2012/09/11 丸投げ慎太郎の政治的パフォーマンス

今日も今日とて、尖閣諸島をめぐる話です。御用とお急ぎでない方はお付き合いください(^O^)/

この騒動は、ネットの巨大掲示板「2ちゃんねる」でも様々に取り上げられています。ザッと見た印象では、石原慎太郎都知事を支持する層を中心に、都が島を買い上げるということで盛り上がったものの、その後事態は一転し、国が買い上げることになり、「話が違うじゃねーかッ( ・`ω・´)!」と憤る声が多い、といったところでしょうか。

「2ちゃんねる」の書き込みには、石原都知事がこの島を買い上げるため数十年も頑張ってきた、といったものも見受けられます。が、冷や水を浴びせるようで心苦しいですが、それは真相とは異なるようです。

仮に数十年この問題に取り組んできたのであれば、石原都知事は国会議員で、しかも国の重職に就いていたときもあったわけですから、交渉をする気があれば、いくらでも話を進めることができたように思います。それが、実際には何ひとつ進展しないまま長い年月が過ぎてしまったわけで、真剣に取り組むどころか、長い間ほったらかしにしてきたというのが本当のところだろう、と私個人は勝手に想像してみました(´・ω・`)

今年になって石原都知事が尖閣の島を都が買い上げると打ち上げた裏には、タレント候補の草分け的存在である山東昭子参議院議員(70)の存在があります。

おそらくはそれ以前、石原知事は、尖閣3島の地権者であった(2012年9月11日午前、尖閣3島は国有化されました)栗原國起(くりはら・くにおき)氏(70)と直接会って話をしたことはなかったのではなかろうかと私は想像してみました。

その國起氏と30年来、家族ぐるみの付き合いをしてきたのは、石原知事ではなく、山東氏です。

その昔、おふたりは青年会議所のメンバーだったこともあるらしく、そのときに知り合い、同い年(← 1942年生まれですから、先の大戦の最中です。今年70歳になります)ということもあって親しくなった、と山東氏がお話されています。

国へ売却されることで注目される尖閣諸島のうち、國起氏が所有してきたのは、魚釣島北小島南小島の3島です。

また、久場島は、在日米軍が射爆撃場に使っているからか、購入対象からは外されています。なお、この島の所有権は國起氏の妹で、戸籍上は養女にされている栗原和子氏が所有しているそうです。

それ以前はどうだったかわかりませんが、今から10年前といいますから、小泉純一郎氏が首相になった第1次小泉内閣のときになりますが、3島に賃借権(賃貸借)を設定し、地権者の栗原國起氏に決まったお金を支給することを始めたそうです。当初は【2256万3912円】(←端数の【12円】が気になりますね(´・ω・`))で、2006年からは【2450万7600円】に値上げされているそうです。ちなみに、値上げをしたときは安部内閣になると思います。

しかし、国民の多くは、尖閣の3島を個人が所有し、しかも、毎年2000万円以上のお金を地権者に払っていることは知らなかっただろうと思います。それが10年続きましたので、地権者の栗原家には【2億円】以上の大金が既に入っています。

であるのに、栗原家の長兄で、3島の地権者である國起氏の口癖は「カネがない」で、その理由については既に書いた通りです。

30年来の付き合いがあった山東昭子議員の耳にも、栗原家の経済状況の話は入ってきただろうと思います。特に、ここ数年で40億円近くのお金を銀行から借りています。借金の利子が年に【1500万円】ほどもあるということで、国から支給される賃借料もそれに充てられていたことでしょう。

2年前の11月に尖閣海域で中国の漁船が海保の巡視船に体当たりする事件が起きました。地権者の國起氏は、ご自分の年齢も考え、個人で島を所有し続けることに不安を覚えるようなことを山東氏にも話し始めたのでしょう。

話の中に、石原都知事の名前も出たのでしょう。國起氏は石原知事に心酔していたそうで、「石原慎太郎さんならいいんだけど」とつぶやいたのを山東氏が聞き、その話を山東氏から石原知事に伝えたものと思います。

どうやらその時点まで、石原知事は國起氏と個人として対面したことはなく、石原知事は國起氏の母親と会ったことがあっただけだったようです。

山東氏から話を聞いた石原知事は、5年前に亡くなっている國起氏の母親の仏壇に線香を上げるということにして、昨年の9月に栗原家を訪問しているそうです。

そこから一気に話が進むかと思いきや、石原知事というのは面倒なことは自分でやるのはお好きでないらしく、尖閣諸島買い上げの話も、自分からは積極的に動かず、詰めの話は東京都で副知事をする猪瀬直樹氏に任せきりだったようです。

島を購入するための資金に募金を利用しようという話は、はじめ、山東氏のアイデアだったようです。

山東氏が石原知事に「領土を守る意識を植え付けるためにも全国で一斉に寄付を募ったらどう?」というと、「いいねえ。やろうか。でも、それじゃ時間がかかるか」と一旦は答えたものの、東日本大震災が遭ったあとで、その募金とごっちゃになってはまずいと考え、山東氏のアイデアはそこまでになったそうです。

このアイデアを猪瀬副知事が知っていたかどうかはわかりませんが、今年の4月に石原知事が訪米中に島購入の発表をしたあと、購入資金をどうしようかという話になり、そこでまた、今度は猪瀬副知事から募金のアイデアが出され、それが実施されたことになります。

この募金により、10万1000件以上の寄付があり、約14億7000万円ほどが集まり、宙に浮いた状態になっています。匿名の寄付もあり、返すにしても返せないお金もあるそうです。

石原知事は、自分が中心となって島を購入した暁には、石垣島の漁民たちのため、船だまりようなものも建設するといった話をしています。石垣の漁業組合の組合長は、石原知事のそうした考え方には賛同しているようです。

しかし、石原知事のパフォーマンスが過ぎて、日本と中国、台湾との関係が悪くなることを心配しているようなのです。そもそも、尖閣諸島を含む北緯27度より南の海域は、2000年に日中漁業協定が発効しており、中国漁船とのトラブルはないそうです。また、中国と沖縄では漁法が違うため、漁場を取り合うようなことも起きていない、と組合長は述べています。

であれば、尖閣海域での中国漁船事件のあとに対立をわざと煽るような行動を採ったことや石原都知事が盛んにいう中国脅威論などは、両国間のさざ波を大きくするだけで、その結果強まる両国のナショナリズムは、当の漁民たちには却って迷惑であったかもしれません。

前回の更新分でも紹介しましたが、「チャンネル桜」水島聡代表が「【尖閣国有化】衝撃!石原都知事の親バカと戦後保守の結託[桜H24/9/6]」の動画でも述べているように、石原知事が意図を持って尖閣問題を利用した政治的パフォーマンス、という結論に落ち着きそうです。

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