2012/09/21 “尖閣火災”の放火魔は常習犯

火のないところに煙が立つことはありません。それでも、煙を立てたいと思ったら、自分で火をつけるしかありません。

自分で火をつけておいて、「火事だ! 火事だ! 大変だ! 早く逃げないと焼け死んでしまうぞ!」と大騒ぎします。驚いた住民は猛火に逃げまどいます。そんな住民たちの様子を陰から眺めて「馬鹿な奴らだ」とほくそ笑む者がいます。燃え盛る火に照らされたのは、火をつけた人間の卑劣な横顔です。

満州事変の発端が、柳条湖事件といわれる南満州鉄道の線路が爆破された事件であったことを、不勉強なσ(^_^) 私は、このたびの中国の日本への反発を報じるニュースで知りました。

その事件が起きたのが81年前の9月18日で、日本のメディアは、このほど日本が国有化したことで日中で緊張が高まる尖閣諸島に向け、18日までに到着するよう中国漁船が1000隻出航した! といかにも大変な事態に発展するかのように報じました。

私はテレビのニュースを見る習慣がありません。例外的に一部見るのが、午前と午後の7時前後のニュースです。本サイトには“天気コーナー”があり、その更新の参考にするため、午前と午後の7時前に放送される気象情報を確認する必要があり、そのコーナーの前後のニュースが、見るともなく目に入ってくるからです。それ以外の時間、私がテレビでニュースを見ることはしません。

昔は普通に定時ニュースを見ていましたが、いつからか、日本のニュースは事実を正確に報道することを止め、ある意図を持って煽ることをしていることに気づき、それ以降は却って害になると思い、見ることを止めました。

ですので、NHKや民放のニュースで、中国漁船の尖閣集結危機をどのように報じたのかは正確に把握できていません。しかし、断片的に見た動画には、無数の中国漁船を上空から撮影した映像がありました。

それを見た日本の国民は、どんな気持ちになったでしょう。私は、先の大戦を記録した白黒のニュース映像を連想してしまいました。敵の戦闘機が編隊を組んで襲ってくる図です。テレビのニュースは、無数の中国漁船が団結して出港するように見せ、それらがすべて尖閣諸島を目指すように報じたのでしょうか。

アナウンサーは、1000隻もの中国漁船が尖閣沖へ向かう模様と伝え、繰り返し流される映像とアナウンスを見せられ、聞かされる視聴者は、瞬く間に“洗脳”され、「すわ!! 一大事!!!」と身を固くした、かもしれません。

運命の9月18日になりました。メディアが報じたことが本当であれば、尖閣諸島海域は中国漁船で真っ黒に埋め尽くされるハズです。不測の事態が起こるかもしれません。が、その海域に中国漁船が表れることはなく、平穏なまま日が暮れました。

あとで報じられたところによりますと、多数の中国漁船が港を出たのは、今月16日に禁漁が明けたため、その日を待ちわびていた漁船が漁をするために出航して行く様子の映像なのでした(´・ω・`)

日本のマスメディアも、取材をして裏付けを取ったあとに報じているハズですが、どこの新聞もテレビも同じように事実を取り違えてしまうことなどあるのでしょうか。そして、もし、ある大きな力によって一斉に誤報するようにし向けられたか、あるいは、同じ思惑がたまたま一致しただけなのかわかりませんが、中国漁船1000隻が尖閣諸島に集結の報道は、人心を乱すデマという結果に終わりました。

今日の朝日新聞・国際面に、中国の南部で、台湾に近い福建省にある漁港の実相を伝える記事が載っています。

記者が漁港へ向かうと、反日を思わせるような看板などはなく、昼下がりになれば、のんびりとした空気に包まれていたそうです。

だからもし、その辺にいる漁民に、「尖閣諸島を国有化した日本に抗議するため、決死の覚悟で尖閣諸島を目指すつもりはあるか?」と尋ねたら、東京・渋谷の街を歩く若者にいきなり「戦闘機に乗って中国漁船に突っ込む気はあるか?!」と尋ねたら、鳩が豆鉄砲を食ったよう顔をするであるように、「(゚Д゚)はぁ?」とした顔をされてしまうだろうと思います。

彼らは漁師で、漁船で漁に出て魚を捕ってくるのが仕事です。無駄に燃料と時間と労力を使って遠くの尖閣諸島海域まで出張し、挙げ句の果てに、そこで中国当局に捕まったりしたら、次の日から漁に出られなくなってしまいます。家に帰れば、大漁を待ちわびる家族がいるでしょう。だから、そんなことははじめから考えてもいないのでしょう。

2年前、尖閣諸島の海域で一隻の中国漁船が、進路をふさいで退去を求めようとしていた石垣海上保安部巡視船2隻に体当たり事件が起きました。

この事件が起きてから2年間は、中国沿岸での操業を強いられたそうです。そのあたりでもっともよい漁場は尖閣から北へ120キロほど行った海域だそうです。が、そこへの出港を制限されたため、漁獲高は落ち、損失が膨らんだといいます。

それが、再びその海域での操業を当局が認めたのか、禁漁明けの今年は、漁港の多くの船が尖閣方面の海域を目指しているそうです。

もちろん、目指す理由は、日本の尖閣国有化に抗議するため、ではありません。少しでも多くの魚を捕るためです。

電話で取材に応じたある船主は、かつて、尖閣諸島から40キロまで近づき、日本の巡視船に並走されながら操業したことがあると答えたそうです。それも、魚群を追いかけた結果で、魚の群れが島の方面へ移動し、それを追っているうちにそこまで近づいてしまったということなのでしょう。

