林氏のその性格によって、新コロ騒動が始まってからは、井上正康氏を信頼できる専門家と考えられたのだと思います。
私は読もうとも思ったことがありませんが、小林氏が井上氏に専門的なことを訊くという形式で書かれた新コロに関する本が出版されています。
また、小林氏は井上氏を自分のYouTube動画やニコニコ動画に出演してもらい、新コロについて訊く動画も作っています。それらの動画も私は見ていません。
そのどれかの動画では、自分たちの考えに頭から反論した忽那賢志氏(1978~)に反発し、自分たちの動画へ忽那氏を出演させ、井上氏と対決させる、と息巻いたとも聞きます。これは、忽那氏が出演を拒否しているため、未だに実現していません。
このように、小林氏は井上氏によって得た知識を絶対のものと考えているでしょう。しかし、本コーナーで井上氏を批判的に取り上げた中でも書きましたが、井上氏の考えにも疑わしいところが少なくありません。
井上氏の怪しさで決定的なものは、参政党のアドバイザーを昨年1月からされていることです。井上氏が参政党と関ったことについては、小林氏も徹底的に批判し、井上氏の政治的なセンスを完全に否定しています。
小林氏もご自身のオフィシャルサイトで書いていますが、参政党というのは救いようのない政党もどきです。参政党の怪しさについては、本コーナーでも書き、そのときにも、井上氏がそれに加わっていることを批判しました。
参政党は、新コロ騒動における日本政府の対応を批判するという立場で、新コロ騒動を疑う人から幾分かの票を得ています。しかし、参政党は、新コロ騒動を利用しているだけです。
政党というのはどこまでいっても政党ですから、自分たちに有利なことしかしません。国民や有権者のことなど二の次、三の次です。自分たちに美味しい話が持ち込まれれば、簡単に、そちらに尻尾を振ります。
参政党の怪しさは、それに連なる人間を見れば明らかです。
党首の松田学(1957~)氏といえば、あの極右カルトの「日本文化チャンネル桜」に連なる人です。松田氏はチャンネル桜で、自分のチャンネルを持っていました。今も続けているかどうかは知りません。
チャンネル桜を作った水島聡氏(1949~)といえば、ごりごりの右寄りの人間で、安倍晋三氏(1954~2022)の「信者」であることを隠しませんでした。
参政党ではほかに、吉野敏明氏(1967~)と武田邦彦氏(1943~)が外部アドバイザーをしていますが、ふたりとも安倍氏の信者です。
参政党を立ち上げ、現在は副代表の座にある神谷宗幣氏自身こそが安倍氏の熱烈な信者です。
また、他に同党に集う人は、山口敬之氏(1966~)や我那覇真子氏(1989~)など、同じような考えを持つ人ばかりです。
安倍氏亡きあとも自民党の安倍派のままの清和会が、統一教会と深く結びつく危険な派閥であることは、皮肉なことに、安倍氏を殺害した人間の背景を知ることで公になりました。
自民党清和会とほぼ同じ政治思想と人脈を持つのが参政党という政党です。それだから、清和会に所属する西田昌司議員(1958~)にしても、神谷氏を気に入っているようで、以前見たYouTubeの動画で神谷氏を褒めていました。
原口一博氏(1959~)は清和会とは遠い距離に位置する政治家のはずですが、思慮の浅いところがある(?)のか、病気をした自分に優しくしてくれた、と参政党の神谷氏について親し気にご自分の動画で話されています。
脇が甘いと付け込まれますので、ご注意ください。
産経新聞は清和会の機関紙のようなものですから、参政党に好意的であるのは当然です。不思議なのは、あるいは不気味なのは、朝日新聞も参政党のことは悪く見ず、むしろ、持ち上げている印象があることです。
本ページに埋め込んだ動画の話に戻ります。
小林氏は井上氏と本を出版するほどの関係であったのに、昨年の6月頃、小林氏は井上氏が、新コロ騒動において陰謀論を論じるようになったことに不満を持ち、ふたりの絆に亀裂が入った模様です。
井上氏もそのような考えを持つようなことを、ニコニコ動画で動画にしています(その動画のタイトルを見ただけで再生はしていません)が、似非ワクチンを接種することで、ターボ癌になることや、似非ワクチンにはデオキシリボ核酸(DNA)そのものが含まれている、とようなことを述べている模様です。
