今回は、前回に続き、私の身辺雑記ですから、これを読まれても、得られることはありません。
それを断ったうえで、前回の続きを書きます。
前回の更新で、私が使う自作PCのパーツ交換に取りかかり中であることを書きました。私は1999年5月にPCを使い始めました。その後、自作PCに興味を持ち、2003年6月からは、自分でパーツを組み合わせて組み上げた、いわゆる自作PCをメインPCとして使っています。
こんな風に書きますと、何か難しいことをしているように思われるかもしれません。私も始めるまでは、自分には無理のように考えました。しかし実際にやってみると、想像するよりも簡単にできました。
市販のPCも、年々進化しています。自作PCで使うパーツも同じように進化しています。そのため、自分が使っているパーツが年と共に相対的に性能が低下します。
普通に使う分には、性能が多少低下しているであろうことが想像できても、問題はありません。問題があるとすれば、それを使う人間です。
問題なく使える自作PCであっても、ある日突然、必要以上の性能を求め、パーツの交換を思い立ってしまいます。
ここ最近の私がそれです。
私はWindowsの基本ソフト(OS)を使っていますが、今月初めに、それまで私が使うPCを動かしていたWindows10から、最新のWindows11にアップグレードしました。
このことが、私の中で眠っていた自作熱に火をつけました。その顛末は、前回の更新で書いた通りです。
PCを動かすのに最低限必要なパーツは次のものです。
- マザーボード
- CPU
- メモリ
- OSがインストールされたストレージ(SSDやHDDなど)
- ビデオカード(必要な場合)
- PCケース(ケースがなくても動きますが、普通はケースにパーツを入れます)
- 電源ユニット
- ディスプレイ
- マウス
- キーボード
今朝、以前に使っていて、今は使っていない4GBのメモリ2枚を追加で刺してみました。私のマザーボードは4枚までメモリを挿して使えるようになっています。
8GBプラスし、メモリの合計を24GBにしようとしたのです。
すると、そのあとにPCが起動できなくなりました。正常であれば、ビープ音が「ピッ」と1回だけ鳴り、起動が始まります。それが、ビープ音が1回も鳴らず、起動が始まりません。
そのあと、追加した古いメモリ2枚を抜いて起動させましたが、起動せず、このときは少し焦りました。
結局、今使っているメモリ2枚を挿し直し、スイッチを入れたら、正常に起動しました。
メモリはトラブルの基、を再確認しました。
この中のマザーボードとCPUの交換を考え、実際に購入しました。それ以外は、今のパーツを使いまわすつもりです。
一番の要点は、OSのインストールが済み、私が使う環境が設定されたSSDを今のまま引き続き使うことです。通常は、マザーボードとCPUを交換した場合は、OSを再インストールします。
OSの再インストールは、家を住み替えるのと同じぐらい面倒なことです。
新しい家は間取りにはじまって何から何まで、それまでの家とは違います。そこへ、それまで使っていた家具を再配置しなければ、住める環境を構築できません。
同じようなことをOSの再インストールの場合はしなければならないことになり、考えただけでも億劫になります。そこで、何とかそれをせずに、主要パーツの入れ替えができないか、とここ一週間以上試したことになります。
昨日は、ネットで見つけた情報を基に、藁(わら)にも縋(すが)る思いで、あることをしました。その情報によれば、BIOSの画面が表示されるのであれば、OSをインストールすることで、今までの環境を引き継いだまま使えるということです。それができれば、願ったり適(かな)ったりです。
私は、先月末、Windows11にアップグレードするときに作ったUSBフラッシュドライブ(USBメモリ)が使えるのでは、と考えました。
説明にあるように、BIOSの画面が表示されたら、そのUSBメモリをマザーボードのUSB端子に挿し、キーボードの【F10】を押してPCを再起動させました。すると、それまではBIOSの画面以降には進まなかったのが、OSをインストール手順に画面が切り替わりました。
私の場合は、もちろん、OSの再インストールは選ばず、今までの環境を引き継いだまま、OSのインストールをすることだけを選びました。
そのためには、正規のOSに必ずある製品のプロダクトキー(英数字25文字。アルファベットは全て大文字)の入力が必要になります。それを済ませて【次へ】をクリックしました。が、結果的には、私の環境ではインストールが始まりませんでした。
何と表示されたか、正確には憶えていませんが、USBメモリを抜き、PCを再起動することを求める表示が現れました。また、ここでも、私のSSDが認識されていなかった(?)ようです。
OSをインストールするために新たなSSDを購入し、新しいマザーボードに接続すれば、OSの再インストールが始まるでしょう。しかしそれでは、すでに書いたように、今の環境を引き継いで使うことはできないことになります。そのため、私の作業はここでストップせざるを得ませんでした。
新たな展開が望めそうにない(?)ので、仕切り直しをすることにします。購入したばかりのマザーボードとCPUは近い内に、パーツの買取をする店に買い取ってもらうことにしましょう。購入価格と買取価格との差額で、最も良い査定でも、半額分ほど損を出すことになるでしょうが、これも仕方がありません。
今の環境でも、問題なく作業ができていますので、しばらくは今の状態を維持することにします。
その後、また、改造の意欲が沸いたときは、PCケースと電源ユニットを新しく調達し、そこに新しくマザーボードとCPU(おそらくは最新型の第12世代)を載せ、他のパーツは今のものを使い続けることにします。
というわけで、振り出しに戻ってしまいました。しかし、現状には問題がありませんから、善し、と自分を納得させることにしましょう。