草コイン交換所閉鎖と罪作りで無責任なN氏

草コイン」と聞いて「それ何?」という人は無視して良いニュースですが、ピンときた人には、結構大きなニュースではなかろうかと思います。

海外にある暗号資産(仮想通貨)の交換所のひとつ“CoinExchange.io”が間もなく閉鎖するという告知です。

暗号資産ブームにのり、世界には無数の交換所が登場し、あるものは栄え、あるものは露のように消えていきました。そんな交換所のひとつであるCoinEXchange交換所の特徴は、他の交換所では取り扱っていない草コインを多数上場していたことです。

いってしまえば、今や暗号資産の代表格であるbitcoinも草コインとしてスタートしています。その辺に生えている草同様、無価値と思われるような存在です。そんな草同然だったコインが価値を得、2017年12月から2018年1月はじめにかけ、bitcoinバブルが起き、そのコインを所有していた人が大金を得たことは大きな話題となりました。

そんな将来のbitcoinを夢見るのが草コインと呼ばれるコインです。1コインあたりの価格が異常に低いため、少額で多量のコインを手に入れることができます。

日本円に換算すれば少数点以下にゼロがいくつもつくものばかりで、仮に日本円で1円まで値上がりしただけで投資額が爆発的に殖えます。宝くじを買うより夢があると欲望だけ膨らませた人々が草コインに群がりました。

私もそんな端くれで、昨年の2月頃に、ネットの動画共有サイトのYouTubeである配信者に出会いました。その人物につきましては、本コーナーで何度も取り上げました。千葉県松戸市に住む中野裕二という男です。生まれは東京都葛飾区金町だと聞きます。

中野氏はYouTubeで自分のチャンネルを持っており、私が彼を知った頃は、自分で自分に「先生」をつけ、「中野裕二先生の仮想通貨教室」というようなタイトルで、投資経験がないであろう視聴者に向け、自分勝手な投資話もどきを披露していました。このチャンネルは今も続けられており、多くの被害者を生み続けています。

中野氏が提唱していたのが「草コイン投資」です。

それらのコインは日本の暗号資産交換所では取り扱っていないため、海外にある交換所に口座を作る必要があります。そのひとつが、草コイン取扱数では有数のCoinExchangeです。

私も面白半分でCoinExchangeに口座を作り、最大で10いくつかのコインを売買しました。

この交換所が、今月1日、何の前触れもなく次のような告知をしました。

WE ARE CLOSING DOWN SOON.
Read the announcement for full details.
Please make sure all withdrawals are completed before the 1st of December 2019.

Google翻訳をしますと、次のような内容です。

まもなく終了します。詳細につきましては、アナウンスをご覧ください。2019年12月1日までにすべての引き出しが完了していることを確認してください。

告知の詳細は以下のものです。

Coinexchange.io is Closing Down
01/10/2019
It is with great regret that we must inform the community that the board of directors of CoinExchange.io has decided to close down the exchange.
This is purely a business decision and there has not been a security breach or any other type of incident. Unfortunately it is no longer economically viable for us to continue offering market services. The costs of providing the required level of security and support now outweigh our earnings.
Trading and deposits will be suspended on the 15th of October 2019. Please cease any deposit and trade activity as soon as possible.
The website and withdrawals will remain operational until the 1st of December 2019. We ask that you please remove all funds by this date.
It has been a fantastic journey and we have enjoyed playing a part in the crypto currency space. We thank everyone that has traded or listed a currency with us.
So sadly it is goodbye for now however we may return in the future if market conditions change.

これを同じように訳しますと次の通りです。

Coinexchange.ioは終了します
01/10/2019
CoinExchange.ioの取締役会が取引所を閉鎖することを決定したことをコミュニティに通知する必要があることは非常に残念です。
これは純粋にビジネス上の決定であり、セキュリティ違反やその他の種類のインシデントは発生していません。残念ながら、市場サービスを提供し続けることは経済的に実行不可能です。必要なレベルのセキュリティとサポートを提供するためのコストは、収益を上回ります。
2019年10月15日に取引と入金は停止されます。できるだけ早く入金と取引を中止してください。
ウェブサイトと引き出しは、2019年12月1日まで有効です。この日付までにすべての資金を削除してください。
それは素晴らしい旅であり、暗号通貨の分野での役割を楽しんでいます。通貨を取引または上場しているすべての人に感謝します。
残念なことに今は別れです。しかし、市場の状況が変化した場合、私たちは将来戻ってくるかもしれません。

もしもまだ同交換所に暗号資産を預けている人は、今月15日までに取引を終え、できればこの期日までに同交換所から国内などの自分の暗号資産ウォレットへコインを移動すべきです。

