テレビ番組の録画環境を変更しました。
私の環境が変わったことを知っても、私以外の人には何の意味もありません。ですので、これから書くことは、この中に登場する機器に関心がない人が読まれることはお勧めしません。
私は昔から、テレビ番組を録画して見る習慣を続けています。オンタイム(※番組が放送されている時間ぐらいの意味で使っています)で見るのは気象情報やスポーツ番組、将棋のNHK杯(NHK杯テレビ将棋トーナメント)ぐらいで、ほかは、基本的に録画したのち見るスタイルです。
この習慣ができたのは、民生用のビデオデッキが発売になったすぐあとぐらいです。
私は昔から新しもの好きで、特に映像関係には強い興味があったため、民生用のビデオデッキが発売になるのを心待ちにしていました。
当時は、日本ビクターが開発したVHS方式と、ソニーが開発したベータマックス方式の2方式がしのぎを削っていました。私は迷った末に、VHSを選びました。
結果的には、1983年頃(だったか?)、ビクターから発売された民生用ビデオデッキの2号機を手に入れました。初めてテレビ番組を録画した時のことは今でもよく憶えています。オンエアの番組と見紛う綺麗な映像がビデオテープに録画されたからです。
以来、気になる番組があればビデオテープに録画し、見る習慣が定着しました。
PCは1999年5月に使い始めましたが、2003年10月頃、PCのハードディスクドライブ(HDD)にテレビ番組を録画することを始め、保存する番組は、DVD-Rに残す方式に変更しました。
DVD-Rに残す番組には、ディスク表面のレーベルを作って印刷することもしています。それらのレーベルは、本サイト内の「DVDレーベル」で紹介しています。
このスタイルを変更したのは、2010年8月です。地上デジタルテレビ放送への完全移行が1年後に迫ったこの年、専用のテレビに買い替えたことがスタイルの変更につながりました。
日本では、著作権保護が他国に比べて極端に厳しくなり、光ディスクに番組を保存するのが難しくなりました。環境が変わったため、それまでのスタイルの変更を求められました。
私はブルーレイディスク(BD)に番組を直接録画することを考え、BDレコーダーが内蔵されたテレビを選びました。
私はシャープ製のテレビを選びましたが、この10年、何とか使ってきましたが、ここへ来て録画に失敗することが増えるようになりました。
シャープのBDレコーダー搭載機は、レコーダーがテレビの背面についており、ディスクは水平に射し込む造りになっています。
そのせいなのかどうか、レコーダーの動きがデリケートで、同じシャープ製のレコーダー搭載機を使うユーザーも、同じような悩みに悩まされる人が少なくないことを、使い出してから知りました。
BDディスクを差し込むと、自動で内部に装着されますが、それも含めて、準備が整うまで時間がかかります。また、装着がうまくいかないと、「ディスクを読み込みに失敗しました」のメッセージが表示され、ディスクが再び外へ出てきてしまいます。
1年ぐらい前から、トラブルが増え、今年になってからはその頻度が高まりました。
夜間に放送される番組を録画しようとセットしてあったのが、BDを読み込まず、録画できずに、BDがレコーダーから出ていることに翌日気がつき、がっかりすることが目立って増えました。
そして先週、何度トライしてもディスクを受け付けないようになり、これ以上使うことを諦めました。
私はこの10年、何度も録画と消去を繰り返せるBD-REディスクに、8倍速で気になる番組を録画してきました。録画済みのディスクが170枚強になりました。
修理に出すことも考えましたが、その間はテレビを見られなくなります。私は本サイトで「天気」のコーナーを持っており、その更新のために、毎日午後7時前の気象情報をチェックする必要があります。そんな事情があるため、修理に出すことは諦め、新しいテレビに買い替える選択を選びました。
検討を始めると、BDレコーダーを内蔵するタイプは少数派で、多くは、HDDやBDのレコーダーを単体で購入し、テレビに接続して使う用途が多いのを知りました。
それであれば、テレビは普通に見られますので、レコーダーだけを追加すれば済みます。値段も、安い機器を選べば、内蔵型テレビよりも安く抑えられます。
BDに録り貯めた番組を再生する必要から、HDDを内蔵するBDレコーダーを購入することに決め、この日曜日に届きました。私が選んだのはパナソニック製のレコーダーです。
私はパナソニック製のビデオデッキを長いこと使い続けましたので、同社の録画機には昔から馴染があります。
接続や使い方は難しくなく、届いたその日から使い始めました。簡単な設定を澄ませれば、付属のリモコンでテレビのスイッチも入れられます。
私が使い出したレコーダーには、1TBの容量のHDDが搭載されています。この環境に変わるまで、BDへ直接録画しましたので、久しぶりのHDDへの録画になります。
私は画質には拘りませんので、通常は5倍速で録画するつもりです。HDDに録画するため、BDのときのように、残量を気にすることがなくなります。
HDDに録画した番組を、そののち、BDへ移し替えることができますが、今後、それがどの程度必要かは、しばらく使うことで見えてくるでしょう。
外付けのHDDもつなげられるため、内蔵のHDDの容量が足りなくなったら、4TBなどの外付けHDDをつなげばよく、録画スペースの不足はほぼなさそうです。
HDDへの録画であれば、録画済みの番組はテレビの画面でチェックでき、すぐに再生することもできます。HDDへの録画は悪くない選択です。
以上本日は、変更になった私のテレビ番組録画環境について書きました。