2004/05/06 株式投資デビュー

本日、やっとのやっとで株式投資デビューを果たしました。が、投資した銘柄が早速下落してくれています、、、(^O^;(← 笑っている場合か?)

それにしても今年の場合、連休がちと大型過ぎました。そのため、証券会社の口座開設にも余分に日数を要し、開設の準備が整ったのが連休の最中というタイミングの悪さとなってしまいました。

もちろん、連休中は株式市場も全面的に休みで、投資は一切行えません。ということで、連休前に売りが出て値下がりしたところを「押し目買い」するというド素人の目論見はもろくも崩れ去りました。

2004/03/08 時代に逆行する現代の画一化教育

今の若者は価値見が多様化しているといわれますが、こと進学に関しては、「有名大学=いい大学」という大人たちによって作り上げられた一つの価値見を未だに信じているように思います。

こうした風潮については、私のサイトからもリンクを張らせてもらっています「立川談誌の世相講談」で談誌さんが面白いいい方をしていたのを思い出しました。

「その224 家元、古賀議員経歴詐称発覚を語る」の回での話ですが、家元ご自身は「中卒」であることを引き合いに出し、「世間で騒がれている学歴てのは、結局のところ、“学校歴”のことなんじゃないの?」と本質をズバッと指摘しています。

2004/02/17 ベッドの上が画家・クートラスの仕事場

本コーナーでは昨日、生き方も風貌も“仙人”と呼ばれるに相応しい熊谷守一という画家について書きましたが、本日も本日で、極めて風変わりな画家について書こうと思います。

彼については、その存在を知ったときから書こうと思っていましたが、踏ん切りがつかず、これまで先延ばししてきました。その画家の名は、ロベール・クートラス(1930~1985)といい、この名前からおおよそ想像がつく通り、彼はフランスの画家です。

2004/02/02 ビリー・ワイルダーはお好き?

おとといの土曜日になりますが、また2本立ての映画を見てきました。それについて昨日書こうと思っていたのですが、あいにく風邪気味となってしまい、一向に頭が回らないため今日にずれ込んでしまいました。

実をいいますと、今日の方が風邪の症状自体は悪化していると思わないでもありませんが、こんな頭の回らない日に書くのも面白いのではないかと思い直したところです。また、文章を書くことで脳をリフレッシュさせ、風邪をどこかに追いやりたいという気持ちもあります。

そんなこんなで、いつもまとまりのない文章しか書けていませんが、今日はそれに輪をかけてまとまりがなくなりそうです。ということで、お読みになる方もその辺は覚悟のほどをお願いしますm(_ _)m

で、おととい出かけた劇場ですが、“2本立て”ということである程度察しがついたことと思いますが、最近足繁く通い、本コーナーでもそのたびにご紹介しています東京・池袋の新文芸坐です。少し前に本コーナーでも書きましたが、当劇場では現在「魅惑のシネマクラシック Vol.4」という特別編成がされており(6日まで)、その中の1プログラムを見に出かけたというわけです。

おとといの土曜日は、「ビリー・ワイルダーの洒脱な都会派コメディ」と副題があるように、名匠ビリー・ワイルダー(Billy Wilder/1906-2002:アメリカの映画監督。1906年6月22日、オーストリア〔現ポーランド領〕ズーハ生まれ。作「サンセット大通り」「七年目の浮気」「アパートの鍵貸します」など=広辞苑及び「ビリー・ワイルダー大通り」の解説ページ)監督作品2本の上映です。今回上映された2作品はいずれもよく知られた作品で、ワイルダー監督の代表作といってもいい『お熱いのがお好き / SOME LIKE IT HOT』(1959年米/シネカノン 出演:ジャック・レモン、トニー・カーティス、マリリン・モンロー、他)と『アパートの鍵貸します / THE APARTMENT』(1960年米/シネカノン 出演:ジャックレモン、シャーリー・マクレーン、他)です。

2004/01/30 フランス・ハルスの展覧会

今日、ある美術展を見てきました。

千葉県佐倉市(元ミスター・ジャイアンツこと長嶋茂雄さん〔※ 長嶋さんが生まれた頃は臼井町でしたが〕、そして、マラソンの監督で高橋尚子さんや有森裕子さんを育てた小出義雄監督の出身地)にあります佐倉市立美術館(もとは市役所だった建物と聞きます)で現在開催中の「フランス・ハルスとハールレムの画家たち」(2004年1月24日~3月7日)です。

『 フランス・ハルスとハールレムの画家たち 』のチラシ(表)

2003/11/06 写真家・中平卓馬の存在

芸術の秋だからというわけでもありませんが、ふとした時に、アウトサイダー・アートともいえるような作品を生み出しているアーティストに心を惹かれることがあります。

ロベール・クートラスという画家にも心を惹かれました。彼については、数日の内に書きたいと思いますが、今日は、先日(11月2日)の日経新聞に載っていた中平卓馬(なかひら・たくま:1938年東京生まれ。1963年、東京外語大卒業後、現代評論社に入社し、森山大道東松照明らと出会い、写真を学ぶ。1965年に退社、作品や批評を発表する。写真集に「来るべき言葉のために」〔1970年〕「新たなる凝視」〔1983年〕など=2003年11月2日付日経新聞記事より)という一人の写真家について書いてみます。

記事の見出しは、「中平卓馬 病後の挑戦 純粋写真、無心を写す 意図は排して撮影の日々」です。

2003/06/20 「流れに掉さす」とは?

