前回に続いて、ネットの動画共有サイトのYouTubeに動画を上げる際、字幕の設定をしました。
今回その練習に使ったのは、私が昔、映像を撮るのに使った8ミリ映画用カメラを紹介する動画です。
動画に出てくるカメラは、富士フイルムのフジカシングル8 Z450です。

一般向けのカメラで、Z450という数字は、レンズのズーム倍率を表しています。4.5倍のズームという意味です。
かつて、民生用ビデオレコーダーでは、VHS方式とベータマックス方式の2規格がありました。
私は日本ビクターが開発したVHS方式を選びましたが、途中までは、ソニーが開発したベータマックスに心が傾いていたことを思い出します。
同じように、8ミリの規格にも、私が使ったシングル8と、コダックが開発したスーパー8の2規格がありました。
世界的に見れば、シングル8は劣勢でした。開発した富士フイルム以外のメーカーは、国内のカメラメーカーも含め、すべてスーパー8規格に乗ったからです。

私が最終的にシングル8に決めたのは、フィルムが入ったカートリッジの構造が、カセットテープの構造のようになっていて、それによって、巻き戻しが楽にでき、凝った撮影ができそうに感じたからです。
一方のスーパー8のパッケージは「ブラックボックス」で、実際のところ、どのようにフィルムが巻かれ、移動するのか、私はよく理解していません。
ともあれ、そんな8ミリカメラについて、私はアフターレコーディング(アフレコ)で、私の語りによって説明しています。
その私の語りを、今回、BlackMagic DesignのDaVinci Resolve Studioの人工知能(AI)による自動文字起こし機能を使い、それをYouTubeで字幕表示させるように設定しました。
前回、荒木経惟(1940~)の展覧会「荒木経惟 東京人生」の動画に字幕を付けるためにしたのは、動画ファイルを書き出すタイミングで、字幕用のテキストが入ったファイルを別に書き出したことです。
今回は、私の声が入ったファイルから文字起こしを自動でさせました。【17分45秒】の動画の文字起こしにかかった時間は5分弱ぐらいだったでしょうか。
文字は、私はWindowsを使っているので、アクセサリーのメモ帳に記録されています。それをすべてコピーして、YouTubeにアップロードしたファイルの字幕設定の画面に張り付け、あとは、YouTube側に、文字が表示されるタイミングを自動でさせました。
それ以前に、変換された文字には明らかに間違いがありますので、それを訂正しておく必要があります。
かかった手間は、文字の修正だけで、タイミングの修正はせずに済みました。
文字が入ったTTMLファイルを読み込ませたときは、あとは文字の修正とタイミングの修正に時間がかかりました。ということから、テキストを読み込ませるほうが、作業時間を減らせることがわかりました。
そのようにしてYouTubeにアップロードを終えた動画を本ページにも埋め込んでおきましょう。
なお、動画の中でシャッター開角度について話す部分に私の勘違いがあります。
それについては、下に示した私の投稿を参考になさってください。