私はここ一週間ほど、PC周りのことに時間を費やすことが多くなっています。
私は、1999年5月にPCを使い始めました。当時は市販のPCでした。その後、自作PCに興味を持ち、2003年6月に初めてそれを組んで使い始め、今に至っています。
自作PCは、自分でPCのパーツを選びますから、使っているマザーボードに載せられるパーツであれば、自分の意思で交換できます。
私は自作PCを始めてから、インテル製のCPUのみを使っています。ですから、インテルに関しての話になりますが、毎年、新しい世代のCPUが発売されています。最新のCPUは第12世代です。
CPUを載せるマザーボードは、CPUごとに異なります。それがいつ頃からそうなったのか、私はしばらくパーツの交換から遠ざかっていたのでよく把握していませんが、今は、各世代のマザーボードは、2世代しか対応できないようにできています。
ですから、使っているマザーボードの世代が、CPU第10世代用で、最新の第12世代のCPUを使いたければ、それに対応するマザーボードに買い替える必要があるということになります。
現在、私が今使っているPCのCPUは第6世代です。日常的に使う分には何の不都合もありません。しかし、基本パーツの交換を思い立ち、そのことによって、いらぬ時間を費やすことになっているのです。
きっかけは、先月末(9月30日)に、基本ソフト(OS)を、それまでのWindows10からWindows11にアップグレードしたことです。
正式のアップグレードでは、私が使うPCの環境はそれを満たしていない、とマイクロソフトには判断されていました。しかし、厳しすぎる(?)システム要件を無視する方法がネットの動画サイトのYouTubeにあり、そのとおりに実行したところ、クリアして、それに成功することができました。
OSが最新版になってみると、システムの再構築をしたくなるのが自作PCを使う人間の性(さが)です(?)。OSのアップグレードをした数日後には、マザーボードとCPUの選択をネットでしていました。
私はなるべく安く済ませようと、安価なマザーボードをほぼ直感で選びました。
私がそのボードを気にったのは、「PS/2コネクタ」がついていたこともあります。今はマウスもキーボードも無線タイプを利用している人が多いと思います。私は珍しい部類になるかもしれませんが、どちらも未だに有線タイプを愛用しています。
しかも、コネクタにPS/2コネクタがついているものを使っており、私の要求と一致しました。これがついているマザーボードは、探さないと見つからないほど、少ないです。
順序としては逆ですが、マザーボードを先に選び、それに載せられるCPUを決めることにしました。
その結果、最新の第12世代のCPUは見送り、1世代前の第11世代にしました。それを載せるマザーボードは第10世代で、CPUは第11世代までしか対応していないからです。
CPUは1世代前のものでも、最新のCPUと価格はほとんど同じでした。
マザーボードとCPUを注文し、すぐに届きました。昔の私であれば、あと先を考えず、今使っている自作PCの改造にすぐに取りかかってしまったでしょう。
もしもそれを今回していたら、今頃は、メインPCが使えず、本サイトの更新にも難儀していたでしょう。何しろ、未だに、その組み合わせではOSを入れてあるSSDの起動ができない状態にあるからです。
私は、今使っているPCの電源を今のマザーボードから外し、新しく手に入れたマザーボードに電源を供給することで、テストをしています。
テスト用の電源ユニットが別にあればいいのですが(今度、電源ユニットを更新したら、古い電源をテスト用につかうことにしましょう)、それを省いているため、今のPCを使いながら、テストをするには、そのたびにPCのケースを開け、電源ユニットからマザーボードに接続されているケーブルを抜き、それをケースから引っ張り出し、新しいマザーボードにつなぎ直す必要があります。
この面倒くさいことを、10回か20回ぐらいはしていると思います。

PCが起動するためには、次のパーツが使える状態にある必要があります。
- マザーボード
- CPU
- メモリ(「作業机」にたとえられ、この容量が多いほど作業が楽になります)
- OSがインストールされたストレージ(SSDやHDDなど)
- ビデオカード(必要な場合)
- 電源ユニット
- ディスプレイ
- マウス
- キーボード
どれかひとつでも認識できない場合は、エラーのビープ音が鳴り、ディスプレイには何も映りません。
実は、作業を始めて最初のとき、ディスプレイさえも反応してくれませんでした。ビープ音が「ピーピッピッ」と鳴り続け、エラーがあることを警告してくれました。
この警告音の意味をネットで調べ、はじめは、ディスプレイ周りの問題を疑いました。私の環境では、HDMIでディスプレイに接続していますが、そのコネクタがしっかり挿しこまれているかなど、基本的な点検をしました。
それでも、なお、警告音が鳴るので、もう一度ネットで調べ、どうやらメモリに問題がありそうなことがわかりました。
私自身もそうですが、自作PCを始めたばかりの人に起こりがちなトラブルにメモリ周りのことがあります。メモリをマザーボードに挿したつもりでも、実はきちんと挿さっていなかったことなどで起こる初歩的なトラブルです。
今回もこの初心者レベルのミスが、警告音につながっていたことがわかりました。
それをクリアしました。が、今度は、OSが起動する前にBIOS(私のマザーボードは“UEFI”)の画面が現れ、OSが入ったデバイス(私の環境ではSSD)の読み込みが始まりません。
現在、この状態で作業は停止しています。
今使っているOSがインストールされたSSDを、新しいCPUを載せた新しいマザーボードに接続しているため、確かに起動するのか、確かめるのが今しているテストです。
BIOSの「起動」設定の項目では、接続されているデバイス表示され、そのデバイスで起動させるかを選択できるようになっています。通常は、OSを入れたデバイスが起動デバイスです。
それが、今私がしているテストでは、今使っているOSが入ったSSDを認識してくれないようです。そのため、起動の前に、BIOSの画面で停止し、それ以上先へ進めない状態にあります。
起動すべきバイアスがないことにされているので、先へ進みようがないというわけです。
このことをここ数日、確認しては、元の環境に電源ケーブルをつなぎ直し、これまでのPCを使っています。
まっさらなSSDなりを接続すれば、それを認識し、OSのインストールを促されるのかもしれません。しかしそれでは、一から今の環境を構築し直すことになります。
基本的には、マザーボードとCPUを交換した場合は、OSをクリーンインストールすることになっています。しかし、元の私の環境を再構築することを考えますと、それだけはどうしても勘弁願いたいのです。
それをせずに、今の環境を新しいマザーボードとCPUの環境へ移行できないか、ない頭を絞っているところです。
しかし、ま、はじめの方で書きましたが、今の環境を活かしたまま、テストしただけよかったといえましょう。あと先を考えずに、今の環境を手放していたら、今頃途方に暮れていたでしょう。
私のPC環境以降作業に進展がありましたら、本コーナーで取り上げることにします。
本ページの更新をしたあと、ネットで少し調べていたら、マイクロソフトによって公式に書かれた対処方法を見つけました。それで成功できれば、と光明が見えてきた思いです
マイクロソフトとしては、使われているOSが正式なものであると確認できれば、デバイスを変更しても、今のOSをそのまま使ってよい、との考えのようです。
明日、それを試してみることにします。