「流れに棹(さお)さす」_今ではほとんど使われないいい方ではあります。が、これの正確な意味はご存知でしょうか?

今日の日経新聞一面には、このほど文化庁が行った「国語に関する世論調査」に関する記事が載っています。気になるのは、逆の意味で使っている人が半数以上いた、と書いていることです。

この調査は、全国の16歳以上の男女3000人を対象に実施されたもので、その内の2200人(73%)が調査に応じ、昨年の11月、12月に個別の面接が行われたとのことです。

冒頭にも書きました「流れに掉さす」ですが、私も恥ずかしながら逆の意味だと思っていました。「流れに棹をさすんだから、せっかくの流れを止めてしまうことかなぁ、、、」などとぼんやり考えていました。

2003/06/19 牛腸茂雄展

昨日は梅雨空の下、展覧会を一つ見てきました。

今回私が見た展覧会は、現在、東京・北の丸公園東京国立近代美術館で開催中の「地平線の夢・昭和10年代の幻想絵画」(2003年6月3日~7月21日)であり、同時開催中の「牛腸茂雄展」です。これに当館の所蔵作品を展示した「近代日本の美術」も合わせて630円で見覧できます。美術団体の団体展の見覧料がだいたい700円前後ですから、とてもお得であると思います。

それにしても、昨日は梅雨空という天気のせいもあったのか、館内はとても空いており、展示室によっては観覧する私と監視員の女性二人しかいない状況でした。そうなりますと、作品を鑑賞する私が監視員の女性に“鑑賞”されているようで、妙に落ち着かない気分になってしまいます。

ともかくも、私は何の予備知識もないままに目的の展覧会を見たわけですが、展示室には奇妙に一致した内容の作品ばかりが展示されています。会場内に置かれた見本のカタログをパラパラとめくって納得しましたが、いずれもが有名な画家・サルバドール・ダリの影響を受けた一種幻想性を感じさせる作品群です。

2004/04/23 フェルメール作『画家のアトリエ』のある企画展

昨日は、夏到来を思わせるような暑い陽気の中、東京・上野にあります東京都美術館へ足を運んできました。現在、同美術館で開催中の企画展「フェルメール『画家のアトリエ』栄光のオランダ・フランドル絵画展」(2004年4月15日~7月4日)を見るためです。

それにしても、秋は「芸術の秋」あるいは「美術の秋」ともいわれるほど展覧会が目白押しですが、春の今頃というのも「美術の春」といってもいいほど、企画展や美術団体展が数多く開かれます。これは、寒い冬が終わり、人々が活動的になる季節に合わせてのことでしょうか。

今回の企画展での目玉は何といってもフェルメール“WebMuseum: Vermeer, Jan”)の超有名な作品『画家のアトリエ』の展示でしょう。

2004/03/28 Qちゃんの真実?

本日は、産経新聞一面コラム「産経抄」(朝日の「天声人語」に相当)で取り上げられている話題について書いてみようと思います。ということで、まずは本日分のコラムを以下に転載させてもらいます。

マラソンの高橋尚子選手(31)がアテネ五輪の代表選考で落ちた“Qちゃんショック”で、一番のナゾは最後の選考舞台の名古屋国際をなぜ走らなかったかにあった。その真相の一端がQちゃんの本音ともども、小出義雄監督の本紙インタビューでやっと知れた。

▼「もう走らなくていいよ。アテネの準備をしておくように」。Qちゃんは終盤で失速した東京国際の後、陸連関係者からこう「いわれたようだ」という。「だから本人は名古屋に出ず…走らないで落ちたので、あきらめきれません、と言っていた」。

▼東京国際は日本人1位ながら、まさかの2時間27分台。沈んだ心に陸連関係者の言葉は「天の声」とも染み込み、「実績でアテネ」を確信させたに違いない。しかし現実の選考は「記録重視」で、結果的にその言葉は「悪魔のささやき」に一変した。

昭和23年、戦後初のロンドン五輪に敵国だった日本は参加を拒否された。当時、水泳で「フジヤマのトビウオ」と世界に恐れられた古橋広之進さんは、無念さを五輪日程に合わせた日本選手権で爆発させ、世界新記録を連発して五輪の顔色を失わしめた。

▼Qちゃんの無念さの質は古橋さんとは異なろうが、「私、走ります。アテネが最後どころじゃないです」と健気な決意も語ったという。ならば今一度、無念さを極限の闘争心に高めた「古橋さん精神」で「北京五輪出場」でも「世界新記録」でも狙ってほしい。

▼小出監督はかわいさ余ってまな弟子の真情を代弁したが、Qちゃん自身、泣き言は一切外部に語ってはいない。陸連の一部の声にすがって自らの判断を誤ったとの内省もあろう。アテネ争いには敗れても、「人生の五輪」の階段は一つ、一つと上っている。