2013/07/02 子宮頸がんワクチン接種の問題点を私なりに考える

世の中には知らないことが数限りなくあります。σ(^_^) 私にとっては、「子宮頸がん」というのも知らないことのひとつでした。

私が既婚者で、年頃の娘でもいたら、この病気に関心を持たざるを得なかったかもしれません。自分の愛する娘が成長し、ボーイフレンドがいるかいないか気になりだしますと、この病気に罹患する恐れが急速に高まるからです。

この病気は、成長した女性が、男性と愛の交わりをもつことでしか罹患の恐れは生じません。また、他のがんと違うのは、予防が可能とされていることです。であれば、若い娘さんを持つ親御さんは、我が子を死に至るかもしれない病から守ろうと考えるのが普通です。

その予防に絶大な力を持つと信用させられた「子宮頸がんワクチンHPV(ヒトパピローマウイルスワクチン))」の接種が、いま、重大な問題となっています。今回は、この問題を取り上げた『週刊文春』6月27日号と、この問題について、ご自身の医院のサイトで詳しく説明してくださっています内科・循環器医師の佐藤荘太郎さんのお考えを参考にさせてもらいながら更新しています。

佐藤医師が作成されたページに、国立がんセンターがん対策情報センターが作成したと思われるグラフがあります。人口10万人あたりの、子宮頸がんに罹患した人数と死亡した人数を年代で折れ線グラフにしたものです。それを見ますと、0歳から19歳までは、罹患、死亡ともほぼ【0人】です。20歳から24歳になり、罹患した人が10万人に【1人】になります。

25歳から39歳までの期間、罹患率の折れ線グラフがほぼ垂直に伸び、10万人あたり【22人】ぐらいとなるのがわかります。一方、この病気によって死亡する人の率は、25歳以降、緩やかに上昇し、59歳から69歳にかけて下がり傾向になる以外は、年齢が高ければ高いほど死亡率も高くなっています。85歳以上で10万人あたり【13人】となっています。

他のがんや病気に対し、この子宮頸がんの罹患率と死亡率が高いのか低いのかわかりませんが、人は病気になることを恐れ、少しでも予防できるのであれば、それを実施したいと考えがちです。

それを実現するためにできたのが子宮頸がんワクチンの接種、のハズでした。『週刊文春』に詳しく書かれていますが、ある政党の女性議員が熱心にこのワクチン接種の実現に動き、その甲斐あって、世界に2つあるというワクチンのひとつが、2009年10月に承認されたそうです。

このワクチンは、小学校6年生から高校1年生までの女子で、感染予防のワクチンのため、性交渉の未経験者が接種の対象となります。接種は3回行う必要があり、合計で5万円の費用がかかるそうですから、庶民の財布には痛い出費となりそうです。

そこで、より多くの女子に接種させることをめざし、2010年度から国と自治体で費用を負担する緊急促進事業が始まり、今年4月からは、一部自治体を除いて無料で接種できるようになりました。なお、地方交付税として、年間約300億円の予算をワクチン接種無料化の予算にあてることが決められたそうです。

しかし、無料化が実現する以前から、接種を受けた女子に強い副作用の表れる例が数多くあったそうです。

この問題を取り上げた『週刊文春』は、冒頭に、ある女生徒の副作用の状態を紹介しています。それによりますと、当時12歳だった女子は、ワクチンが注入された途端、腕がプルプルッと震え、だらんと垂れ下がってしまったそうです。帰りには、乗ってきた自転車のハンドルを握ることができなかった、とあります。

その後も症状が収まることはなく、激しい頭痛や関節の痛み、足のしびれや震え、睡眠障害など、様々な症状に悩まされ続けている、とあります。女生徒は中学3年生になったそうですが、ワクチン接種以後、学校へ通えたのは合計で2カ月ほど、とあります。

今年の3月8日、この女生徒の例を朝日新聞が報道したことで、それまで同じような副作用に苦しむ子を持つ父母から声が次々と上がり、同月25日に「全国子宮頸癌ワクチン被害者連絡会」ができると、この会に、この問題を報じた『週刊文春』で記事にした時点で、500件を超える相談が寄せられたそうです。

