マスク氏はリトマス試験紙

もう、溜息しか出ません。

朝日新聞のテレビ欄には、その日に放送されるテレビ番組からひとつの番組だけを取り上げて紹介する「試写室」があります。

私はテレビ番組は、旧い主に米国映画や英米の昔のドラマ、ほかには、NHK Eテレで毎週日曜日の午前10時30分から放送される「NHK杯テレビ将棋トーナメント」、地方大会も含めた高校野球中継、マラソンと駅伝の中継、ほかは、そのときどきで気になった番組を見る程度です。

それでも、毎日のテレビ欄は一応目を通し、「試写室」にも目を通しておく習慣です。

そんな風に「試写室」は私にとっても馴染のあるコーナーですが、ほとんどは、それに目を通したあと溜息をつきます。ほとんどが批判精神を欠き、番組の宣伝役になっているからです。

本コーナーを書くのも朝日新聞の記者であろうと想像します。記者であれば、それぞれに気概のようなものを、それぞれに差はあるでしょうが、持つのではありませんか?

しかし、「試写室」に書かれていることからはそれが感じられません。提灯持ちのようなことばかりが書かれているからです。

それぞれの番組を制作するテレビ局や制作者、民放であれば、その番組のスポンサーから睨まれようと、放送前に視聴して記者が番組から受けた印象を率直に書くべきです。

誰に気兼ねする必要もありません。どこからか文句が飛んで来ても、「私は『試写室』に書いたように感じたから、そのまま書いたまでだ」と突っぱねればいいです。

昨日(5日)の「試写室」は、ただ番組を褒めあげるだけのいつもと違いました。ただ、その番組の作り方に注文を付けるわけではなく、そこで取り上げられた人の言動を批判的に書いていました。

昨日の「試写室」が取り上げたのは「BS世界のドキュメンタリー『イーロン・マスク ツイッター買収の波紋 後篇 』」です。NHKが製作した番組ではなく、米国の番組制作会社が製作した番組です。

イーロン・マスク氏(1971~)がツイッターを買収し、CEOに就任しました。今、マスク氏はその座を、そのあとに選んだ女性のCEOに譲り、サービス名もツイッターからXへ変更しています。

本番組を取り上げた昨日の「試写室」の締めには次のように書いています。

マスク氏のいう表現の自由とは、自身が言いたいことを言う自由なのか。マスク氏自身が陰謀論を持ち出し、「X」を、自身の発言力を高めるためのメガホンのように使う様をまざまざと映し出す。

朝日新聞で働く人間は、マスク氏の言動をこのように理解しているのですね。

「自分がいいたいことを自由にいえるのが表現の自由」を昨日の「試写室」を書いた人は否定的に捉えていますが、それが表現の自由ではありませんか?

これが、Xと並んで世界的なプラットフォームであるGoogleでは損なわれていることを朝日の記者でもご存知ですね?

Googleが提供するネットの動画共有サイトYouTubeは、記者が「陰謀論」と決めつけている事柄を動画で述べたり示したりする「自由」がことごとく排除されています。

自分たちに従わない人を陰謀論者扱いし、同じようなことをいうマスク氏を同様に扱っていますが、ここで一度、陰謀論者と決めつけている人と、陰謀論者に決めつけられている人が同席し、それぞれの意見を述べ合ってみたらどうでしょう。

YouTubeで真っ先に排除されるのは、新型コロナウイルスの蔓延を防ぐためだといって始まったワクチン(似非ワクチン)に、少しでも懐疑を匂わせる動画です。

それに関する動画をYouTubeで配信していた人は、多くが、YouTubeのアカウントを凍結されたり、配信した動画が削除されたりすることが起きています。

それらの人たちは、それでも、騒動に対する懐疑を表明するため、Xに活動の場を移したりしています。ということは、マスク氏が買収したXは、新コロ騒動や似非ワクチンに対して個人が持つ懐疑を披露する自由を認めてくれているということです。

YouTubeを運営するGoogleとマスク氏が買収したXのどちらが、表現に対する自由を持つのか明白ではありませんか。

朝日の「試写室」に書かれていることは、真実とは逆のことです。

西側の主要国やマスメディアが不安を煽った新型コロナウイルスは、未だに存在が証明されていません。それもそのはずで、そもそも、人から人へ伝播するウイルスは存在しないという考えがあり、おそらくはそれが正しいのでしょう。

ありもしないウイルスのために作られたとされる似非ワクチンが、緊急使用許可が下りたとされて、全世界の人々への接種に使われました。

その結果、世界的に超過死亡率が急上昇しています。日本でも、数十万人、あるいはそれ以上の人が、似非ワクチンによって命を落としています。

こんなことを書くと、陰謀論者扱いされそうですが、これは事実です。でなかったら、世界的に起きている超過死亡の原因が何なのか、専門家は説明する必要があります。

マスメディアはそれを促す立場にあるはずですが、国民を「殺す」側に属すため、超過死亡の増大が国民に知られないようにしています。

おかしいことに「おかしい」とマスク氏はいっているだけなのです。米国の次期大統領を目指すドナルド・トランプ氏(1946~)も、「陰謀」に満ち満ちた世の中を綺麗に洗い流すために奮闘しているのです。

それなのに、マスメディアは、寄ってたかって、トランプ氏やマスク氏を蹴落とそうとしています。

冗談じゃありませんよ。世直しをしようとしている人の邪魔をするなといいたいです。

日本では未だに似非ワクチンの有効性を謳っていますが、世界的に見ると、似非ワクチンは見放されています。

マスメディアが陰謀論扱いしてきた似非ワクチンの危険性に世界的には気がついてきたということです。

似非ワクチンを地球上の人間すべてに接種させようと企んだことが陰謀なのであり、陰謀を企てた側にいる人に陰謀論者扱いされた人は、その陰謀を見抜いて、己の信念に従って暴いた人ということです。

マスク氏もそのひとりでしょう。

それがわかった上で、マスク氏を取り上げた番組について書いた昨日の「試写室」の結びの部分を読むと、溜息しか出ません。

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