新コロ騒動を「起こし」、存在しない新コロウイルスのために作られたことにされてワクチン(似非ワクチン)接種を推進する側にピタリとつくGoogle(アルファベット)が運営するネットの動画共有サイトYouTubeに心底呆れ、今はYouTubeの動画を見ることが大幅に減りました。
代わって、見ることが一気に増えたのは、Amazonが提供するPrime Videoです。
AmazonもGoogleと同じように例の騒動の推進側に属するハズです。しかし、Googleと違って、例の騒動を疑う人の声を封じるようなことはしていません。
もっとも、Amazonが、Googleのように、普通の個人が声を挙げるプラットフォームを運営していないだけなのかもしれませんが。
ともあれ、Prime Videoで、好きな動画を見つけ、見ることをしています。
今のところは、アガサ・クリスティ(1890~ 1976)の推理小説をドラマ化し、英国で過去に放送された「名探偵ポワロ」と「ミス・マープル」の動画を見ています。
一昨日から昨日にかけては、『ミス・マープル』の長編三作目となる『予告殺人』を見ました。英国の英国放送協会(BBC)でドラマ化されたときは、3話完結ものとして放送しています。
ミス・マープルことジェーン・マープル役は、初代のジョーン・ヒクソンです。
小さな村で発行されている新聞に、殺人を予告する広告が掲載されます。村にある一軒で、夜の7時に殺人事件を起こすという内容です。
その家に、村の住民の中で好奇心の旺盛な人が集まり、その中で、ひとりが命を落とすことが実際に起きます。
事件の捜査に当たるのはクラドックという中年の警部です。ポワロシリーズのジャップ警部は、事件の捜査といいながら、結果的には見当はずれのことをするだけの狂言回しですが、本作のクラドック警部は、なかなか魅力的に描かれています。
同じ作品を日本の能力に劣る脚本家が脚本を書いたら(正確には、原作があるのですから、脚色というべきです)、無駄にサービス精神が旺盛な滑稽な警部像を仕立ててしまうでしょう。
また、それを演じる俳優も、英国ドラマの警部のように、魅力的に演じられることはないでしょう。
クラドック警部を演じるのは、ジョン・キャッスルです。
村で食用の豚を育てている風変わりな夫人が登場します。それを演じる女優を見て、ポワロシリーズにも出演している女優であることに気がつきました。パオラ・ディオニソッティという女優です。
彼女がポワロのどの回に出演したか思い出しました。「ハロウィーン・パーティー」(1969)です。
そのときの彼女の役回りも風変わりです。彼女は毎年ハロウィンでは魔女に扮し、村の子供たちを怖がらせるのでした。
どちらも、彼女にお似合いの役といえましょう。
クリスティの作品では、登場人物の過去が事件に影響しています。今回も、それが事件につながります。ただ、それが、解決するときに一気に暴かれるため、注意して見ていないと、十分理解できないままドラマが終わってしまいかねません。
本ドラマを見終え、次作の『ポケットにライ麦を』を見始めました。本作は2話完結です。
Prime Videoのポワロシリーズは、6話以降が、Prime Video単体では見られなくなっています。ミス・マープルは全話をPrime Videoで見られるといいのですが、今のところは、どのような扱いになっているのか確認していません。
見られるところまで見て、楽しい時間を過ごすことにします。