2013/07/03 HPVワクチン導入の黒幕

前回の続きで、大問題のわりにはマスメディアで大きく取り上げられず、それだからネットの掲示板でもスレッド自体がほとんど見当たらない「子宮頸がんワクチンヒトパピローマウイルスワクチン(HPV)」について取り上げます。

2009年10月に我が国で承認したHPVワクチンがグラスコ・スミスクライン(GSK)社の「サーバリックス」で、これはHPVの16型と18型の予防に効果があると謳われました。

日本国内では、それに2年遅れて承認されたのがメルク・アンド・カンパニー(MSD)「ガーダシル」で、こちらは16型と18型に加え、6型と11型にも効果があるとされました。

ところが、承認作業の過程でどこまで検討されたのかわかりませんが、この2つのワクチン接種に、国が年間300億円ほどもかけるまでの予防効果がないことが指摘されました。それどころか、この接種を受けたことで中には重篤な副反応に苦しめられている患者とその親御さんが多数いることが明らかになりました。

具体的には、稚拙ながら、私が前回更新しました分に目を通していただければと思います。

専門的に詳しくお知りになりたい方は、内科と循環器科の医師で、ご自身の医院を経営されている佐藤荘太郎さんのサイト「さとう内科循環器科医院」内の「子宮頸がんワクチン接種に反対」に非常に詳しく載っていますので、それをぜひお読みになってください。

前回この問題を取り上げた時、薬害といってもいいワクチンのうち、最初に国内で承認されたGSK社の「サーバリックス」の導入に、異様なほど熱心だった女性議員について書く予定と最後に書きましたので、今回、それについて書きます。

これから書くことは、『週刊文春』6月27日号に詳しく載っていました。

GSK社の「サーバリックス」をぜひとも日本でも承認し、子宮頸がん罹患する女子生徒をゼロにしよう、と異様なほどに働きかけたのは、現在、公明党の副代表をされておられます松あきら参議院議員です。

その経緯について話を訊くため、『週刊文春』は松さんに取材を申し入れたそうですが、多忙を理由に断られたとあります。

その代わりとして、文書で回答があったそうですが、それによりますと、松さんがこのワクチンに関心を持ったのは2007年秋で、松さんの選挙区である地元という意味でしょうか、そこであったという会合で一緒になった地方議員からこのワクチンの話を聞き、その後勉強会を重ねることで、接種の必要性を感じたようです。

ちなみに、松さんはご結婚されており、娘さんがおひとりいらっしゃるようです。ただ、その娘さんというのは、再婚である夫の連れ子のようですので、松さんが血をお分けになったお子さんではなさそうです。

松さんが文書にお書きになった理由が真の理由かどうかはわかりません。タイミング的に話がうまくできすぎているように思われるからです。

GSK社が日本でHPVワクチンの「サーバリックス」の承認申請をしたのが、松さんが地方議員に話を聞いたという2007年の秋にあたる9月26日だそうです。であれば、ほぼ同時期に、その地方議員はその情報をどこかからいち早く得ていたことになります。

松さんはその情報を待ち構えていたかのように、すぐさま行動に移し、当時、公明党の代表代行をされていた浜四津敏子現・創価大学法学部客員教授にそれを進言したのでしょう。GSK社が承認申請した20日後には、浜四津代表代行が国会で「ワクチンの早期承認を」との発言を勝ち取っています。

さらに、2009年6月の参議院予算委員会で、松あきら議員は、次のように、WPVワクチンの有効性をアピールしたそうです。

菌をこれは投与するわけじゃないんですね。ですから、ほとんど副作用がないんです。

松さんは医学の勉強をしたわけではないでしょうから、専門的な知識はほとんどお持ちではなかったでしょう。信頼する専門家から話を聞き、それに疑いも持たず、接種の推進に働いたのでしょう。

松さんが専門家として頼りにしたのが、自治医科大学附属病院さいたま医療センターの今野良教授、と『週刊文春』にあります。

今野医師は、2008年に設立された「子宮頸がん征圧をめざす専門家会議」という団体の実行委員長になり、団体で中心的な役割を果たしたそうです。そうした関係からか、あるいは別ルートのつながりをお持ちだったのかどうか私は知りませんが、公明党の支持母体といいますか、実は公明党の方がそれの政治部門を果たす下部組織になるわけですが、新興宗教団体の創価学会系のから出ています雑誌『pumpkin』の2010年5月号に松あきら議員と一緒に今野良医師が登場し、このHPVワクチンについて対談をしているそうです。

