先月末、所有するコンパクトディスク(CD)が再び聴いて楽しめるようになりました。
今年の8月、それまで使っていたCDプレーヤーがある日突然、ディスクを認識しなくなり、使えなくなりました。
私が使っていたのは、パイオニアのDVL-919というモデルで、レーザーディスク(LD)も再生できるコンパチブルブレーヤーです。
本プレーヤーが発売された当時、まだDVDはなかったと思いますが、あとで登場したDVDの再生もできます。
私は昔から音楽を聴くのが好きですが、音質には特別こだわりがないため、コンパチブルブレーヤーでCDを再生させても、特別不満に感じることはありませんでした。
そのプレーヤーが突然使えなくなり、困りました。
その後、一度はカバーを開けて、中の様子を確認しました。しかし、ピックアップレンズを清掃したぐらいでは治りそうにもないことがわかり、結局、同型機を中古品で手に入れ、再び、CDの再生ができるようになりました。
このようにして、またCDが楽しめることになり、昨夕は米国のフォーク・デュオ、サイモン&ガーファンクル(S&G)の楽曲を楽しもうと思いました。
S&Gは有名なデュオですから、彼らのオリジナルアルバムは結構出ていそうに思われるかもしれません。しかし、案外多くありません。
スタジオ録音されたアルバムは次の5枚のみです。
- Wednesday Morning, 3 A.M. (1964)
- Sounds of Silence (1966)
- Parsley, Sage, Rosemary and Thyme (1966)
- Bookends (1968)
- Bridge over Troubled Water (1970)
この5枚のアルバムがセットになった"SIMON AND GARFUNKEL COLLECTED WORKS"
という3枚組のCDを持っています。
発売順に2枚のアルバムをそれぞれ1枚のCDにし、最後のアルバムだけは1枚のCDに収録されています。
その1枚のCDを中古で手に入れたコンパチブルブレーヤーのDVL-909のターンテーブルに載せ、しばし楽しもうと思ったのですが、楽しめませんでした。
また、プレーヤーが故障してしまった、わけではありません。想像以上に再生される音がやかましく感じられたからです。
私は大きな音で聴こうと思い、ある程度ボリュームを上げました。すると、スピーカーから聴こえてくる中高音がぎゃんぎゃんとやかましく聴こえ、とても大音量で聴くことができなかったのです。
そのため、S&GのCDを聴くのを断念し、アストル・ピアソラ(1921~1992)の“The Rough Dancer And The Cyclical Night”というアルバムをターンテーブルに載せました。
こちらは、音がやかましく聴こえることもなく、大きな音で愉しむことができました。
サイモン&ガーファンクルのアルバムが作られたのは1960年代です。当時のレコーディング環境は今に比べて良くなかったといえましょうか。
そのあたりのことはよくわかりませんが、私の環境では、大きな音では楽しめませんでした。
CDプレーヤーは、どんなものでも再生される音楽の質には差が出にくいというような話を聞きます。
今発売されている単体のCDプレーヤーに換えたら音質が変わるのかと思わないでもありませんが、コンパチブルブレーヤーを手に入れたばかりですから、しばらく様子を見ることにしましょうか。