今朝、いつものように庭に出て写真を撮りました。
昔から庭にある木に花が咲き始めました。私は長いこと、その花は椿だと思っていました。
どれくらい前か、それが椿ではなく、山茶花であることを知りました。
ネットで見たか、誰かに聴くかして、椿と山茶花の見分け方を知りました。一番わかりやすい違いは、花の散り方です。
椿は、花の形を保ったまま地面に落ちます。それが山茶花は、花びらが一枚いちまい地面に落ちるのです。庭にある木についた花は、花びらを散らし、山茶花であることが確認できたというわけです。
その山茶花が咲いていたので写真に撮りました。
私が使うカメラは、ソニーのミラーレス一眼カメラα7 IIです。レンズは24ミリから240ミリの10倍ズームレンズがいつもついています。
ズームで最望遠の240ミリにすると、昨日からの雨が花びらについているのがわかりました。
そこで、より大きく撮ろうと考え、本来は35ミリフルサイズの画角からAPS-Cを適用させました。こうすることで、焦点距離が1.5倍長い360ミリ相当のレンズで撮るのと同じような効果が得られます。
撮影済みの写真の一部をトリミングするのを、撮影のときにやるようなものです。
スチルだけでなく動画も撮影しました。
α7 IIを使った動画の撮影ですが、本コーナーで書いたように、今は、ピクチャープロファイル(PP)をオフにして、動く静止画を撮るようなつもりで動画を撮影するのを好んでいます。
フレームレートは24(23.976)fpsを選びました。
Logガンマで撮影しようとしますと、α7 IIのS-Log2ガンマでは、ISO感度がISO1600始まりとなり、シャッター速度も、24fpsの場合は、約2倍の1/50秒にしなければならないなど、手間がかかります。
もっとも、フィルムレートとシャッター速度の関係は、動画を撮る場合は、どのガンマカーブを選んでも同じですけれど。
その点、スチルを撮ったあとにそのまま動画を撮るのであれば、スチルのときに合わせたISO感度とシャッター速度、F値がそのまま使えます。
私がスチル撮影の延長のようにして動画を撮影するときは、シャッター速度のことは無視しています。
なお、私はスチルを撮るときはマニュアル露出で、ISO感度、シャッター速度、F値の組み合わせることで、適正な露出を得ています。
そんな風にして撮影した動画を見ると、手持ちで、なおかつ最望遠の240ミリをAPS-C相当の360ミリで撮影したため、どうしても手ブレが目立ちます。
そこで、三脚に据えて撮ってみました。そのようにして撮った動画下に埋め込んだものです。
画面が安定したのはいいのですが、これでは、動く静止画というより、動いていないただの静止画のように見えなくもないですね。
ともあれ、Logガンマではなく、スチルを撮るように動画を撮ることは気に入っています。何よりも、撮影するときに、適正な露出にできることです。
ミラーレスは、電子ビューファインダー(EVF)で、露出の結果を撮影前に自分の眼で確認できます。
同じEVFを使いながら、Logガンマの撮影の時は、コントラストと彩度などが極端に低い像がファインダーに結ばれるため、それを見ながら自分が望むような露出にすることができません。
今のミラーレスであれば、ルックアップテーブル(LUT)を適用して、露出を確認しながらLog動画の撮影もできるようですが。
ともあれ、PPをオフにしてスチルのように撮った動画は、あとで露出や色の補正がほとんどいらず、そのまま使えることが多いです。明度の調整が必要な場合も、簡単に行えます。
このように撮影すれば、ミラーレスを使った動画の撮影が気軽にできることを、撮影のたびに感じています。