私も同交換所には微量のコインがありましたので、本更新を始める前までにbitcoinに交換したのち、私が国内に持つ交換所のウォレットに送付し終えました。

この告知があったあと、大多数のコインは80%から90%ぐらい値下がりました。つまり、ただでさえ下がっていたコインの値打ちが、告知以後に1、2割、悪ければほとんどなくなってしまいました。

草コインがもとの草に戻ったともいえましょう。

個々のコインについても書こうと思いましたが、中野氏が配信である草コインについて話す動画を保存してありますので、それを晒しながら、いかに彼が投資について何も知らないか、明日以降の更新で検証することも考えています。

私が気になるのは、中野氏にコンサルタント料を払って、CoinExchangeに口座を作った人が、間近に迫る同交換所閉鎖にしっかり対応できているのだろうかということです。

私は昨年の7月途中から中野氏の動画は一切見ていませんが、それまでの期間、彼は料金を取り、コンサルタントもどきを依頼する人のもとを旅費を相手に負担をさせて訪れ、海外交換所の口座開設を請け負っています。

そんなひとりに、和歌山の南紀白浜(白浜町)で大規模な農園を経営する通称ガーベラおじさんがいました。この愛称の由来は、氏が自分の農園で栽培した売り物のガーベラを中野氏へ宅配便で大量に送ったことです。

ガーベラおじさんは中野氏の動画で草コインに興味を持ち、熱心なことに、長距離バスを使って二度ほど松戸の中野氏のもとを訪れています。

その後、昨年の4月頃でしたか、南紀白浜にあるホテルで中野氏が草コインセミナーもどきを開いた際、氏の自宅を訪れ、口座開設と草コインの購入を手伝ったと動画の中で中野氏自身が話しています。

そのあと、昨年5月はじめの大型連休中、大阪在住の女性が中心となった草コインセミナーが開かれ、そこに中野氏とガーベラおじさんが参加しています。そのときの裏話があとで漏れ、中野氏に自宅で開設してもらったCoinExchangeの口座に一度もログインできない状態であることが発覚しています。

あまりにも酷いと感じ、私は本コーナーで取り上げました。

そうした中野氏に関する投稿を本コーナーで何度も書きましたが、今年の6月から行った本サイトの独自ドメイン移行に伴う私の手違いで、2016年2月からWordPressで更新した投稿がすべて失われてしまい、中野氏に関する投稿もなくなってしまいました。

ともあれ、それまでPCを使ったことがない人が、不慣れなPCで海外の暗号資産交換所に口座を作り、価格の値動きを見て、最適なタイミングでコインを売買するのは無理というものです。投資に多少経験のある人でも、売買、特に売るタイミングを判断するのは大変難しいものです。

その当時、中野氏は、「どのコインの値が上がるかなんて誰もわかんねぇんだからよぉ、安いコインを下から全部買っておけばいいんじゃねぇかと思うんだよな」と下手な東北弁なまりで話し、1コインあたり日本円で1000円ずつ、50個の草コインに5万円投資するという手法ともいえない手法を話し、それを信じた投資初心者がそれを実践したのでしょう。

この投資で大金を得た人がいたとは聞いたことがありません。終わって見れば、CoinExchangeに口座を作った人は、今回の告知以降は無価値に限りなく近づいてしまっただろうと思います。

昨年の5月頃、福島県いわき市住む中野氏の大学の先輩視聴者のもとへ向かう日、特急列車の到着を待つ千葉の柏駅のホームからライブ配信しました。

それを見ていた視聴者からもらったコメントに応えていますが、ひとりは草コインを30万円分ぐらい買ったが、いくらぐらい値上がりするか尋ねていました。中野氏がいくらと答えたか憶えていませんが、なんでも適当ですから、もしかしたら1千万円ぐらいといっていたかもしれません。

そのときの人は、30万円が3000円とかそれ以下になっている可能性がないでもありません。

それより何より、値下がりしてわずかばかりの価値になってしまったとはいえ、そのコインを海外口座からbitcoinで日本国内の自分の口座へ送付できたのか気がかりです。

中野氏の動向を監視する「2ちゃんねる」の掲示板を見る限り、自分の行いを反省する素振りはなく、何も知らずに口座を開設してしまった人への対応もまったくしていない様子しか窺えません。

中野氏は今年に入り、自分に都合の悪い動画を軒並み非公開にしています。そんな非公開になった動画のいくつかを私は保存して持っています。それを本コーナーで紹介し、中野氏の話すことがいかに無価値なものかなどを、伝えることを考えています。ただ、いかに馬鹿げた動画でも、そのまま紹介してしまっては著作権侵害になってしまいます。

それらを踏まえ、ガーベラおじさんに関する動画の内容を、近いうちに投稿しようと考えています。

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