今野医師は、このワクチンの有効性を信じ、のちに“薬害”としか思えないほどの副反応を疑いもしなかったのでしょうか。

同じ専門家の間でも、承認審査の段階から、このワクチン承認に慎重な声があり、「文春」には、その一例として、「(承認)申請は時期尚早」「(薬の成分に)今までにない新しいものを使っていて安全性が非常に問題だと思う」といった声が紹介してあり、承認され、接種が実際に始まってからも、「失神がこんなに多い予防接種は見たことがない」といった驚きの声が上がったそうです。

そうした心配する声には一切耳を貸さず、松あきら議員が中心となって、国がこのワクチンを承認するよう国会審議でも強く求め、2009年10月にGSK社のHPVワクチン「サーバリックス」の承認を勝ち取ります。

松あきら議員の勢いに押されたのか、2009年夏に行われた衆院選で、公明党は、HPVワクチンの早期承認と接種にかかる費用に国が予算をつけるよう選挙戦で訴え、GSK社のHPVワクチン「サーバリックス」が承認されたあとは、公明党新聞で「公明党の推進で(同ワクチンが)承認が決定」と誇らしげに報じ、今年の4月に国費でのHPVワクチン接種が実現したことで、公明党は「命を守る! 公明党の実現力」と自画自賛したそうです。

しかし、前回の更新で触れさせてもらいましたように、同ワクチンを接種したことで多くの副反応が起こり、「命を守る」どころか、生命を危険にさらすワクチンであることが明らかになりました。

この問題を取り上げる段階で、当時、マスメディアがどのように報じていたのかネットで当たりましたが、国民の生命に敏感であるべき公共放送のNHKが、早い段階から子宮頸がんへの不安を煽り、検診の必要性を訴えていたことを知りました。

たとえば、2009年のニュース番組が次の動画になって上がっています

これを見ますと、「子宮頸がんにかかる人が年間約8000人」と伝えています。毎年8000人という数字を聞きましても、私はにわかには信じられません。本当にこれだけの女性がこのがんを罹患しているのでしょうか?

今回のHPVワクチン接種の問題点を強く指摘されています佐藤医師(さとう内科循環器科医院)が、子宮頸がんの検診についても疑問を呈されています。佐藤医師のサイトの次の投稿を一読されることで、そのカラクリに気づかれると思います。

子宮頸がんに限らず、そもそも「がん」と断定するのは難しいことなのだそうです。佐藤医師がお書きになっていることによりますと、視診や触診によって「肉眼的に異常と思われる塊がなければそこで(がんかどうかの判断を)止めるべき」であるようです。

ところが、専門家が用心深くなったのか、子宮頸部の粘膜から細胞を採取し、染色して顕微鏡で観察し、一所懸命がんへの疑いを強めるようになった結果、子宮頸がん患者とされる人が水増しされてしまう実態があるようです。

日本人女性が年間に約8000人もこのがんにかかるとNHKがニュースで伝えるばかりでなく、特集を組んで世の若い女性の不安を煽っていますが、それでは、昔に比べてこのがんで命を落とす人が急速に増えているのでしょうか?

実際には逆のようです。これも佐藤医師がお作りになった「子宮頸がん検診で、『がん』患者が『つくられる』」には、「日本人女性では子宮頸がんによる死亡は減っているのです」とあり、20歳代に胃がんや、肺がん、卵巣がんが急増する、というようなことをいっている人は常識を疑われるとも書かれています。

だとすれば、NHKはどうして、子宮頸がんの検診を必要以上に推進しようとしたのでしょうか。

私はこの病気についてまったく知識を持たず、『週刊文春』に書かれていることと、専門家の佐藤医師がお書きになったことなどを頼りに前回と今回の更新をしていますが、おぼろげながら見えてきたのは、この病気への不安を煽ることで、病気を何が何でも見つける医療機関と、それを予防すると称してそのためのワクチンを製造販売する製薬会社が、無知な人々から莫大な利益を奪い取ろうとする黒い意志が働いているのではないか? というようなことです。そして、これにNHKなどマスメディアも力を貸しているらしい構図です。

ここで、公明党で現在副代表をされている松あきら議員が、なぜ異様なほどこのGSK社のWPVワクチンの承認を迫り、それが実現されたのち、国の予算、つまり国民が収めた税金を投入させて、必要のない女子にまで接種を受けさせようとしたのでしょうか。

