東京五輪のマラソンと競歩は札幌開催?!

マラソンの勝敗争いは、レース展開によって異なり、早い段階で選手が飛び出し、そのままゴールする場合もあります。その一方、1964年東京五輪の場合、トップで余裕のゴールをしたアベベ・ビキラ選手は別格として、2位と3位争いは終盤までもつれました。日本の円谷幸吉選手は競技場内で抜かれ、銅メダルに終わっています。

2020年東京五輪のマラソンおよび競歩の開催地を決める“争い”は、円谷選手の戦いぶりを思わせるように、ラストのラストで追いつかれ、追い越されそうな気配です。

東京五輪と銘打つ以上、五輪の華である男女、中でも男子マラソンを東京以外で行うのはあり得ない話です。それが、大会を来年に控えた今、国際オリンピック委員会(IOC)側が、マラソンと競歩の会場を東京から北海道の札幌へ移すよう促す事態となりました。

開催予定の日本にとっては青天の霹靂といえることで、この急展開を受け、関係者は蜂の巣をつついたような騒ぎになっています。

濃淡のある虐待報道

昨年、東京・目黒で起きた女児虐待事件(目黒女児虐待事件)について、15日、東京地裁で開かれた裁判員裁判で、父親である被告に懲役13年の判決が下されました。この事件については、検察の求刑があったあとに本サイトで取り上げていますが、求刑はこの種の事件では最も重い懲役18年でした。

私は事件そのものよりも、これを報じるマスメディアに疑問を持っています。

もちろん、被告夫婦の行いは厳しく裁かれる必要があります。その上での話になりますが、マスメディアは2被告、特に父親である被告を必要以上に糾弾している印象が個人的にはあります。

「いじめ」では済まされない卑劣行為の発覚

ラグビーワールドカップが日本で開催され、日本が予想外の活躍をすることが加わり、大いに盛り上がっているようです。

個人的にはラグビーという競技に関心がありません。また、大手広告会社の電通などが安倍政権(安倍内閣)や大手マスメディアなどとそれこそタックルを組んで煽るこの手の大規模なイベントに、私は拒否反応しか現れません。

願わくは、日本が決勝トーナメントに進めずにブームが沈静化し、世の中が静かになってもらいたいものです。

私個人のような感覚を持つ者はおそらくごくごく少数派で、国民の多くは今回のワールドカップを機に、ラグビーのルールもままならなま、熱狂したりしているのでしょう。

そんなにわかラグビーブームに水を差しかねない問題が発覚しました。高校のラグビー部で起きていたことがわかったいじめ問題です。

目黒女児虐待事件を異なる角度から見ると…

東京・目黒に住んでいた両親が、当時5歳の娘を虐待した末に死に至らしめた事件で、昨日行われた裁判員裁判が結審しました。

検察側は、「1カ月以上上の苦しみを与え、苛め抜いた犯行は比類がないほど悪質だ」(本日の朝日新聞記事より)として、父親に懲役18年を求刑しました。

虐待の末に命を奪ったことは疑いようもなく、罪は厳しく問われるべきですが、懲役18年の求刑は適切なのか、議論を呼ぶ展開です。

世の中の人は、親が自分の我が子を虐待して殺す行為が信じられず、どうしてこのような罪を犯したのか、わからないことだらけでしょう。

個人的にはこの事件に強い関心を持てず、ニュースで伝えられる範囲内のことしか知りません。

懲役18年の求刑を受けたこの事件の父親の動機を、もしかしたらこれが原因したのでは、と偶然思い当りましたので、本日分で取り上げておきます。

きっかけが何だったか忘れましたが、昨日、2000年秋に亡くなった私の姉の夫、つまり私の義兄と話しているとき、「カサンドラ症候群てなんだっけ?」という疑問をぶつけられました。

草コイン交換所閉鎖と罪作りで無責任なN氏

草コイン」と聞いて「それ何?」という人は無視して良いニュースですが、ピンときた人には、結構大きなニュースではなかろうかと思います。

海外にある暗号資産(仮想通貨)の交換所のひとつ“CoinExchange.io”が間もなく閉鎖するという告知です。

暗号資産ブームにのり、世界には無数の交換所が登場し、あるものは栄え、あるものは露のように消えていきました。そんな交換所のひとつであるCoinEXchange交換所の特徴は、他の交換所では取り扱っていない草コインを多数上場していたことです。

いってしまえば、今や暗号資産の代表格であるbitcoinも草コインとしてスタートしています。その辺に生えている草同様、無価値と思われるような存在です。そんな草同然だったコインが価値を得、2017年12月から2018年1月はじめにかけ、bitcoinバブルが起き、そのコインを所有していた人が大金を得たことは大きな話題となりました。

そんな将来のbitcoinを夢見るのが草コインと呼ばれるコインです。1コインあたりの価格が異常に低いため、少額で多量のコインを手に入れることができます。

日本円に換算すれば少数点以下にゼロがいくつもつくものばかりで、仮に日本円で1円まで値上がりしただけで投資額が爆発的に殖えます。宝くじを買うより夢があると欲望だけ膨らませた人々が草コインに群がりました。

