株式市場で波乱を起こすもの

私は昨日、数年ぶりであることをしました。株式市場で、ある金融商品を売買することです。

きっかけは、今週の水曜日(7日)のザラ場中、メガバンクの三菱UFE銀行の株価の動きを示すチャートを見ていたことです。

私は2004年の大型連休明けに、見よう見真似で株式投資の真似ごとを始めました。その頃になると、一般の個人が、インターネット経由で気軽に株式投資ができる環境が整ったからです。

怖いもの知らずで、一日の取引時間中に買っては売るデイトレードの真似ごとをし、得したり、損したりすることを繰り返しました。

Trader BNF japanese broadcast ( 資産210億円突破)

その後、いわゆる「ライブドアショック」2006)を経験し、リーマンショック2008)が起きた頃は、株式投資からは距離を置いていました。

その後は、個別銘柄を売買することを諦め、投資信託(投信)に資金を運用してもらうことをした時期もあります。

昨年末、投信であっては、投資したくない会社に結果的に資金の多くが回ることに嫌悪感を持ち、投信を解約しました。

世界中の投資資金を運用する、たとえばブラックロックなどのファンドは、そこで得た利益を世界を悪い方向へ動かす勢力に回しています。

その資金は、新コロ騒動を操る資金にもなったでしょう。そうしたことを考えると、投信を続ける気が失せたのです。

そんなわけで、昨年末からは、再び、個別銘柄に投資することを再開しています。

私の投資スタンスを簡単に書いたうえで、今週水曜日の話に入ります。

ここへ来て、日本株は、世界の投資市場で断トツに上値を追う展開となっています。その理由がいろいろに分析されています。

日本株の指標である日経平均株価は、1989年12月29日の大納会での終値が38,957円44銭に達し、これを超えたことは未だにありません。

それが今は、それに迫る32,000円越えの日が現れるまでになりました。専門家の間でも、強気の見方が聞かれるようになり、4万円に達するだろうという声もあります。超強気の人は、2050年までに30万円になるだろう、と話しているのであろうYouTube動画があります。私は見ていないので、内容はわかりませんけれど。

そんな折りの今週水曜日(7日)は、相変わらず強い値動きで、取引が始まって間もない頃には201円高になる場面もありました。そのあとに値下がりに転じていますが、あとでチャートを確認すると、午後2時前、正確には午後1時45分頃(?)に、株価が垂直に落下する「異変」がありました。

私は三菱UFJ銀行のチャートを見ていたので、この銘柄だけに起きた固有の異変なのかと思いました。確認すると、ほかの銘柄も同じ時間に同じように急落し、回復する動きだったことがわかりました。

三菱UFJの株価チャート(2023.6.7)

この日の日経平均株価は、32,000円を割る593円安で取引を終了しています。

7日の午後1時45分頃に起きた「異変」の理由はわからずにいました。昨日の日経新聞「スクランブル」のコーナーに、その異変の原因であろうことが書かれていて、私は注目しました。

その記事の見出しは「オプション主導 株『空中戦』」です。

私が株式投資の真似ごとを始めたのが2004年と書きましたが、無駄に年数を重ねただけで、基本的なことはまったく知らないといっていいでしょう。

それだから、日経の記事に書かれていることを読んでも、よく理解できませんでした。

SQやメジャーSQは聞いたことがありますが、それがいつで、どんなことなのかは、これまで知ろうともしてきませんでした。こんなことではいけない、と昨日、日経の記事を読んだあと、ネットでSQやメジャーSQに絡むオプション取引先物取引について調べました。

日本では、「日経225オプション取引」「日経225先物取引」が代表的なデリバティブ(金融派生商品)になるそうです。いずれも、日本の株式市場の中心である東京証券取引所ではなく、大阪取引所が扱う商品だそうです。

オプション取引と先物取引については、私は一度も取引したことがなく、知識を持ち合わせていませんので、リンク先の説明を読んで理解してください。

これらは、個人が取引する現物の株式と異なる点があります。それは、決済をする日が定められていることです。この決済に用いられる指数が「特別清算指数」になり、”Special Quotation”の頭文字2字でSQになるようです。

先物の場合は毎月の第2金曜日に決済され、SQは毎月一回あることになります。

一方、オプションは3月、6月、9月、12月と三カ月おきの第2金曜日に決済され、先物とオプションの決済が重なる4回の決済日をメジャーSQというのだそうです。

今月は6月ですのでメジャーSQがある月です。その第2金曜日は、これを更新している本日になります。この決済の日を前に、いつも水曜日頃に市場が荒れることが起こるということから「魔の水曜日」ともいわれるそうです。

私が感じた今週水曜日午後2時頃の異変も、このメジャーSQ絡みであったのだろう、と私なりに理解しています。

わからないなりにオプション取引についても簡単に触れておきましょう。

これについて書かれたネットの事典ウィキペディアには、ゴールドの売り買いを例に解説されています。それを自分なりに少し変更して考えて見ます。

1トロイオンス(OZ)のゴールドを購入する場合の取引です。Aと客はそのゴールドを、一年後に10万円で購入したいと考えます。そこで、Bという貴金属店を訪れ、購入契約を結びます。その際、客のAは契約のための手数料を店に支払います。