なお、2年前に事件を起こした中国人船長もその福建省にある港から出港していったようで、事件のあとには英雄として迎えられたそうですが、今もなお自宅軟禁の状態にあり、中国当局による監視が続いている、と記事にあります。

2年前の事件と今回の国有化を政治的に利用とする勢力があります。政治の世界では自民党最大派閥の清和会(町村派)です。テレビの放送がある予算委員会で、キャンキャン! とよく吠える犬のように政府を攻める格好を見せて得点しようと張り切るのは、決まってこの会派に所属する議員です。

報道機関では、産経新聞が清和会と同一歩調を採ります。同紙で官邸キャップを務める阿比留瑠比氏が理性を放り出して与党ばかりを追及し、清和会主導の支配体制を復権させることに心血を注ぐ姿が産経の姿勢を象徴しているでしょう。

フジサンケイグループは戦後67年経った今なお、反共主義にどっぷりと首まで浸かっています。だから、中国と北朝鮮は目の敵です。そうして、自分たちの民主主義の仲間と勘違いしている韓国には非常に友好的なのです。

しかし、目を覚ましてください。その、あなたたちが大好きな韓国で大統領をする李明博氏に、

日王(天皇を指す差別語)は韓国民に心から土下座したいのなら来い。重罪人に相応しく手足を縛って頭を踏みつけて地面に擦り付けて謝らせてやる。重罪人が土下座もしない、言葉で謝るだけならふざけた話だ。そんな馬鹿な話は通用しない、それなら入国は許さない。

と天皇陛下をこれ以上ないほど口汚く侮辱されたというのに、中国や北朝鮮にはあれほど強くで出る産経が、手も足も出すことができず、デレデレと目尻を下げて韓国には平伏し、非難のひの字も出さず、発言内容を柔らかく変更し、日本国民が韓国大統領の問題発言に気づかないような報道に徹することしかできずにいるのです。よくそれで、恥ずかしげもなく日本の保守層を代表するような顔をしていられるものですねぇ、、、┐(-。ー;)┌

この清和会と産経の声をネットを中心に代弁する勢力がチャンネル桜在特会幸福の科学頑張れ日本!全国行動委員会などでしょう。

頑張れ日本!全国行動委員会の責任者は、チャンネル桜の社長・水島聡氏ですが、石原慎太郎東京都知事が尖閣諸島の買い上げを発表後はその行動を強烈に支持し、水島社長自身が仲間と尖閣諸島へ上陸することまでしています。

しかし、水島社長は石原都知事の思惑に遅ればせながらに感づいたのか、ご自分の番組で、石原知事を痛烈に批判しています。今現在、水島さんと石原知事の関係がどうなっているのかはわかりません。

2年前に尖閣沖で起きた中国漁船追突事件のあとも、水島さん率いる頑張れ日本!全国行動委員会は、在特会や幸福の科学の会員らとデモをしていますが、批判の矛先は中国に向かわず、ひたすら現政権を揶揄中傷していました。そして、彼らの主張が、産経の主張と完全に一致していました。

彼らは、日本と中国の対立が激化することを望んでいるでしょう。そのために、尖閣諸島を火種に使い、対立の火をつけたのです。ですから、彼らは困った振りをしながら、陰に回って火が鎮火してしまうようなことがないよう、火がより熱く大きく燃え上がるように必死になって煽っているのです。

彼らの行動を注意深く観察していれば、それがよく見えます。中国漁船が大挙して尖閣の海にやって来る! と煽られた日、日本人2名が島に不法上陸しました。この2名は、彼らのお仲間の幸福実現党の党員なのでした。その2名の行動を、石原都知事は「政府のやり方を見ればみんな怒る」と評価したそうです。そりゃ、ねぇ、お仲間ですものねぇ。

石原都知事は、この春に訪米した際、尖閣諸島を都として買う意向を表明しました。その表明した場所はヘリテージ財団です。

私はまたしても不勉強で、これがどんな財団なのか知りませんでしたがf(^_^)、ウィキペディアの記述に目を通しますと、韓国政府や韓国のカルト宗教団体・統一教会からも支援を受けて関係を持っていることが想像できます(ヘリテージ財団:アジアからの支援と関係)。その財団で石原都知事があの講演をしたわけですから、裏にある種の思惑がないわけはありません。

2年前から続く尖閣諸島を火種とする“大火事”は、ある勢力が意図を持って起こしたことです。そして、その勢力とは、途中で書いた清和会であり、産経グループであり、それに賛同する組織や人々であろうと私は勝手に考えています。

で、このような騒動ですが、次の衆院選で自民党が政権に返り咲けば静かになるかもしれません。しかし、彼らが望むような形にならなければ、別の火種を探して火をつけ、それでも足りなければ油を注ぐでしょう。

つるんでいる連中はいつも同じです。ですから、彼らの行動を注意深く観察していれば、彼らの思惑は透けて見えます。しかし、このことに気がついていない人は何度も彼らに騙され、たとえば石原都知事を「閣下」などといって崇めてしまうのです。

本当は、こうした裏事情も含めて報じるべきなのですが、日本の報道機関にそれを望むことはできません。ましてや、騒動の火をつけるのに一所懸命なフジサンケイグループは端から期待しても無理の無理の無理、無理、、、なのです┐(-。ー;)┌

あとは、受け手の側が賢くなって、奴らの思惑を見抜くぐらいの目を持つことです。

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