原発M&Dマネー

原子力発電所がある自治体に、原発を稼働させてもらっている電力会社がお礼の意味を込めて金を渡す話なら昔から聞きますが、立場が逆になり、原発がある自治体の側から電力会社の幹部連中に礼金を渡していたことが発覚しています。

それを伝える朝日新聞が、昨日の紙面で「原発と関電マネー(上)原発誘致 得た『特別待遇』 『Mさん』と呼ばれた元助役」の見出しで伝えています。

この問題の舞台は、日本海に面した大飯郡高浜町にある高浜発電所です。その原発を持つのは関西電力です。

現在は、1号機から4号機まで4基の原子炉があります。1号機の設置許可が下りたのは1969年12月で、1974年11月に営業運転を開始しています。

その後、10年足らずの間に2号機、3号機、4号機と着実に原子炉を増やし、現在に至っているというわけです。現在は、1号機と2号機は定期点検中にあり、3号機と4号機の2基が稼働中ということです。

高浜発電所
高浜発電所(Google Earth Proで取得した画像)

今回の問題で一躍クローズアップされた人物が「Mさん」と呼ばれた人です。森山栄治という人物が「M」と呼ばれた人で、今年の3月、90歳で亡くなっています。

Fire 7タブレットを選んだ理由

4日後に迫ってきました。消費増税の実施です。10月1日からは、ポイント還元がない買い物は、これまでの8%が10%になります。たった2%と思う人もいる一方、2%もと受け止める人もいるでしょう。

ポイント還元の仕組みはわかりずらく、それに加えてキャッシュレス決済も利用できるなどとされ、混乱が起きることが予想されます。

消費増税前の駆け込み消費は、話題になっているとはいえませんので、それほどのことは起きていないのでしょうか。

私は駆け込み消費という意味合いよりも別の理由で、先週末に買い物をしました。それについて本日分で書いていきます。

今回購入したのは、AmazonのタブレットPC “Fire 7”です。これは、Android OSを基にする基本ソフトが搭載されています。通常のAndroid端末と違い、特別な方法でなければ、Google Payからアプリをインストールできないなどの不便さがあります。

あなたの隣のマーニー

アルフレッド・ヒッチコック監督の作品『マーニー』1964年)について書きます。

今月11日水曜日にNHKBSプレミアムで放送になったものを録画してありました。裏話をしますと、ぎりぎりセーフで録画できました。その原因は、本コーナーの“天気コーナー”「天気の話」で何度か書きましたが、関東地方を直撃した台風15号です。

この直撃を受けたことで関東南部の当地も、9日朝から停電になりました。それからの復旧に想像以上の時間を要し、当地で電力が回復したのは11日の昼前です。あと2時間遅ければ今回の映画を録画することができないところでした。

私はヒッチコックの作品は好きですが、この作品を見るのは初めての気がします。

ヒッチコック監督について書いておきますと、生まれたのは1899年です。宮沢賢治が生まれたのは1896年ですから、賢治の3歳年下になります。ついでまでに、2人とも8月生まれです。

ヒッチコックについてまとめられたネットの事典「ウィキペディア」で確認しますと、生涯に57本の作品を監督しています。『マーニー』は53作品目ですから、晩年の作品です。

MGCの個人的見解

昨日の昼前、東京五輪マラソンの日本代表選手を決めるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が行われました。

私は東京五輪そのものの開催は絶対反対の立場です。しかしそれとは別に、マラソンは好きですので、男子の選考レースをTBSで見ました。「恨みっこなし」の一発勝負として行われたレースには、基準を満たした30人が参加しました。

このレースで1位と2位になった選手は、その時点でオリンピックへの出場権を得ます。また、3位の選手は出場権利与りとなり、大迫傑選手が保持する日本記録【2時間5分50秒】を超す記録を残りのレースで出した場合はその選手が、出なければ今回のレースで3位の選手が出場権を得ますが、3位が大迫選手でしたので、どっちに転んでも大迫選手が3位に滑り込む可能性が高まったといえましょうか。

戦前の予想では、日本記録を持つ大迫選手のほか、大迫選手に破られるまで日本記録を持っていた設楽悠太選手、井上大仁選手、服部有馬選手が4強とされ、この4人が3位までに入る公算が高いとされていました。

京アニ放火事件と生長の家から見える風景

昨日、ネットの動画共有サイトYouTubeで気になる動画を見ました。少し前からお勧めの動画として表示されていましたが、昨日まで見るのを先延ばししていました。

先延ばしした理由には、台風15号の影響を受け、私の家でも約55時間停電したこともあります。電気が来ないのですから、ネットで動画を見るどころではありません。

今年の7月18日、京都にある「京都アニメーション」のスタジオが放火され、35人が死亡する痛ましい事件が起きました。

私はアニメへの関心が強くないため、事件が起きたことでそのようなアニメスタジオがあったことを初めて知りました。そんなわけですから、その会社がどんな作品が手掛けたのかも知りませんでした。

放火の犯人はすぐに特定されましたが、放火の際に大やけどを負ったとかで、一時は生命も危ぶまれました。今も取り調べができる状態にまで回復していないようで、動機や事件の全容解明はお預けの状態です。