ゴールドの値動きは日々変わるため、一年後にどうなるのかはわかりません。もしも、一年後にゴールドの市場価格が15万円になっていれば、客のAは5万円安く購入できることになります。

一年前に10万円で売却する契約を結んだ貴金属店は、15万円でゴールドを仕入れて客のAに売却しますので、5万円の損失になります。損失を被ることになる売却する側が、これを拒否できるのかどうかは、ウィキペディアの記述だけではわかりません。

それとは逆に、一年後にゴールの値が下がり、10万円以下になることもあります。その場合は、市場価格より高い値段で買う必要がなくなるため、客のAは購入する権利を放棄します。その場合、契約のときに支払ったた手数料分は戻って来ず、それがAの損失になります。

これを日経平均株価に当てはめたのが日経225オプション取引になるのでしょう。

日経の記事によりますと、三十数年ぶりに3万円の大台を超えてきたことで、32,000円を挟んだ「攻防」が激しくなっているということです。

要するに、32,000円以上になると得する人たちと、以下になった方が得する人たちがいて、先物の売買を駆使した「空中戦」が展開された、ということらしいです。

オプション取引で、買う権利のことは「コール」といい、売る権利は「プット」というそうです。業界の人の話が記事で紹介されており、次のように述べたと伝えられています。

これほどのコール・オプション人気は、過去10年でもほとんどなかった。

このように、メジャーSQのときには、相対する思惑が交錯することが起こりますが、それが済むと、一旦解消されるため、「戦い」は意味を失います。

それにより、メジャーSQを境に、相場環境が逆方向へ動くことが起こりやすくなるそうです。日経の記事には、2022年1月から今年6月までの日経平均株価のチャートが添えられていますが、それまで上昇していた株価が、SQ後には下落し、それ以前に下落していた場合は上昇したのがチャートに残っています。

【株初心者】なぜSQ後に相場は変わるのか?そもそもSQってなに?ズボラ株投資

この記事を読み、メジャーSQの意味とその影響を浅いなりに理解したことで、日経平均株価が下落基調となるのでは、と本日冒頭に書いたある金融商品を数年ぶりに売買する気が起こりました。

私が選んだのは「(NEXT FUNDS) 日経ダブルインバース上場投信」です。これは、株式市場で、個別株と同じように売買することができる上場投資信託(ETF)です。

このETFの特徴は、日経平均株価が下落すると指数が上昇することです。つまり、下落すればするほど利益が出るETFということです。

同じような意味合いで、数年前に「VIX指数」に連動するETFを売買したことがあります。そのときは、下がるたびに買い増しをした結果、含み損(評価損益)が5万円以上になってしましました。

このVIX指数は、別名「恐怖指数」ともいい、株式相場に人々が「恐怖」することが起きると指数が跳ね上がるよう設計されています。多くの場合は、株が暴落した時に指数が上昇します。

私が買い増ししたVIX指数のETFの含み損が5万以上に膨らみましたが、そのあと、例の新コロ騒動が起き、世界の株式も債権もみな売られる状況が起きました。

このときにVIX指数が急に跳ね上がり、結果的には利益を得る形で手仕舞うことができました。

その頃、Yahoo!ファイナンスでこのETFの掲示板に眼を通しましたが、中のひとりは、書いてあったことが本当であれば、溜めこんだ含み損が大きな利益に替わり、会社勤めを辞めて生きていける、というようなことを書いていました。

大半の個別株は、最小単位が100株になっています。それが、日経ダブルインバースは、1株から売買することができるようになっています。私はそれを昨日、久しぶりに手掛けるということもあって、50株だけ購入してみました。

はじめに「特定預かり」で購入してしたあと、NISA預かりで購入すべきだったことに気がつき、特定預かりの50株を買値で売り、NISA預かりで50株を買い直しました。

買ったときの株価が247円でしたので、12,350円の投資になります。

この場合の50株は、レバレッジを50倍かけたのと同じです。レバレッジをかけなければ、1円刻みの値動きがそのままになり、1円上昇しても利益は1円にしかなりません。

50倍のレバレッジをかければ、1円動くごとに、50円幅で上がり下がりが生じます。

投資したあと、ネットでオプション取引や先物取引について書いたウィキペディアなどを読んでいました。途中で確認すると、日経平均株価が450円ぐらい下落しており、私の買値よりも最大で7、8円ぐらい上昇したのではないでしょうか。

その後、私が気がつかない間に日経平均株価は値を戻し、終値は前日より272円47銭安の31,641円47銭で取引を終えています。

私はその途中で売ろうと考え、結果的には252円で手放しましたので、5円分だけ利益を得たことになります。レバレッジが50倍ですので、250円です。

日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 売買履歴

仮に、1万株購入していれば、5円の上昇であっても5万円の利益になります。もっともその場合は、247円の株価で購入すのであれば、投資資金が247万円必要になります。

投資したあと5円値下がりすれば、レバレッジも1万倍になり、5万円の損失になる計算です。

本日がメジャーSQで、今後、日経平均株価が下落基調になるのであれば、私は再び日経ダブルインバースETFを購入し、しばらく様子を見ようかとも考えています。

ただ、今は日経平均株価が三十数年ぶりの上昇基調にありますので、メジャーSQのあとも下がらず、逆に上昇することがあるかもしれません。これまでの法則がそのまま通用する保証は何もありませんから。

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