ショートショートの不思議な味わい 阿刀田高

Amazonの電子書籍版で、ショートショート集を読みました。ショートショートの定義を私は知りませんが、短編小説より短い小説というのは確かです。

これについて書かれたネットの事典ウィキペディアにある記述で確認しますと、作品の長さは、400字詰め原稿用紙にして20枚以下、短いものであれば5枚から7枚とするコンテストの規定があるそうです。

この分野の日本の先駆けは星新一のようです。星の亡きあと、この分野で日本の第一人者となった阿刀田高の作品集『箱の中』を読みました。この作品集は数カ月前、村上春樹の作品と一緒に購入し、今まで読まずにあったものです。

江戸川乱歩と村上の作品を交互に読むようなことをし、いずれも読み終わり、ようやく読む順番が回ってきたといったところです。

『箱の中』は1994年に出版されています。今から26年前です。その頃のことを思い出しますと、個人的な話では、母が亡くなって2年後です。社会的なことでは、オウム真理教による松本サリン事件が6月27日に発生しています。