記者と弁護人の話 清張『疑惑』

Amazonの電子書籍版で、松本清張の中編作品『疑惑』を読みました。久しぶりの清張作品になります。

本作は1982年、月刊の娯楽小説誌『オール讀物』2月号に掲載されています。その時の題は『昇る足音』です。この題は、ある場面を象徴しますが、本作の題にはあまり相応しくないように思わないでもありません。

私が付けるとすれば、『スパナと右足の靴』にしますかね。本作を読んだことがある人は、私が提案する題にも満足しないでしょうけれど。

11月5日まで、Amazonは電子書籍の「Kindle本ストア8周年記念」として、対象の電子書籍に50%のポイントを付与するキャンペーンをしています。私はそれに気がつく前に、清張の書籍に50%のポイントのつくものがあることに気がつき、本書を購入しています。

ほかに、同じ理由で、村上春樹の次の2冊も同時に購入しました。