本コーナーに投稿するもののほとんどは、世間一般からはズレた視点によって書いたもの、と私自身は認識しています。
私の政治信条をいえば、2000年のはじめ頃までは、自民党寄りで、今になると恥ずかしい話ですが、イラク戦争のときも、米国のジョージ・W・ブッシュ大統領を支持する書き方をしました。
これには私なりのいい訳があり、米国のやり方が正しくないとしても、イラクを独裁支配するサッダーム・フセインにより、イラクの民衆が疲弊しているように感じました。
それだから、多少荒っぽいかもしれませんが、フセイン体制を突き崩してくれることを期待し、米国のイラク戦突入に賛成の意を持ったのでした。
こんな政治信条、というほど堅苦しい考えではなく、何となくそんな考えを持ち、本コーナーの更新をしていました。
そんな私の投稿を見つけた人からでしょう。あるときは、私を「社会悪」と非難するメールを受け取ったこともあります。
これも恥ずかしい話ですが、第一次の安倍政権は支持していました。そのため、安倍晋三首相の揚げ足取りをするようにしか感じられなかった、当時の反安倍メディアを不快に感じ、それについてもたびたび書きました。
その後、私の政治スタンスは大きく変わり、与野党が逆転する前には、反自民・公明の側に立つようになりました。以来、今までその側から日本の政治を見てきました。
本サイトの更新にWordPressを利用するようになった2016年2月以降、ネット上の「★阿修羅♪掲示板」を日々観察する習慣がつきました。反与党のほか、世の中を異なった視点から切り取ったトピックが載ることが多い掲示板であるからです。
ほどなくして、その掲示板に上がっているトピックのうち、私個人の目を引いたトピックを紹介する「★阿修羅♪ピックアップ」というコーナーを本サイト内に設けました。
新型コロナウイルス(COVID-19)騒動が起きてからは、これに関する、通常とは異なる視点のトピックを矢継ぎ早にピックアップしました。
その結果、この1年ほどの間に、コーナーへの投稿が1500を超えました。
そのコーナーを閉じました。
基となる「★阿修羅♪掲示板」に集う人々の考え方と私のそれとの間にずれを感じるようになったからです。
その掲示板は、議論の素にされる記事の下に、それを読んだ人の考えが書き込める体裁になっています。
基本的には反安倍の掲示板であるため、それぞれのトピックの書き込みは安倍首相を非難するもので溢れています。それはそれでよいのですが、このところの大きな話題は、COVID-19と山本太郎氏(45)のれいわ新撰組内のごたごたです。
山本氏の話を先に取り上げます。
先週の日曜日、東京都知事選の投開票があり、小池百合子氏(68)が他の候補に圧倒的な差をつけて再選を果てしています。
この選挙のことを書いておけば、反小池に回った野党勢が独り負けをしたようなものです。現役の知事に本気で勝とうとするなら、対抗馬を一人に絞らなければなりません。
それなのに、宇都宮健児氏(73)が前回に続いて3度目の出馬を表明し、それを野党が支援することになりました。宇都宮氏の政策を詳しく知りませんが、COVID-19騒動においては、影響を受けた中小業者の支援を訴えています。
COVID-19についてはこのあとに書きますが、私の立場は、COVID-19騒動の否定です。ですので、COVID-19があることを前提に訴えをされても、私には響きません。
知事選立候補者の締め切りが近づいた時期、山本太郎氏が出馬を表明しました。それ以前に、熊本県の副知事を務めた経歴を持つ小野泰輔氏(46)が立候補しており、小野氏を日本維新の会が支援をするとされました。
そこへ山本氏が加わり、この時点で小池氏の再選が決まってしまったといえましょう。
選挙戦前から、小野氏が断然有利と目されていました。それであればなおのこと、対抗馬は一つにまとまらなければ勝ち目はありませんでした。
開票が終わってから、宇都宮氏、山本氏、小野氏の票を足しても小池氏の得票に及ばないことがわかります。それでも、小池氏に対する候補が3人にばらけてしまったのでは、はじめから戦いを放棄したのと一緒です。
少なくとも、宇都宮氏と山本氏は、どちらかが引くことを前提に、ぎりぎりまで協議すべきでした。
日本の選挙制度について個人的に考えてみました。今後も小選挙区制を採り続けるのであれば、現職と相対する候補には、予備選挙を導入すべきであるように考えます。
今米国で行われている大統領選挙の仕組みと同じように、対立候補に予備選挙を課し、それに勝利した一人だけが現職に挑戦できるようにするのです。こうすることで初めて、選挙前までの現職の仕事ぶりを有権者が判断できる選挙になります。
それを都知事選で実現できていたなら、小池都政4年の採点が明確になり、どちらが勝つにしても、都民はスッキリできたでしょう。
同じようなスッキリ感が、全国の地方自治体の選挙にも必要です。
今後、衆議院が急に解散され、国政選挙となった場合、小さな野党がそれぞれの候補を立候補させるような下手な手を打てば、でたらめな安倍政権の存続を許す結果となることが目に見えています。
山本太郎氏について、私はそれほど高く評価していません。役者から政治家に転身していますが、役者の下地が今も残るようで、人気取りに走っているように私の目には映ります。
そんな山本氏を熱烈に応援する人々がいることは、★阿修羅♪掲示板に目を通すとわかります。応援が過ぎ、ひとつの”信仰”を感じさせる人も見受けられます。
山本氏のれいわ伊新選組の”参謀”のひとりなのでしょう、大西つねき氏が、ご自身のYouTubeチャンネルで、高齢者の生命をないがしろにするような発言をしたとされ、★阿修羅♪掲示板でも、山本信者とそれ以外の人との間で、ごたごたしています。