ワクチン接種は、異物を体内に注入するため、それによって副作用は避けられないとはいえ、その数があまりにも多く、また、極めて重い症状に至るケースも明らかになり、国策で始まったワクチン接種は、開始からたった75日で頓挫し、「接種を積極的には勧めない」とまったく逆の結論に達しています。

この問題を取り上げた『週刊文春』の記事や、専門家の佐藤医師がお書きになった文章を読んでいますと、副作用の危険を冒してまで接種する必要があるワクチンなのか? という疑問が大きくなります。

詳しいことは、佐藤さんのサイトにあります力作ページをぜひお読みになってください。

この問題は国会でも取り上げられ、ご自身薬剤師でもあるという、「生活の党」はたともこ議員が質問した動画がありますので、ご覧下さい。

2009年10月に承認されたグラスコ・スミスクライ(GSK)の子宮頸がんワクチンが「サーバリックス」で、16型と18型を予防すると謳っています。もう一つはメルク・アンド・カンパニー(MSD)「ガーダシル」で、こちらは16型と18型に加え、6型と11型も予防すると謳っています。

世界的には、ガーダシルが約1億1200万接種分出荷されたと推定されるのに対し、サーバリックスは約3800万接種分の出荷だそうです。しかし、日本ではサーバリックスが2年ほど早く承認された関係で、今年3月末の時点で、ガーダシルの約4倍にあたる約695万接種分のサーバリックスが出荷されたそうです。

佐藤医師がお作りになったページには、HPV(ヒトパピローマウイルスワクチン)の型の棒グラフがあります。私はまったくわからないのですが、ワクチンの型は16型や18型、6型、11型のほかに、31型、32型、33型、35型、39型、42型、45型、51型、52型、53型、54型、56型、58型、59型、61型、66型、67型、68型、70型、71型、72型、73型、82型、84型、86型、90型、91型があるみたいです。また、このグラフの「ND」というのはそのほかの型になるのでしょうか?

それぞれの型の検出率が棒グラフでになっており、それを見ますと、日本で2年前に承認された「サーバラックス」で対応すると謳われている16型は【4.8%】、18型は【1.8%】ですから、二つの型を合わせても全体の【6.6%】でしかありません。ということは、「サーバラックス」で対応できないほかの高病原性HPVが【93.4%】も占めることになってしまいます。

正常な子宮頸部の粘膜でHPVの16型が検出される率は【0.5%】、18型は【0.2%】とする琉球大学婦人科の論文があるそうです。また、同じ施設の他の論文では、16型と18型を併せて【0・32%】とされているそうです。また、HPVに感染しても、【90%】が2年以内に自然に排除されるとされ、はたともこ議員の質問に答えた役人も、前がん病変でも90%は3年以内に自然消滅することを認めています。

このように数字を上げて示されますと、仮にHPVに感染しても、それががんにまでなる人が全体の1割ほど。その内のどのくらいの人が死に至るのかはわかりません。そのまた何10分の1とか100分の1とか、あるいはそれ以上ということになるのでしょうか。私は専門的なことはまったくわかりませんが、驚くほど多い人がこの病で命を落としてはいないことは想像できます。

そして、「サーバラックス」というワクチンの有効性が、謳われているほど高くなく、完璧に効果を発揮しても、感染するHPV全体の【6.6%】程度予防できれば御の字、ということもわかりました。ということは、国が年間約300億円もの予算を組み、ほとんど強制的に接種させる代物ではないことは理解できました。

この、ほとんど“毒”以外の何物でもないような物体を若い女性の体内に注入することの実現に非常に積極的に活動したのは、ある政党の女性議員です。それが何党の誰で、どうしてそこまで彼女が熱心だったのかなどにつきましては、明日以降の本コーナーで取り上げる予定です。

なお、私は数字が苦手なこともあり、取り上げた数字に間違いはないと思われますが、取り上げ方に勘違いした箇所がある、かもしれません。誤りに気がついたときにはすぐさま訂正いたしますので、生温かい目で見守っていただければと思います。

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