「ターボ癌」というのは、ターボチャージャー付きエンジンになぞらえ(?)、似非ワクチンを接種した人に癌ができ、それが進行する速度が考えられないほど速いような意味で使われています。
私は新コロ騒動や似非ワクチンを疑う側の人間ですが、ターボ癌やDNA云々は、確かな証拠が出るまでは、信用していいものかどうかわからない状態です。
そもそも、mRNAワクチンを謳っていながら、内容物を実際に観察した人の話では、mRNAがまったく入っていなかったということです。
そうであるとすれば、RNAが入っているといわれても、内容物を観察して確認するまでは、信じるわけにはいきません。
井上氏らが盛んにいうスパイクタンパクの害ですが、その害だけで、似非ワクチン被接種者に起きる様々な副作用が説明できるものでしょうか。
小林よしのり氏は、好き勝手にいろいろなことに首を突っ込む印象を持たれていますが、そのイメージよりも、ご自身の立場を護ろうとする考えをお持ちであるようです。
井上氏が陰謀論に染まってしまったとして、関係を疎遠にする方向に動いているようですが、それは、小林氏が陰謀論者と同じ穴の狢(むじな)と見られることを恐れているから(?)ではないでしょうか。
好き勝手なことを描くように思われている漫画家であっても、突き詰めればテレビ芸人と同種の人間で、仕事をしてお金を得ようと思ったら、いくらでも相手方のいい分を飲み、それらしく振る舞うことをします。
本音の部分でどう考えているかわかりませんが、話している相手が半ば本気で陰謀論めいたことを話し始めたら、例の調子で馬鹿笑いし、「そんな陰謀論なんか信じてるのぉ? バッカだねぇえ」という態度を採り、ふんぞり返るのでしょうね。
そのくらい顔の皮が厚くなければ、人に注目される仕事を長年続けられるはずがありません。
結局のところ、日本は建前で世の中が動く傾向が他国に比べて強いことで、いつまでたっても、日本がコロナ騒動から抜け出られないのですが。
今回のことがあって初めて小林氏のサイトにあるブログに目を通しました。
内容は別にして、サイトの配色がきつすぎるのではありませんか? 背景のドギツイ黄色に小さい黒い字が並んでいて、読むのがつらくなります。
「永久コロナ運動も無視だし、政府の永久ワクチン運動も無視だし、老人の永久ディープステート陰謀論も無視だ」と書いていますが、読者のことも無視したサイトの配色設定ではありませんか?
ともかく、今回初めて小林氏のお考えを、Blogをいくつか読ませてもらうことで知りました。小林氏が今最も関心を持たれていることは愛子内親王(愛子様)(2001~)のことなのですね。
途中で書いたように、小林氏には思い込みの激しい一面があります。小林氏は愛子様が将来、天皇陛下になられることを望んでいるのでしょう。
個人がどのようなことを望んでも自由です。しかし、愛子様を天皇陛下にと望む人たちがどんな人たちであるかについて、少しは考えられた方がいいように思います。
私も深いところまでは理解していないかもしれません。浅い理解かもしれないことを断ったうえで書けば、今の皇后陛下のバックには創価学会がある、という話を、皇太子殿下に雅子様(皇后雅子〔1963~〕)が嫁がれた頃にネットで見聞きしました。
それが真実かどうかは私にはわかりません。そして、真実であるとすれば、愛子様を天皇陛下にと望むのは創価学会勢力ではないか、と考えてしまいます。
愛子様のお相手を平民から選ぶときに注意していれば、創価学会絡みの男性に白羽の矢が立つことが一番に考えられます。
おそらくは、マスメディアがその男性を相応しいお相手のように報じるでしょう。マスメディアの報道を信じる多くの人は、男性がどんな出の人か知らないまま、ご成婚を祝福するでしょう。
愛子様が天皇陛下になられた場合、お相手の男性をなんと敬称するのかわかりませんが、おふたりとも創価学会系譜となり、日本の皇室が一新宗教団体によって乗っ取られることが起きてしまいます。
そこまで考えた上で小林氏は女系天皇の実現を願い、愛子様を敬っているのでしょうか。
男系天皇を望む人々にしても別の思惑があるでしょうけれど。