私はどちらの立場でもなく、観察するだけですが、書き込みの内容がどちらも下劣に感じ、それが私の★阿修羅♪掲示板離れを引き起こしました。
そもそも論として、ネットが始まった頃にできた大規模掲示板「2ちゃんねる」に代表される書き込みは、「便所の落書き」といわれるように、低俗であることが少なくありません。
私個人は、昔からこの種の掲示板に書き込むことは一切ありません。
本サイトの投稿も、私の本名を明かさずに匿名で行っていますので、「匿名の投稿は卑怯だ」といわれれば返す言葉もありません。
しかし、私が自分のサイトで使う「インディの鞭」は、1983年から、NHK-FMが午後6時台に放送していたリクエスト番組「サンセットパーク」(1998年4月に番組名が「サンセ_」に変わっています。それ以前は、「夕べの広場」や「夕べのひととき」でした)宛にリクエストするときに使用し、それを本サイトの管理にも使っていることになります。
ということで、私の第2の氏名のようなもの、と私は勝手に考えています。
それは別にしまして、Yahoo!ニュースの書き込みにしましても、時に言葉が粗くなったり、粗雑になったりしたものが見受けられます。
★阿修羅♪掲示板でもそれが顕著となり、罵りあいに発展することも少なくありません。それを見るにつけ、目を通すのが嫌になり、気持ちが遠ざかっていきました。
もう一つの原因が、COVID-19騒動の捉え方です。
★阿修羅♪掲示板は、安倍一強が長く続いた時代も反安倍で貫かれたほど、世の中の主流とは異なった視点を持ちます。そこを私は評価していたのですが、COVID-19騒動では、意外なほどに、主流の考え方を参加者の多くが持っています。
おそらくは、日本共産党の支援者や心情的な支援者らが掲示板の参加者に多く含まれるのでしょう。共産党や立憲民主党、国民民主党など野党は、安倍政権のCOVID-19対策の不手際を攻撃するため、COVID-19の被害が広がっていることが前提でなければならないのでしょう。
それらの野党支持者は、それぞれの党の方針に基づいてCOVID-19騒動を捉え、その結果として、騒動に素朴な疑問を持たないようになっているのかもしれません。
私は反安倍晋三であることは間違いありませんが、それだからといって、野党を全面的に支持しているわけでもありません。
そんな私の目から見ますと、COVID-19騒動に疑いを持てずにいる野党には期待することができません。
COVID-19騒動は、陰謀論と採られるような考えを持ち出さなくても、多くの不思議なことには気がつけるはずです。
私も陰謀論としてではなく、科学者で、徳島大学名誉教授をされている大橋眞氏が、ご自身のYouTubeチャンネルでCOVID-19騒動の疑問点を話されている動画を見せてもらい、自分なりに理解することをしています。
野党やそれらを支持するのであろう人の多くが数を増やせと要求するポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査がどのようなもので、その検査によって、何がわかり、何がわからないか、理解する人は多くない(?)のかもしれません。
今、東京を中心に陽性者が急増していると報じられるPCR検査ですが、その判断に使われている中国論文にある遺伝子配列ですが、それが何の遺伝子配列なのか未だに不明である、というようなことを大橋氏は述べています。
また、その判断のため、百万倍から1憶倍、あるいはそれ以上に増幅しているのだそうです。
このことは、大橋氏が一つの例として、次の動画で述べていることです。検査に使うサンプルに、たとえば1ミリメートル角の黒いドットがあったとして、それをA4版の白い紙に印刷しても、たいていの人は、黒い点のようなドットに気がつくことはないだろう、とお話しされています。
ところが、今のPCR検査と同じように、たとえば1ミリ角を100万倍しますと、何メートル角になるでしょうか。
まず、100万ミリをセンチメートルに直しますと、10万センチになりますね。それを100で割りますと、1000メートルですから、1キロメートル角になる計算です。
こう考えてみますと、今のPCR検査では、滅茶苦茶な増幅していることがわかります。
1ミリ角の黒いドットが紙に印刷されても誰も気がつく人がいないのに、それが1キロ角にまで拡大されれば、100万キロ離れなければ、1ミリ角ドットと同じように見えない計算になりましょうか。
ちなみに、地球から月までの距離は約38万キロだそうです。
このことから何をいいたいかといいますと、気にすることがまったく必要のないドットを見つけ出すようなことを、今のPCR検査は実に馬鹿げたことをしているということです。
しかも、中国論文にある遺伝子配列のサンプルが、実は何のウイルスのものか不確かだとすれば、一体、今の騒動は何なのかということになります。
それなのに、マスメディアや野党、それらの党の支持者や、党に近い考えを持つ人が、非現実的なPCR検査を”錦の御旗”のようなものに仕立て、国民全員にまで検査を広げろといった圧力を勢いでしています。
その考えが★阿修羅♪掲示板のトピックや書き込みの大半を占め、別の見方をする私は、ただただうんざりし、「★阿修羅♪掲ピックアップ」のコーナーを閉じる判断に出たというわけです。
COVID-19騒動が、実は騒ぐ必要のない似非パンデミックであったことに多くの人が気がつくまで、「★阿修羅♪掲示板」にも近づかないか、近づいても、ピックアップして、本サイトで紹介することはやめることにします。
罪作りなCOVID-19騒動です。