薬剤師でもある「生活の党」はたともこ議員が、このワクチンの問題を国会で質問した動画をご覧ください。

その中で、はた議員は、「99.9%の人には必要のないワクチン」とハッキリ述べています。99.9%という数字を持ち出すとき、ほとんどの人は、それが100%であると了解します。

公明党副代表の松あきらさんの夫は、衆院議員を1期務められたことがある弁護士の西川知雄さんです。

『週刊文春』6月27日号でこの問題を取り上げた特集に書かれていることが真実であれば、松さんがGSK社のHPVワクチン承認を必死になって国会で求めていた頃、次のようなことが囁かれていたそうです。

松氏が熱心なのは、夫(西川知雄さん)がグラスコ・スミスクライン(GSK)の顧問弁護士だから。

この噂話などについて『週刊文春』が西川さんに訊くと、書面で「守秘義務があるため回答致しかねる」と伝えてきたそうです。

このHPVワクチンについては、世界的に不安が高まっていると『週刊文春』にあり、ジャーナリストや被害者の親などが集まった国際的な非営利団体「SaneVax」がネット上で公開した数字によれば、今年5月時点で、このワクチン接種後に死亡した例は【138件】、重篤になった例は【約4000件】という驚くべき数字になるそうです。

夫である西川知雄さんとの因果関係を松あきら議員に『週刊文春』の記者が直撃取材しようとしたところ、次のようにまくし立てられたそうです。

あなた何いってるの! ちゃんとキチンと来なきゃダメ! それに文書で出してるわよ! ワクチンだけじゃないのよ! あなたたちのおかげで検診も進まないのよ! みんな嫌がっちゃってね。正しく伝えなきゃダメですよ、ハイ!

松あきら議員のご努力によって、せっかく今年の4月に無料化が実現したというのに、たった75日後にはそれが事実上ストップしてしまいました。松議員はさぞや落胆されていることでしょう。

そこで、私から提案させていただきたいのですが、国会でこの問題のための特別委員会のようなものを設け、松議員が危険なHPVワクチンの接種実現に何故かくも熱心だったのかなど、松議員が頼りにされた自治医科大の今野良さんや松議員の夫の西川知雄さんにも出席をお願いし、徹底的に検証されたらと考えます。

参議院選挙が始まりますが、今回の選挙戦では、公明党副代表をする松あきら議員を先頭に、党上げてGSK社のHPVワクチン「サーバリックス」の承認と接種の無料化実現を誇らしげに訴え、「命を守る! 公明党の実現力」をスローガンに闘っていかれるのでしょうか?

そうであれば、与党で連立を組む自民党としても、一緒になって「子宮頸がん撲滅」を訴えていかなければなりませんね。

その自民党で子宮頸がんワクチンの接種に積極的だった議員がいます。こちらも女性議員の三原じゅん子さんです。私は知りませんでしたが、三原さんご自身が子宮頸がんに罹患し、手術によって子宮を摘出したそうです。

それだからでしょう。三原さんは政治家になる前からワクチン接種を訴えてきた、と『週刊新潮』6月27日号にあります。

ただ、三原議員の思いとは別に、そのHPVワクチンが日本で承認され、良かれと思って親御さんが娘にワクチンを接種させたことで、取り返しのつかないことが起きてしまいました。この件に関し、『週刊新潮』側で三原議員に見解を求めたものの、回答はなかったそうです。

すぐ上で紹介しています国会の厚生労働委員会で三原議員が質問をする動画に出てくる被害者と親御さんだと思いますが、『週刊新潮』には、自民党の党員でもあるというその親御さんが、中学3年生の被害者と一緒に三原議員と会う機会があったそうです。

その場では、三原議員は涙を流しながら「お大事に」といってくれたそうです。が、その動画にありますように、国会の場で「被害者の補償は必要。でも、接種も重要」と述べたことを呆れていらっしゃいます。

はたともこ議員の言葉を借りれば、99.9%の女子には必要のないワクチンです。

それが松あきら議員や三原じゅん子議員の強い働きかけによって日本で認証されてしまい、良かれと思って接種させたことで若い女性に取り返しのつかない副反応を生じさせているのです。それを保証するといっても、どうすれば真の意味で補償できるのでしょう、ということだろうと私は考えます。

問題の本質を理解しているのでしょうか?

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